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介護保険のここが問題 6 

2000年4月までに、サービス整備は間に合うか?
むずかしい!

   いまの調子では、介護サービスが足りない自治体も多くあります。
 つまり、福祉の遅れている町では、介護サービス計画を立てても計画通りのサービスが利用できません。

 たとえば、デイサービスが足りなければ、「デイサービスはわが町では満員ですので、その分をホームヘルパーで使って下さい」というケースが出てきます。 また、痴呆性高齢者のグループホームを希望しても、「うちの町にはグループホームはありません」というケースもありえます。
 こうなれば、まさに「保険あってサービスなし」です。

 あるいは、福祉の遅れている町では、要介護度四や要介護度五と認定されても、「それに見合うサービスはない」というケースも出てきます。

 そんな福祉の遅れた市町村では費用がかからないのだから当然、保険料も安く設定されるでしょう。

しかし、必ずしもそうとは限りません。
 療養型病床群が多い場合は在宅サービスは不足していても、保険料は高くなりますので要注意です。 

 おしなべて言うと、福祉が進んでいる町では介護保険で、
 「あなたは要介護度五です。月35万円分のサービスを受けられます」と認定されたら、その通りのサービスがあります。

 しかし、福祉が遅れた町では、35万円分のサービスが受けられると認定されてもその通りのサービスが受けられない危険性があります。


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