第十九回 「介護保険が改正されて・・・」
〜包括型支援センターって?!
ベッドがかりられなくなるってホント?? 訪問リハビリがピンチって???〜
今年のゴールデンウイークは良い天気が続きましたね。
最終日は雨で、最後にイベントを予定されていた方には残念でしたが、
おおむね良い天気でした。
皆さんは連休をどう過ごされましたか
会社によっては9連休!!なんて話しも聞きますが…
我が家は残念ながらカレンダー通りで過ごしました。
来年の夏休みには、第二のふるさとのスウェーデンにきっとご挨拶に行こう
と緊縮財政をこころがけていますので。
そうそう、サッカーのワールドカップが近づいてきましたね。
各国の代表が決まっていく中、我が日本代表はまだ決まりませんね。
15日が最終登録だと言いますから、あと1週間以内には決まることになります。
誰が代表入りして、誰が外れるのか…まさに「悲喜こもごも」ですよね。
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連休中はプロ野球がどこを見ても大入りでした。
やはりワールドベースボールクラシックの優勝が効いているのでしょうか?
我がドラゴンズはもう一つピリッとしないながらも3ゲーム差の2位につけています。
昨年の今頃は貯金が10以上もあって鼻歌ムードだったのですが、
忌まわしい「交流戦」で完全に沈んでしまいましたから、
今年は何とか交流戦を勝ち越してもらいたいと思っています。
サンガは一体どうなっているのか…まだ勝ち点8で止まっています。
J2ではありましたが、あのダントツの優勝を飾ったチームとは思えない悲惨さです。
柱谷監督や稲盛会長から急遽「補強」なんて言葉が出ているようですが、
それならオフにしておくべきだったのでは…なんて素人は思ってしまいます。
J2降格レースはもう懲り懲りなんですけどね〜。
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今年の4月の介護保険改正に関しては色々と大きな問題を起こしています。
今回のどんぶりでは、まさにそのさなかにあって困り果てている
ケアマネさんや訪問リハスタッフの声が聞かれました。
医療保険も大変でしたが、それは後に譲るとしましょう。
4月から要介護認定の区分が一部変更になりました。
要介護1と要支援が3つに分かれ要支援1、要支援2、要介護1に分類されるようになりました。
それに伴って各学区に一件の「包括型支援センター」が作られました。
「包括型支援センター」は要支援者の方々に対する介護予防にかかわる
サービス提供を行うという位置付けになります。
要支援1、2の方は4月からは、この「包括型支援センター」でプラン等も含めて見て頂く事になりました。
つまり、要支援1、2の方は自動的にケアプランを「包括型支援センター」にお願いする事になり、
ケアマネさんも選べない、今までのケアマネさんにもお願いできないということになってしまいました。
反対に要介護者になると「包括型支援センター」では原則的に受け入れないようです。
さらに、要支援の方は介護が必要な状態にならないための、
介護予防のためのサービスしか受けられないと言うことになったのです。
介護予防のためのサービスと言えどもサービスの種類に制限がある訳ではないようですが、
サービスを提供する事業所によっては予防のためのサービスは扱わないという施設もあると聞きます。
また、サービスの内容や時間、回数等は「包括型支援センター」の立てたプランの元に行われるようですが、
一カ月単位での点数設定(料金設定)になっており、事業所としては、回数、時間が増えれば
全体としてマイナスになってしまうといった不合理も出てくることが予想され、
「包括型支援センター」がいかに中立に目配りができるかが重要になってくると予想されます。
また、要支援、要介護1に該当する利用者さんは、
療養用のベッドが原則的にレンタルができなくなるということで、非常に困られています。
レンタルできたために、自分のベッドを処分してしまったなんて方もおられるようですから、
大変ですよね。今までは、退院、在宅療養となったら、まずベッドの用意でしたからね〜。
また、ケアマネージャーの更新制度もできたため、
私のようなペーパーケアマネは資格を失ってしまうことになりそうです。
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訪問リハの方にも実は大きな変化がありました。
訪問看護ステーションからOTさんやPTさんがリハに出てくださっている事業所がありましたが、
今回の改正で難しくなってしまいました。我々のどんぶり仲間にもステーションのOTさんが
おられるのですが、なんと配置転換になってしまったとか…。
訪問看護ステーションはあくまでも「訪問看護」が主体で
「訪問リハは訪問看護の回数を超えてはならない」という何とも不思議な約束ができてしまったのです。
回復期を過ぎて、通院は不能で、在宅で慢性期のリハをして頂いている患者さんって居られます。
私が在宅で診ている患者さんでも数名はそういう方です。
デイケアがそういう方の受け皿になれるのか…ノーだと思います。
通院でのリハが受け皿かというと、それも制限を受けつつありますが、
そうでなくてもこういう方は無理だと思います。
リハを中断すると、あっという間にADLが低下し、全介助、寝返りもできない、
動けないという状態になってしまうであろう在宅リハ患者さんって結構多いように思います。
そういうわけで、医療側としてはステーションに指示書を書いてリハを依頼するのではなく、
病院に診療情報を提供して病院のOTさん、PTさんに訪問してもらうことになりました。
病院としてはきっと今までより「減収」になるでしょうから、
今後の慢性期のリハの続行が必要な方への対応が正直心配です。
もっと、現場を見て、聞いて、理解して欲しいですね〜正直。
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