第十二回 番外編 「人間ドック体験記」
面白くなってきましたね〜セリーグペナントレース。
我がドラゴンズはちょっと足踏みしてしまっていますが、現在3ゲーム差。
直接対決もまだ3試合も残っていますから、もう一波乱あるかもしれませんよ〜。
夏休み、行ってきました。
サッカー日本代表は見事にイランを破りワールドカップアジア予選一位通過を果たしました。
いい試合でしたよ〜本当に。
昨夜のホンジュラス戦では4バックに戻して4失点…テストマッチとはいえ心配ですね〜
今後ワールドカップ本番までに4バックが成熟し機能するようになるとジーコは考えているのでしょうかね?
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今は選挙選挙ですね。
小泉首相は本当に不思議な人です。
何で今回の政府案に反対って事だけで「改革反対」「役人天国容認」
という烙印を押されてしまうのか?本当に解りません。
郵政をというより、政府案に賛成か反対かを問う選挙にし、
後を全て白紙委任するような選挙戦でいいのでしょうか?
マスコミは、野党はどうしてその点を明らかにしないのか?
よく解らない選挙ですね。
投票にはもちろん行くつもりです。
投票にも行かないで、選挙結果に文句は言えませんからね!
政権交代はあるのでしょうかね〜??
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さて、今回はこぼれ話をお休みして「番外編」をお送りします。
初めての人間ドック、胃カメラ体験記です。
患者さんにある程度の年齢になったら「人間ドック受けなさいね。」
とすすめているくせに、実は受けたことが無い私でした。
何でドックをすすめるのかって、だって一般の診療の中で
早期の癌なんてなかなか見つからないですよ。
血圧で通院していて、胃の検査なんてしないでしょ。
「胃なら会社で検診を受けてる」って、安心したあなた。
肝臓癌があったら、膵臓癌があったら、どうします。
おどかす訳じゃないですけど、年に一回位は「症状のない部分」も含めての
検診を受けた方が良いと思いませんか?
それが「人間ドック」です。
実は思うところあって、今年から「人間ドック受けるぞ」と心に誓ったのが6月。
家内と一緒に受けることに決めました。
最初っから、「どこで受けるのか」まずは、それでつまずきました。
こちらの条件は、家内が一緒なので、婦人科検診ができること、
胃カメラがしてもらえること、当院のお盆休みに受診できることでした。
そのうえでもう一つ、初めての胃カメラなので、私が暴れても格好悪くない?こと、
面識のない先生にしてもらう事、実はこれも大事な条件でした。
お盆にドックなんて受けられんの?無理なんじゃない?ってのが当初の私の考えでした。
しかし、幸か不幸かあっさりとOKが出て、申し込んだのは6月末でした。
すぐに、問診票、便と痰の容器が送られてきました。
まだまだ先のことと放置していましたが、日一日とドックの日は近づいてきました。
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正直に言いますと、胃カメラは「いや」でした。
何でかって、だって考えて見てください、
細くなったとは言えあんな異物が喉を通って胃まで入るんですよ。
柔らかくなったとは言ってもね〜。
私も実は研修医が終わって赴任した病院で一年だけ胃カメラをしていた経験があります。
その経験もいやと思わせる原動力だったかもしれません。
当日が近づいてくると、ストレスのせいか胃腸の具合が悪くなってきました。
便も持って行かねばならないのに、下痢気味になっちゃって実は採取するのに苦労しました。
痰もいざ出せって言われると出ないですね。
タバコをやめてから、本当に痰が出なくなりましたよ。
健康になった証拠?ですよね。
それからは、あっと言う間に当日の朝を迎えました。
8時20分までに、病院に来てくださいって事だったので、6時30分に起きて電車に乗りました。
