健康教室


第一回 高血圧症
平成9年11月11日こんな風に開催されました。


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試食会のメニューは、
ほうれん草のおひたしと筑前煮。
「おいしい」「味がうすい」「うちの方がもっと薄味」
など、参加者の皆様からのご意見でした。


ご出席していただいた皆様、
お疲れさまでした。


 高血圧症とは・・・

 高血圧症と聞いて「そんな病気聞いたことが無い」と言う方はおられないのではないでしょうか。 

 しかし、高血圧症が無治療で放置されているのをよく目にします。

 高血圧と言うのは症状や徴候よりも、むしろ数値で決められる病気です。

 数値で判断できるだけに、治療を行うにあたって納得しやすい病気であるかのように思われますが、

 実はその反対で様々な間違った常識、定説のあふれている病気でもあります。

 「年齢に90を加えた値が血圧の平均値」という俗説と実態調査の結果とは一致が見られるようですが、

 「平均値であるから放置してよい」といったまちがった常識はとり払われるべきだと思われます。

 また、多くの患者さんは血圧の薬は「一度飲み始めると一生止められない。」といった

 観念を持っておられることが多いようです。そのまちがった観念のために、

 本来もっと早く治療を開始するべき高血圧症の患者さんが無治療で放置されているのをよく見かけます。

 近年、健康ブームで家庭内やスポーツジム等にも血圧計がかなり浸透してきています。

 しかし、「家庭内での血圧や特に運動後の血圧は普段の血圧よりも低い」という

 事実をご存じないために起こってくる誤解による自己判断が、

 血圧の治療に踏み切ることをためらわせることもあるようです。

 このように一度っきりの血圧は、安定性も再現性にも乏しく患者さんに

 治療に踏み切るきっかけにしていただくのは困難です。我々にとっては、

 患者さんに納得していただいて治療に入れる方法があまり見あたらないことが問題でした。

 これからは、24時間ホルター血圧計、家庭内血圧測定といった

 検査が重要になってくるものと思われます。

 いつでも、お気軽にご相談下さい。


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