第212号(2001/12/05)
メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
今は12月4日(火曜日)朝6時半。5時に起床し、京都駅始発の
新幹線に乗って、東京に向かっています。早朝なので、少し意識朦朧(もうろう)としながら、パソコンを打っています。
国会も今週金曜日まで。あと4日だけ。
12月7日以降は、1月末の通常国会開会まで国会は休みです。忘年会と新年会のシーズンになります。
忘年会や新年会では、今年1年の国会や景気などについて、地元の方々から厳しい意見を聞かせてもらうことになります。日々、勉強です。その声をもとに、また、来年1月末からの通常国会に臨むことになります。
今週の仕事としては、医療制度改革の議論、ホームレス法案(この国会で何とか成立させられないか、最後の詰め)などがポイント。
今日(12月4日)は、
「障害者権利法」の勉強会、
医療制度改革の打ち合わせ、
衆議院本会議、
財政問題の勉強会、
介護保険についての講演(私が講師)、
そして、晩は忘年会。
■11月30日(金)
- 朝8時から医療制度改革チーム会合。
民主党の医療制度改革案について議論。
- 9時から私鉄交通の方々と懇談会。
- 10時から女性政策会議。神奈川県のソーシャルワーカーさんから「介護と女性」について話を聞く。
メンバーは岡田克也政調会長、枝野幸男政調会長代理、石毛えい子議員、水島広子議員、私。
講師の方は、「10年前に山井さんの著書『体験ルポ 世界の高齢者福祉』(岩波新書)を読み、介護問題に関心を持ちました」と言って下さった。また、「あの頃会った山井さんは29歳で若かったですね」と言われて笑ってしまった。
- 11時から衆議院厚生労働委員会。
ビル管理法案について審議。
- 午後1時から衆議院本会議。
PKO法の改正法案。趣旨説明は、私が日頃から京都南部でお世話になっている玉置一弥安全保障常任委員長。
- 新幹線に飛び乗り、晩7時からは、城陽市での「玉置一弥衆議院議員と語るゆうべ」に参加。130人の参加で大盛況。福山、松井両参議院議員も参加。
■12月1日(土)
- 朝10時から午前中ずっと民主党の京都南部の幹事会。
- 午後は、知人のおばあさんが入院したのでお見舞いに。
お元気そうでホッとする。77歳で人生初めての入院。
8人部屋に入院して混乱状態に。そのため、個室に移ったという。
やはり、雑居部屋は問題だ。
ついでに、院長先生に会い、医療制度改革について意見を聞く。
「どのように医療制度が変わっても、医療現場は何とか採算が成り立つように努力するしかない」とのこと。
- 午後は、城陽の養護学校のバザーに行く。
地元紙に載っていたので、どうしても行きたくなったのだ。
手作りの商品をいくつか買い、校長先生から話を聞く。
やはり、高卒での就職が厳しいことが悩みとのこと。
- その後、事務所で年末の「国会レポート(やまのいニュース)」
の編集会議。スタッフの伊藤伸君が担当し、編集してくれている。1年間の活動報告を詰め込む。1000人以上の方々からカンパを頂いているので、期待に沿える内容にせねば。
- 6時半から忘年会を3つはしごして参加。
支持者の方々が手作りの忘年会を開いて下さり感激。
- 帰宅は午前2時。
それぞれの場で医療や介護、地元の問題など、いろんな生の声を聞けて勉強になった。
■12月2日(日)
朝からテレビを見る。
日曜討論、サンデープロジェクトで菅直人幹事長が、医療制度改革について発言。それを見ながら、民主党の医療制度改革案について、私も考えをまとめる。菅さんともっと詰めて民主党の医療制度改革案について話をせねばならない。
- 午後は、京田辺市で1時から2:30まで「山井和則と語る会」、
3:00−4:30まで福祉学習会。
それぞれ40名近いの方々を参加してくださり、10人のボランティアさんが手伝って下さった。
医療制度改革と介護保険について議論。