少し早くついたんですが、時間稼ぎに回りを散歩して病院へ行きました。
既に2名の方が来られていて、3番目でした。
受付まで15分ほど待ちましたが、受付が始まりました。
最初に持って来た痰と便を提出し、受付が終わり、
お着替えの時間となりました。
トレーナーの上下の様な服に着替えて身長、体重を測定。
体温計を渡されました。
検温をしていると、名前が呼ばれ、採血と血圧、脈拍測定が看護師さんによって行われます。
なぜか血圧が普段よりずっと高かったんですが、これはきっと「過緊張」のせいだと思います。
正直、めちゃくちゃ緊張していました。
「これから何が起こるんだろう」「胃カメラを無事に飲めるんだろうか」
なんて本当にドキドキしながら考えていましたから。
終わると次々に別々の場所に案内されて行きます。
私はまず「レントゲン」でした。
胸部レントゲン、腹部レントゲン、腰のレントゲンでした。
次いでオプションでつけてもらった「脳ドック」でした。
ガンガンうるさいとうわさには聞いていたMRIでしたが、
実際に受けて見ると、確かにうるさかったです。
音がしますからってヘッドホンをかけさせられて、
音楽が流れていましたが、音楽もかき消される音でした。
「ガンガン、キンキン、ゴンゴン」音のトーンが変わったり、一時停止すると「もう終わりかな〜」
って思うんだけど、終わらないんですね〜これが。
最初に15分くらいって言われたんだけど、じっと耐えてるとどれくらい経過したのかサッパリ解りません。
途中で何回もう終わりかな〜って思ったか解りません。
できれば、「半分くらい終わりましたよ」とか「あと5分くらいです」とか教えてもらえるとうれしいですね。
次は腹部エコーでした。
心エコーは得意ですが、それと大体同じ感覚ですから、これは理解もしやすく問題なく終わりました。
その次は心電図。
負荷心電図。
呼吸機能と続きます。
心電図や負荷心電図は当院でも行っていますが、実際に自分にされるのは何年振でしょう??
患者さんの気持ちが良く解ります。
そうそう、負荷心電図は「半分くらい終わりましたよ」とか教えてくださいました。
次は眼科と耳鼻科です。
眼科では視力と眼圧、眼底カメラの検査を受けました。
眼圧も簡単に測れるんですね〜。
シューッて空気が出るような機械でした。
眼底カメラも初めてでした。
バシャってフラッシュが光るとまる〜く視野が真っ白になります。
写真を撮る時のフラッシュのきついようなものって感じですが、
何しろ凝視しているわけで、しばらくダメージはとれませんでした。
ついで、耳鼻科、これは聴力検査でしたから、ピーって音が聞こえたらボタンを押すってそれだけです。
最後に、待ちに待った「胃カメラ」でした。
胃カメラはもちろん初めてでした。
看護師さんに喉の麻酔や胃腸の動きをおさえるお薬を注射してもらって、
いざ出陣。
姿勢を決めて、マウスピースをくわえて、先生のおっしゃるままに従順な子羊のように従いました。
ここまできたら、さすがの私も開き直っていますからね〜。
「声をかけたらゴックンって飲んでください。」って指示に、一生懸命「ゴックン」ってしたら
「あ、チョット早かった」って、勘弁してくださいよ、先生。
と思ったら、入りました。
要領は解っているつもりでしたが、お腹の中で水をかけられたり、
カメラが動いたりすると解るんですよね〜。
幸い大きな病変は無く、小さなポリープと胃炎だけでした。
終わって見ると、思ったより楽だったって感じです。
年に一回胃カメラは飲めって言われたら、飲めるかな〜というレベルでした。
ぜーんぶ検査が終わって、最初の受付に戻りました。
ここで食事をいただくのですが、我々は胃カメラをしたので、
一時間強食べられないと言われたので食事はキャンセルしました。 それで、結局人間ドックはどうだったかって?
もちろん来年も受けに行きます。
人間ドック、胃カメラ、どうしようって躊躇しているあなた、安心して受けてきて下さい。
だって、思ったよりしんどくなかったですから。