どんぶりこぼればなし


 第三十一回  「夢のまた夢」


 ゴールデンウイークも終わり、日常が戻ってきました。
 今回は大型連休になった方も多かったとか…。
 9連休で海外旅行なんて方もおられたのでしょうね!

 我が家はカレンダー通りのゴールデンウイークでしたが、それでも後半は4連休でした。
 チョッと訳ありで、東京で過ごしたのですが、船橋のイケアに行ってきました。
 イケアはスウェーデンの家具屋さんです。地元でも安くてモダンで生活用品全般を扱っている人気のメーカーです。
 ショールームはもちろんですが、我々のお目当ては、そこのレストランと食品コーナーでした。
  レストランではスウェーデン料理のショットブーラ(肉団子にリンゴンベリーのジャムをつけて食べます)、
 サーモンフィレ、スモークサーモン、小エビのオープンサンド等々…
 懐かしい料理を味わいました。

 日本での価格も比較的リーズナブルでしたし、非常に楽しい時間を過ごしました。
 食品の売店でもディル味のポテトチップスなんてマニアックな商品が売っていて
 思わずなつかしくって買って、外のベンチに座って食べてしまいました。
 雑貨もスウェーデンっぽいものがたくさんあり、従業員さんもスウェーデン人がおられ、不思議な空間でした。
 システムは本国のイケアそのもので、レジの様子やイケアの袋(もちろんスウェーデンカラー)も、
 私たちが住んでいた当地のままで、余分に買っちゃいました。

 さて、ドラゴンズはゴールデンウイークはさっぱりでしたね。
 6連敗なんて信じられない状況に陥りましたが、その後連勝し一応貯金生活です。
 阪神もひどい状態ですよね。
 どう考えても両球団が強いと予想していたのですが、どうなりますやら。

 

 先月書きましたが今月もどんぶりの場所を確保できず、
 メンバーの先生が勤務されている病院の一角を無理言って借りる事ができました。

 今回は、いわゆる急性期病院へ入院した患者さんが充分なリハビリができないままに
 退院してこられて困ってしまうと言う問題が再度噴出しました。
 急性期病院は、手術なり、治療なりが終わるとどうしても「退院」という事になってしまいます。
 在院日数短縮という問題が病院側にはあってそうなるのだと思うのですが、どんぶり仲間には、
 在宅で支えきれないと言う声が多いです。

 よく言われるセリフに「お家で動くのが最大のリハビリですから」というのがあります。
 しかし、それはある程度リハビリが終わって、在宅環境も整っての事だと思うのです。
 それもなく、病院の都合で「いついつ退院になります」という相談が多いという実態があるようです。
 その時にどこかリハビリを続行して下さる施設がないものか、できないものかという話で盛り上がりました。

 実際には少ないんですね〜そう言う施設。
 急性期病院もリハが続けられる施設を紹介してくれるのかというと、
 そうではなくそのまま退院となってしまい「お家で動くのが…」となっちゃうんですね。
 では、なぜそう言う施設ができないのでしょう??
 皆で考えましたが解りません。

 急性期病院から、リハ続行の必要のある患者さんを受け入れ、
 リハを続行して在宅に帰す段取りとその方にあった住宅改修等の手配をして体制を整える。
 在宅に帰られた後は、訪問リハやデイケア等でフォローアップしつつ
 在宅医との連携をきっちりととっていく、そう言う施設の需要は高いと思いますが、
 皆さんはどう思われますか。
 お金と暇と余裕があれば、そう言う施設を作ってみたいですが、夢のまた夢ですからね〜。
 どなたか「やってやろう」って方がおられれば、アイデアは提供しますよ。


  

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