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【 まちづくりは人づくり 教
育編 】 今、教育改革という名のもとに、子ども達を取り巻く環境が大きく変わっています。「時間的なゆとり」、「精神的なゆとり」をうたい文句に学校週5日制が 本年度より完全実施されました、家庭や学校運営に対しての影響は想像以上でした。 当然、子ども達の生活、学力にも大きな変化をもたらしています。 十分な検証が必要ですが、マスコミが行なった世論調査によると授業数減による(約3割削減)学力低下が指摘されています。文部科学省の見解とは違います が、常識的に考えて授業数が減って学力が下がらないはずがありません。 残念ながら親が関心のあるのは自分の子どもの学力です。日本という単位での子どもの学力には関心がありません。 ここに大きな問題があります。 子どもの学力を上げたいので有れば、学習塾に行かせなさい。お金を使いなさい。お金が無ければ、諦めなさいということになりかねません。 現実的な論議として、教師の労働環境を考えると元通りの授業数に戻すのは困難です。では、どうするか、選択肢はいくつもありません。 1)授業の質を上げる。学校・教師の評価 を行なう必要があります。 2)土曜に補習授業を行なう。教師の人件 費増の問題があります。 3)一クラスの児童数を減らす。教師の人 件費増の問題があります。 どれを選択するか、正しい情報を入手し議論を行なう事が前提です。 また、上記の問題にも関係するのですが、学校週5日制に伴い、小学校校区での「子どもの居場所づくり」が課題になっています。 21世紀を地域の時代とするならば、いままでの既成の組織で居場所づくりを行うのではなく、きっかけは必要ですが自然発生的に人が集まり、組織が形成さ れ、最終的にはNPO法人によって誰もが自由 に得意分野で、また興味がある分野で参加し、関わりをもって「子どもの居場所」が運営できる事が理想であると考えます。 こうなって始めて、地域で子ども達を育てているといえます。大人にとっても子ども達から刺激を受ける事により、年齢に関係なく学ぶことができます。 夢は無限に広がって行きます。 その他、宇治市の学校建築は、課題だらけです。 災害時安全な拠点になりうるのか、バリアーフリー化、トイレの問題、等。 お年よりや体にハンデのある人は、招待されても気軽に訪れることができない施設が今の学校です。 平田研一 |