19日(金)質問報告と |
第197号(2001/10/19 No.2) メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。 いま10月19日金曜日7時。京都へ向かう新幹線の中です。 今週の国会も忙しかったです。 テロ対策法案に始まり、私個人としては、17日と今日19日の2回 の衆議院厚生労働委員会での質問(30分ずつ)。 国会も4ヶ月ぶりにエンジンがかかってきたなという感じです。 ■簡単に19日の報告。 *朝8時から、民主党の医療制度改革チームの勉強会。 ヨーロッパの医療制度、特に、老人医療制度について講師を招い て勉強。 *9時半から児童虐待を研究テーマとしている松下政経塾の後輩と 会う。 *10時から衆議院厚生労働委員会。 今日は、予防接種法案の審議。 *12時ー12時半までが私の質問。 ご関心のある方は、次の方法でインターネットでも見られます。 衆議院ホームページ→審議中継→日本語→ビデオライブラリー →日付→厚生労働委員会→ビデオ→開始 (私のホームページから、ビデオをクリックしていただくと、 ビデオ画面につながります。当日より2週間) なお、議事録は、2,3週間後に掲載予定。 ◆4ヶ月ぶりの質問だった一昨日に比べると、少し落ち着いてリラ ックスして質問できた。 ●まず、第一問は、一昨日の続き。 一昨日の医療制度改革についての答弁で、坂口大臣は、 「看護婦のあり方、役割を見直さねばならない。何でも医師まかせ ではダメだ」という趣旨の発言をされた。 私の 「日本ではあまりにも医師が何でもかんでもやりすぎて、可能な範 囲で、看護婦への権限委譲が必要ではないか」という質問への前向 きな答弁だった。 この坂口大臣の答弁を受けて、今日は、 今の日本の医療問題の議論に、あまりにも看護婦の関与が少なすぎるので、 「中央社会保険医療協議会(中医協)の委員に、看護婦の代表を加 えるべきだ」と質問した。 「その前に中医協のあり方や、看護婦のあり方・役割を議論せねば ならない」とのことだったが、 「医療制度改革の中で議論していきたい」と少し前向きな答弁。 ●その後、インフルエンザの予防接種法案について質問。 有効性の議論などをした。 また、インフルエンザの集団感染は、雑居部屋の老人施設などに多 いことから、個室・ユニット型の特別養護老人ホームの整備推進を 要望した。 ●特別養護老人ホームの人員配置基準を、 介護職員:入居者=1:3(フルタイム換算)では、 個別ケアは難しいので、1:2に引き上げるべきだと要望。 桝屋副大臣の答弁は 「「今は考えておりません」という後ろ向きの答弁。 改めて、「個室・ユニット型のハードの整備、人手というソフトの 整備はセットで進めるべきだ」と訴えた。 桝屋副大臣は、先日、全室個室・ユニット型の特別養護老人ホーム 「風の村」を訪問しておられるので、この問題の重要性は理解して おられるようだ。 ●また、所得が低い人でもこの「個室・ユニット型特別養護老人ホ ーム」に入居できるように、低所得者対策をすべきである、と質 問した。 「これから検討します」との答えであった。 ●さらに、既存の四人部屋の特別養護老人ホームや、老人保健施設 にも個室・ユニット型に改築する際に補助金をつけて、個室・ ユニット型を推進すべきであると、坂口大臣に質問した。 坂口大臣も「推進したい」との答弁であった。 ただ、坂口大臣も狂牛病問題で疲れておられたので、この質問に ついては、用意された原稿を読み上げるだけであった。 ◆国会質問では多くの議員は、厚生労働省の役人さん(局長や審議 官など)に質問し、答弁してもらうケースが多い。 そのほうが正確な答弁が返ってくるからだ。 しかし、私はあくまでも国会は政治家同士の討論の場であるので、 お役人さんの答弁ではなく、あくまでも大臣か副大臣に答弁しても らうことにしている。 ◆つくづく思うが、テロ対策や狂牛病問題で国会は慌しく、そんな 中で、個室の特別養護老人ホームや、老人医療における看護婦の役 割の見直し議論などをやっているのは、変かもしれないが、私は、 あくまでも何が起ころうが、私が国会に送ってもらっているミッシ ョン(使命)は、 まず第一に「安心して老いられる社会をつくる」ことだと自負して いるので、老人介護や老人医療の問題には全力で取り組みたい。 ◆来週は、水曜日か金曜日に育児休業・介護休業についての法案の 審議が厚生労働委員会であり、また、私も質問することになるか もしれません。 ■そして、来週25日木曜日には、 「司法と精神障害者のかかわり」についての会議、議員立法で国会 に提出しているホームレス自立支援法案の会議があります。 ◆もう臨時国会終了の打ち上げの飲み会の案内状も来ています。 もたもたしているとあっという間に12月7日の臨時国会会期末に なります。 ◆この2ヶ月の臨時国会で、確実に福祉が進んだ。 また、世の中が良くなったと言ってもらえるように正味あと1ヶ月 あまりの国会活動に頑張ります。 ◆なお、テロ対策や狂牛病問題で、肝心の雇用対策や、構造改革問 題が後回しになっています。 ◆11月には補正予算の審議もあります。 これらの問題にも精一杯取り組みたいです。 今日のメールマガジンはこれで終わらせて頂きます。急に寒くな りましたが、お風邪などひかれませんよう、ご自愛ください。 やまのい和則 拝 ■ <お知らせ> 下記のような企画があります。参加ご希望の方はふるってお申し 込みください。 なお、希望者多数の場合は、抽選になるとのことです。 介護雑誌「ホームヘルプ」座談会参加者募集 【開催日】 10月24日(水) 16:30〜18:30 【開催場所】 オークラ出版会議室にて (半蔵門線 半蔵門駅五番出口より徒歩1分) 【掲載誌】 「ホームヘルプ2月号」(平成13年12月21日発売) 【タイトル】 「山井和則氏と共に グループホームについて熱く語ろう」(仮題) 【企画内容】 山井和則氏を迎えて、高齢社会、介護保険、そしてグループホー ムの正しいあり方について熱く語ろうという主旨で行う座談会。 10〜20名程の参加者をつのり、フリーディスカッション形式で進 めていこうと考えております。 【参加ご希望の方へ】 10月22日(月)までに参加希望をお出しください。 その際、名前、電話番号、現在の所属先(施設名や労働形態、所属 団体名等)、当日山井氏に質問したいこと、議題としてとりあげた いことを明記の上、以下のメールアドレスにお送りください。 オークラ出版 ホームヘルプ編集部「座談会」担当係 宛 webmaster@home-help.co.jp お問い合わせは、山井和則事務所 (電話03−3508−7240、土日は休み)まで。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆やまのい和則の「軽老の国」から「敬老の国」へ☆第197号☆ ( 2001/10/19 現在 読者数 1835 ) |