第三十二回 「主治医紹介システムあれこれ」
東京六大学野球が注目されています。
早稲田にハンカチ王子こと斉藤選手がはいり、
その最初のシーズンの春のリーグ戦で早稲田があわや全勝優勝か…という状況でしたから、
それは注目されてしかりなのかもしれません。残念ながら2日の土曜日に勝てず、
全勝優勝は逃しましたが3日の日曜に優勝をかけての試合に斉藤選手が先発でき、
優勝をしてしまうのですから、興行的にはまるで絵に描いたみたいですね。
そのチケットはまさにプラチナチケットだったようで、
学生席を学生が手に入れるにも朝の5時から並んだとか…。
大変な人気選手が登場したものです。
オシムジャパンもキリンカップのセルビアモンテネグロ戦に2対0で快勝しました。
ブンデスリーガで鍛えられ、結果を出してきた高原も早速ここでも結果を出しました。
コロンビア戦では俊輔も稲本も中田も出場しましたが、
皆疲れてるのかな〜もうひとつ実力が出なかったみたいですね。
皆の力が調和したとき、オシムジャパンが熟成するということなのでしょうね。
そろそろそういう時期に入ってきたって感じがします。
それにしても、稲本のフランクフルト電撃移籍には驚きました。
ブンデスリーガという新しいフィールドで稲本が活躍できるのか…どうなんでしょうね。
高原との日本人コンビにも注目が集まる事でしょう。
プロ野球に目を移すと、今交流戦真っ只中です。
他リーグのチームとの戦いは、興味もある一方で実際に首位争いをしているチームとの
直接対決が長期間無いという意味では面白くないと思うのですが、皆さんはどう思われます??
今年の交流戦はどうもパリーグ優勢ですね。
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さて、今月は新しい場所でどんぶりが開催されました。
呉竹文化センターがなかなか借りにくくなったのを受けて、
竹と緑の工房という場所の会議室をお借りすることができました。
最初に話題になったのは、5月10日の新聞に大きく出ていた
「京都府医師会の在宅医療支援センターについて」でした。
あの報道には、正直私も驚きました。
皆さんはご覧になりましたか??
府医師会が中心となって主治医が見つからない患者さんに対して
「主治医紹介システム」を確立する。
「ターミナルケア対応チーム」や「難病対応チーム」等を地区医師会ごとに設けて
看護師やケアマネージャー等の介護職との連携を強化するというような報道でした。
どんぶり仲間も、あの報道を見て驚いたって話でした。あんなことできないでしょって…。
現場で実際に働いている我々としては、まだ、あの構想どおりに動けるだけの状況には
伏見地区はなっていないというのが正直な実感です。
ご覧になった皆様、しばらく忘れていてくださいね。
現状として、主治医のいない方に在宅主治医を紹介するというのは簡単なことではありません。
どんぶり仲間の病院の先生や連携室の職員さん、ケアマネさんの意見では
「何件かの候補の医院を紹介し直接家族に行ってもらう」とおっしゃっています。
○○先生って病院側から決めてしまうと不満が出ることが多く、
間に入った方が困ってしまうことが多いそうです。
大きな病院でモデルケースのように組み立てて主治医から訪問看護、
訪問リハやヘルパーなんて整えて帰ってきても、実際には上手くいかず、
最初から組み立てなおさねばならないなんて事が良くあるとか…
だから、主治医にしても先ずは家族に自分の目で自分の手で探してもらうことが多いのだそうです。
そうそう、もう一点!
最近、入院したとたんに全ての予定を示されることってありませんか?
骨折で入院したら、手術がいつで、この日にはこういう検査をして、
こういう点滴をして、こういうリハビリをして、この日には退院って言うやつです。
「クリニカルパス」って言うんでしょうか??
あれって、嫌がっている人が多いっていう話がありました。
骨折してまだ「イタイイタイ」って言ってるのに、看護師さんや先生から、
冷静にこうして、ああやって、いついつ退院って話までされるのは…
ちょっと嫌だなって意見が多いそうです。
予定が決まってても、痛いときに退院の話なんかされると、
追い出されるような気がするんでしょうか。
気をつけたいものです。
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