第5回 介護保険てなあに?
平成10年11月18日。こんな感じで開催されました。

今回は、より皆さんにわかりやすく
しようと人形を作って使いました。
院長先生と中村さんは、
「ケア・マネージャー」の試験に見事、合格!!
だからお二人は、介護保険に関しては、
とても勉強しています。

吉田さんのナレーションのもと
「介護サービスを受けるまで」を
劇形式でシュミレート。

ちなみに洋子さんは、
寝たきりのお年寄りをかかえる家族役。

院長先生は、
もちろんかかりつけのお医者さん役。

そして渋谷さんは、
市町村役場の受付のおねえさん役でした。

あたたかい紅茶とカロリー0の甘味料である
「ラカント」を使った低カロリーの
スウィートポテト

お話しの内容は
ココをクリック

今回は、実際に介護にあたられている方の、
生の声もあり考えさせらたり、
参考にしていきたい意見・質問が出ました。

おわり



介護保険て御存知ですか?

介護保険法が国会を通過し、2000年4月からの施行が決定されました。

しかし、その法律はまだまだ充分に煮詰まっておらず、問題点は多数あります。

今後、おがわ医院としては介護保険に関しての情報をいち早く皆様方にお伝えし、

一緒に考えて行きたいと思っています。

昨年度の介護保険モデル事業が伏見区でも行われました。

当院では院長が介護認定審査員としてモデル事業に参加しました。

モデル事業は、全国で同一の基準を用いて公平に扱うための準備ですが、

さまざまな問題点が指摘されました。

たとえば要介護認定作業において、より重症と思われる方の方が要介護度が低かったり、

より重症に状態像を変更したにもかかわらず、要介護度が下がったといった矛盾がありました。


また、介護保健は、皆様おなじみの医療保健とは少し違いがありますので、

医療保険と介護保険の違いを押さえておきたいと思います。

医療保険は保険証さえあれば、いつでも、どこでも、誰でも受けることができますが、

介護保険は、原則的に要介護認定を受けることから始まります。

従って保険料は40歳以上で徴収されますが、

申請をしないと受けられない点で医療保険とは決定的に異なります。

つまり、要介護認定作業が重要となってくるのです。

その後、ケアプランの作成が行われ、サービス提供が行われることになります。

次いで介護保険の申請からサービス提供までの流れを御説明したいと思います。

(1)相談の窓口

まずどこに相談すれば良いのでしょうか、申請はどうすれば良いのでしょうか?

基本的には、市町村に窓口が作られます。実際には区役所、総合庁舎といったことになると思います。

その申請は本人家族の代わりに「居宅介護支援事業所」

(つまりケアマネージャーがいるケアプランを立てられる事業所)

でも代行手続きをすることができます。おがわ医院には2人のケアマネージャーが居りますので、

その代行手続きもできるように考えて行きます。

まず、遠慮なく当院にご相談下さい。

(2)申請が行われたら、次いで「要介護認定」が行われます。

市町村の職員、市町村から委託を受けたケアマネージャーが身体状況の訪問聞き取り調査に伺います。

(当院のケアマネージャーが伺うことがあるかもしれません)

それと「かかりつけ医の意見書」(もちろん当院でお書きします)に基づいて

「介護認定審査会」がおこなわれ、要介護度が決定されます。

(3)要介護度が決まっても、どのようなサービスがあり、

どこに依頼すれば良いのかわからない方も多いと思います。

そこで、ケアマネージャーが本人さん、ご家族の希望を取り入れて「ケアプラン」を作成します。

どこで、どういったサービスをどのくらい受けるのかの相談に応じるわけです。

(4)上記を経てサービスが提供されます。

緊急にサービスが必要な場合等は違う方法をとることもできますが、

基本的には上記手続きが必要です。

色々と複雑に思われるかもしれませんが、介護保険に関してご相談、

お困りのことがあれば何なりとご相談下さい。

当院は介護保険に関して前向きに取り組んでゆきたいと思います。

また、今後も健康教室で介護保険を取り上げてゆきたいと思います。

10月から申請が始まりますので、8月と9月に再度取り上げるつもりです。

ご案内は、またホームページでも行いますので興味のある方はご参加ください。