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       やまのい和則の
         「国政に福祉の風を!」

         - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

                第8号(2000/05/26)

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 いつも私のメールマガジンを読んでくださり有難うございま
す。340人の方が読んで下さっているとのことで嬉しい限りです。
(昨日第7号の日付が間違っておりました。訂正してお詫び申し
上げます。メルマガ管理者)

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 福祉のメールマガジンのほうは、580人。
グループホームのメールマガジンは480人。

 おしゃべり好きな私ですが、私の拙いメールマガジンをこんな
に多くの方が読んで下さり嬉しく感謝しています。

 私の福祉のメールマガジンやグループホームのメールマガジン
も読んでください。登録方法は、下記のホームページに書いてあ
ります。

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 私がメールマガジンを発行しているのは、私なりに「ミッショ
ン」を感じているからです。
 私が、政治活動で最も大事だと、感じているのは「ミッション」
=「使命感」です。

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 私は、「福祉を良くしたい。そのためには、国会でしっかりと
した福祉の議論をせねばならない!」という使命があるから、こ
のように発言を続けています。

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 先日、自民党政調会長がテレビで、
「怠け者を増やすような福祉にお金を使うのは間違っている」と。

 福祉について、このような認識しか持っていない政治家が、介
護保険などの議論をリードすることは悲しく、恐ろしい限りです。

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 こんな状態だから、老後の不安や雇用の不安が増大し、貯蓄が
増え、消費が鈍り、景気は一向に回復しないのです。

 ある程度しっかりした福祉がないと、消費は上向かず、景気も
回復しません。

 その意味では、
「福祉に力を入れれば、経済活力が鈍る」のではなく、
「安心できる福祉がなければ、景気は上向かない」のです。

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 少年のバスジャック事件を見ても、社会がすさんでいる。あの
少年も中学校でイジメを受けていた。

 今のいじめ問題は、大人の社会の鏡です。
いまの社会に弱い者(福祉)いじめの風潮がはびこり、正義が失
われているから、子供の心もすさむのです。

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 弱い者いじめをしない社会。
「一人一人の人間を大切にする社会づくり」別の言い方をすれば
「共生」の社会づくりが、いま一番求められています。

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 今日、5月26日、
JR宇治駅で6時50分から8時過ぎまで街頭演説とチラシまき。

 今日も多くの出会いがあった。

 役所の介護保険課に勤務している知人から、立ち話だが、介護
保険の現状について教えてもらった。

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 街頭演説は、「雇用の安定と老後の安心が必要」と話す。

 また、昨日5月25日付日経新聞夕刊の生活情報面で、私がラ
イフワークとするグループホームの記事が出ていた。

 私も電話で取材を受けたが、「グループホームが増えないのは、
厚生省の取り組みが不十分だからだ」という論調の記事で、記事
を読んで、「その通りだ」と思った。

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 また、この2月に介護保険で「要支援」と判定され「老人保健
施設から退去させられるのではないか」と、悩んだ72歳の男性
が飛び降り自殺をしていたことが判明した。

この問題も街頭演説で訴えた。

 私はかねてから、介護保険で「要支援」と判定されたお年寄り
が、5年間の猶予期間はあるとしても、施設から退去せねばなら
ないのは問題があると思っていた。

「5年間の経過措置がある」と言っても、精神的に思いつめてい
るお年寄りには、「路頭に迷うのでは?」という不安で、自殺す
る人が出るのではと私はずっと心配していた。

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 書き出すとキリがないが、軽い症状の人を老人ホームに入所さ
せつづける問題点も確かにあるが、その先の受け皿も不十分な中
で、「5年以内の退去」は、私は問題があると思う。

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 街頭演説のあと、駅前の村田商店にあいさつに行く。

「大きなマイクでお騒がせしました」と。ここは、有名なふるい
ふるい飲み屋。するめ50円。せんべい30円。など100円以
下のつまみが多く、朝から建設労働者の方がお酒を飲んでいる。

 宇治で一番安い飲み屋。私も冬にはおでんをここで、朝の街頭
演説の後、朝食として食べる。

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 「宇治の福祉課の人が言ってられましたよ。村田商店さんでの
お酒を生きがいにしておられる方が多いって」と私は言った。
実際、仕事が無くて苦しんでいる方などが、ここに来て酒を飲む。

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「今日仕事に行くつもりがキャンセルになってしもたんや」
「今日も職安に行ったけど、仕事無かったわ」と、おじさんたち
が集っている。

 その方々のお世話をするおかみさんと、もう一人の女性は、女
神のように輝いて見える。

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世知辛い世の中で、ここは、いやしの空間である。

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 ここにはお賽銭箱が置いてある。私は、いつも100円を入れる。
おかみさんは、「けっこうですよ」と、遠慮されるが、他に行き
場のない方を、この村田商店は温かく迎えている。

 その感謝のしるしだ。「皆さんには、喜んでもらってるでしょ
うけれど、お店も大変でしょう」というと、「そうですね」とお
かみさん。

 「先日も25万円もつけを残して、土木作業員の方が交通事故
で亡くなられてしまったんですよ」とのこと。

 普通の店では“つけ”はきかないが、ここのおかみさんは、情
にもろく、困っている人には“ただ”で飲ませてしまう。

 「先日、病院から退院した人に、退院のお祝い金を包みました
し」とおかみさん。

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 売値が安いから、このお店も儲かるはずがない。

 私は、このお店こそ本当の福祉であり、福祉施設と同様に、い
やそれ以上に困っている方の役に立っている。

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「今日も仕事なかったわ」とうなだれる建設作業員の方がおられ
た。

 この光景を見ると、政治がしっかりせねば、と気が引き締まる。
と同時に、「無駄な公共事業は止めましょう」とマイクで叫んで
いる自分のことを振り返る。

 仕事のなかった建設作業員の方々の痛みを感じながらも、しか
し、無駄なバラマキ公共事業をなくし、21世紀に向かって、この
方々が路頭に迷わないような、経済政策が必要だ。

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 たかが、駅前での朝の街頭演説。
されど、小さな社会であり、出会いやドラマがあり、勉強になる
朝の街頭演説である。

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 村田商店の壁に、こんな掛け軸が飾ってあった。
「物を欲しいと思うな。それよりもまず自分を磨け。自分を磨け
ば、まわりから物が集ってくる」と。
              やまのい和則 拝

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