。★〃。☆〃。☆〃。★〃。★〃。☆〃。☆〃。★ やまのい和則の 「国政に福祉の風を!」 - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第8号(2000/05/26) 。★〃。☆〃。☆〃。★〃。★〃。☆〃。☆〃。★ いつも私のメールマガジンを読んでくださり有難うございま す。340人の方が読んで下さっているとのことで嬉しい限りです。 (昨日第7号の日付が間違っておりました。訂正してお詫び申し 上げます。メルマガ管理者) .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 福祉のメールマガジンのほうは、580人。 グループホームのメールマガジンは480人。 おしゃべり好きな私ですが、私の拙いメールマガジンをこんな に多くの方が読んで下さり嬉しく感謝しています。 私の福祉のメールマガジンやグループホームのメールマガジン も読んでください。登録方法は、下記のホームページに書いてあ ります。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 私がメールマガジンを発行しているのは、私なりに「ミッショ ン」を感じているからです。 私が、政治活動で最も大事だと、感じているのは「ミッション」 =「使命感」です。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 私は、「福祉を良くしたい。そのためには、国会でしっかりと した福祉の議論をせねばならない!」という使命があるから、こ のように発言を続けています。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 先日、自民党政調会長がテレビで、 「怠け者を増やすような福祉にお金を使うのは間違っている」と。 福祉について、このような認識しか持っていない政治家が、介 護保険などの議論をリードすることは悲しく、恐ろしい限りです。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. こんな状態だから、老後の不安や雇用の不安が増大し、貯蓄が 増え、消費が鈍り、景気は一向に回復しないのです。 ある程度しっかりした福祉がないと、消費は上向かず、景気も 回復しません。 その意味では、 「福祉に力を入れれば、経済活力が鈍る」のではなく、 「安心できる福祉がなければ、景気は上向かない」のです。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 少年のバスジャック事件を見ても、社会がすさんでいる。あの 少年も中学校でイジメを受けていた。 今のいじめ問題は、大人の社会の鏡です。 いまの社会に弱い者(福祉)いじめの風潮がはびこり、正義が失 われているから、子供の心もすさむのです。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 弱い者いじめをしない社会。 「一人一人の人間を大切にする社会づくり」別の言い方をすれば 「共生」の社会づくりが、いま一番求められています。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 今日、5月26日、 JR宇治駅で6時50分から8時過ぎまで街頭演説とチラシまき。 今日も多くの出会いがあった。 役所の介護保険課に勤務している知人から、立ち話だが、介護 保険の現状について教えてもらった。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 街頭演説は、「雇用の安定と老後の安心が必要」と話す。 また、昨日5月25日付日経新聞夕刊の生活情報面で、私がラ イフワークとするグループホームの記事が出ていた。 私も電話で取材を受けたが、「グループホームが増えないのは、 厚生省の取り組みが不十分だからだ」という論調の記事で、記事 を読んで、「その通りだ」と思った。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. また、この2月に介護保険で「要支援」と判定され「老人保健 施設から退去させられるのではないか」と、悩んだ72歳の男性 が飛び降り自殺をしていたことが判明した。 この問題も街頭演説で訴えた。 私はかねてから、介護保険で「要支援」と判定されたお年寄り が、5年間の猶予期間はあるとしても、施設から退去せねばなら ないのは問題があると思っていた。 「5年間の経過措置がある」と言っても、精神的に思いつめてい るお年寄りには、「路頭に迷うのでは?」という不安で、自殺す る人が出るのではと私はずっと心配していた。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 書き出すとキリがないが、軽い症状の人を老人ホームに入所さ せつづける問題点も確かにあるが、その先の受け皿も不十分な中 で、「5年以内の退去」は、私は問題があると思う。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 街頭演説のあと、駅前の村田商店にあいさつに行く。 「大きなマイクでお騒がせしました」と。ここは、有名なふるい ふるい飲み屋。するめ50円。せんべい30円。など100円以 下のつまみが多く、朝から建設労働者の方がお酒を飲んでいる。 宇治で一番安い飲み屋。私も冬にはおでんをここで、朝の街頭 演説の後、朝食として食べる。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 「宇治の福祉課の人が言ってられましたよ。村田商店さんでの お酒を生きがいにしておられる方が多いって」と私は言った。 実際、仕事が無くて苦しんでいる方などが、ここに来て酒を飲む。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 「今日仕事に行くつもりがキャンセルになってしもたんや」 「今日も職安に行ったけど、仕事無かったわ」と、おじさんたち が集っている。 その方々のお世話をするおかみさんと、もう一人の女性は、女 神のように輝いて見える。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 世知辛い世の中で、ここは、いやしの空間である。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. ここにはお賽銭箱が置いてある。私は、いつも100円を入れる。 おかみさんは、「けっこうですよ」と、遠慮されるが、他に行き 場のない方を、この村田商店は温かく迎えている。 その感謝のしるしだ。「皆さんには、喜んでもらってるでしょ うけれど、お店も大変でしょう」というと、「そうですね」とお かみさん。 「先日も25万円もつけを残して、土木作業員の方が交通事故 で亡くなられてしまったんですよ」とのこと。 普通の店では“つけ”はきかないが、ここのおかみさんは、情 にもろく、困っている人には“ただ”で飲ませてしまう。 「先日、病院から退院した人に、退院のお祝い金を包みました し」とおかみさん。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 売値が安いから、このお店も儲かるはずがない。 私は、このお店こそ本当の福祉であり、福祉施設と同様に、い やそれ以上に困っている方の役に立っている。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 「今日も仕事なかったわ」とうなだれる建設作業員の方がおられ た。 この光景を見ると、政治がしっかりせねば、と気が引き締まる。 と同時に、「無駄な公共事業は止めましょう」とマイクで叫んで いる自分のことを振り返る。 仕事のなかった建設作業員の方々の痛みを感じながらも、しか し、無駄なバラマキ公共事業をなくし、21世紀に向かって、この 方々が路頭に迷わないような、経済政策が必要だ。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. たかが、駅前での朝の街頭演説。 されど、小さな社会であり、出会いやドラマがあり、勉強になる 朝の街頭演説である。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 村田商店の壁に、こんな掛け軸が飾ってあった。 「物を欲しいと思うな。それよりもまず自分を磨け。自分を磨け ば、まわりから物が集ってくる」と。 やまのい和則 拝 |