介護保険 Q&A Q6 |
Q1 介護保険はなぜ必要か? |
Q2 介護保険のねらいは? |
Q3 介護保険はすべて保険料でまかなわれるのか? |
Q4 保険によるサービスは何歳から利用できるのか? |
Q5 介護保険でどんなサービスが利用できるか? |
Q6 サービスを受けたときの自己負担は? |
一割負担 |
月々の保険料以外に、介護サービスにかかった費用の一割を、自己負担しなければなりません。 たとえば、20万円分のサービスを利用した時は、一割の2万円を支払います。 在宅で一番安いケースは、「要支援」という判定で、月6万4千円分のサービス利用ですから自己負担は6400円。 施設の場合は、介護サービス費用の一割負担に加えて食費(2万3000円程度)と日常生活用品費が自己負担になります。 ただし、あくまでもこれは平均の利用料ですので、後で説明します「要介護度」に応じて、利用者の「要介護度」が高くて手がかかる場合は、利用料は平均より高く、「要介護度」が低い場合は、利用料は安くなります。 |
(1) 今までより自己負担は増えるか? |
増える人も、減る人もいる |
今までは、老人ホームやホームヘルプを無料で利用している人が多くありました。 一方、所得が多く、今まで高い自己負担をしていた人にとっては安くなります。 以下、いくつかの具体的を説明します。 |
(2) 特別養護老人ホームの自己負担は? |
平均5万5000円(月)+日常生活用品費 |
老人ホーム入居者の一割程度は、所得が少ないため、現在は無料で入居しています。一方、所得が多い人は、最高月に25万円を払っています。 介護保険になりますと、定率の一割負担となりますから、所得の高い人も低い人も平均5万5000円+日常生活用品費の自己負担になります。 所得が多い人は月25万円から5万5000円に減りますから安くなります。 |
(3) 老人保健施設の自己負担は? |
平均5万70000円(月)+日常生活用品費 |
老人保健施設は、健康保険の適用により介護保険前から所得に関係なく約六万円(月)という定額負担でした。 ただし老人保健施設については、個室を利用した場合、個室利用料が一日1000円〜2000円程度(月3万円〜6万円程度)かかることがあります。 |
(4) 療養型病床群の自己負担は? |
平均6万9000円(月)+日常生活用品費 |
療養型病床群は、介護保険前は、老人病院という俗称で呼ばれています。 |
(5) ホームヘルプの自己負担は? |
1時間150円〜400円 |
介護保険前は、ホームヘルプを利用している人の六、七割は無料で利用していました。所得に応じて最高一時間940円ぐらい払っています。 介護保険になりますと、所得に関係なく一割負担になり、ホームヘルパーの仕事内容にもよりますが、一時間150円〜400円の自己負担となります。今まで無料で利用していた人にとっては高くなりますが、高い利用料を払っていた人にとっては安くなります。 |
(6) デイサービスの自己負担は? |
一回約600円 |
デイサービスは介護保険前は、所得によって無料〜1000円(一回あたり)くらいでした。介護保険後は、一割負担で平均600円くらいになります。 |
(7) 訪問看護の自己負担は? |
一回約1000円 |
今まで訪問看護婦さんの訪問は、健康保険が適用になり一回250円と安かった。ところが、介護保険になりますと一割負担で一回1000円ぐらいになります。約4倍になります。 |