- 晩は、7時から8時半まで、山城町で福祉学習会。
37名もの方が集まって下さって感激。
山城町では、今年、「山城ぬくもりの里」という素晴らしい高齢者福祉施設が完成したため、介護保険のサービス利用が予想より大幅に増えている。このことなどについて、住民の方々と議論。
■12月3日(月)
- 朝8時ー10時まで。民主党京都府連の会議。
知事選挙の候補者などについて。
私は、「公共事業一辺倒ではない候補を。福祉、環境、教育などに強い候補者を。女性候補も視野に入れて考えるべき」と発言。
- 事務所でミーティングをしたあと、
- 午後は、私が学生時代にボランティア活動をしていた母子寮(児童福祉施設)を訪問。
DV(ドメスティック・バイオレンス)の問題についての視察。
八島フジエさん(城陽市会議員)と京都事務所スタッフの伊藤由美さん、伊藤伸君と共に。
母子寮は、夫の暴力からの「駆け込み寺」。
妻だけではなく、子供も父親から虐待を受けているケースがある。
日本では、DVで夫の暴力により殺される女性が年間120人。
悲惨だ。
この日も、夫の暴力から逃げて、この母子寮に子供を連れて緊急入所された女性に出会った。
また、父親の母親への連日の暴力を長年、見て育った子供は、精神的に参って病気になってしまうケースもあるという。
寮長先生の話を1時間半聞いたが、私はその悲惨な話に涙が出そうになった。
その後、母子寮の中を歩く。懐かしい。私は学生時代にこの施設で毎週水曜と土曜の夕方にボランティアに来ていた。子供たちと ドッヂボールをしたり、折り紙を折ったり、ソフトボールをした
り。部屋に引きこもっている子供を呼びに、よく階段を上がり降りしたものである。夏はキャンプに子供たちを連れて行った。
あの頃の子供たちは今、どうしているだろうか。幸せにしているだろうか?
あれから10数年。
「DVは年々、深刻化し、母子寮に駆け込む母子も増えている」という寮長先生の話に私はショックを受けた。
- 夕方以降は、再び「やまのいニュース」の執筆。
事務所で年末と1月の予定の打ち合わせ。
★さて、ここからは12月5日(火曜日)の深夜に書いています。
■12月5日(火曜日)
- 朝9時から「障害者の権利法」の勉強会。
- 10時から狂牛病対策緊急措置法の制定決起集会。
- 10時半から12時まで雑誌のインタビューを受ける。
「座右の書は?」、「塩狩峠(三浦綾子著)」と答えた。
- 午後は、衆議院本会議。
その場で鳩山代表にお目にかかり、医療制度改革チームの事務局長として、医療制度改革について資料を渡し、私の見解を伝える。
5分ほど立ち話。鳩山代表は水曜日の党首討論で医療制度改革について、取り上げる可能性があるからだ。
- 3時からネクストキャビネットの会議を傍聴。
- 3時半から「ミスター円」と呼ばれる慶応大学教授の榊原英資教授の講演を聞く。
- 5時から6時半まで介護保険についての講演を行い、
- その後、忘年会。
「民主党は冷たいイメージがある。温かいイメージの政党に変えて欲しい」などと要望を受ける。
参加しておられた菅さんと医療制度改革について議論。
「医療費を抑制する話よりも、医療の質の向上をもっと重視する発言を!」とお願いした。
◆水曜日の党首討論が楽しみだ。この臨時国会最後の討論になる。
医療制度改革は話題にのぼるのでしょうか?
また、報告します。
以上、最後までお目通し下さり、有難うございました。合掌
やまのい和則 拝
■メルマガ送信先募集中!
一人でも多くの方に私のメルマガを読んで頂き、
政治と福祉を変える輪を広げたいと願っています。
お知り合いをご紹介下さい。
メールアドレスを、「メルマガ福祉 希望」と書いて
kyoto@yamanoi.net まで送って下されば、こちらで新規登録
させて頂きします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆やまのい和則の「軽老の国」から「敬老の国」へ☆
(2001/12/05現在 読者数 1932)
|