テロ対策問題と活動報告 お知らせ

            第188号(2001/09/30)

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
今は9月30日(日)、また、新幹線の中です。

 明日からは、臨時国会の代表質問です。鳩山由紀夫民主党代表が、
小泉首相に対して衆議院本会議で質問します。

 やはり、最大の焦点は、後方支援の問題です。
このメールマガジンは福祉をテーマのメールマガジンですので、あ
まりテロ対策には触れませんが、少しだけ書きたいと思います。

◆私としては、テロの再発を絶対に防ぐためにも、国際社会やアメ
リカにある程度協力することが必要だと思います。しかし、問題は
平和憲法の枠内で、どこまで協力できるかということです。

 人の命、世界の平和がかかった重要な問題なので、担当外ではあ
りますが、私も毎日、民主党の外務・安全保障部会に参加して勉強
しています。その中で、テロ対策の専門家、テレビのコメンテータ
ーとして最近活躍しておられる首藤衆議院議員の話を聞きました。

 首藤議員によれば、
「医療の援助と言っても、昔は、赤十字の旗を立てていると攻撃さ
れなかった。しかし、最近の戦争では、『医療支援を絶てば、相手
をやっつけられる』と、医療部隊が一番に攻撃される。難民支援と
言っても、難民の中にテロが多く潜んでおり、難民とテロとはそう
簡単に区別できない」ということです。

 さらに、武器や弾薬の輸送はしないということが、本当に守られ
るのか。

 「後方支援に限る」と口で言うのは簡単ですが、戦争では後方も
前方もなく、戦場が拡大する危険性があります。
 つまり、いかに歯止めをかけるかが重要です。

◆私がショックなのは、先日、アメリカの空母キティー・ホークが
横須賀港から出港した際に、テレビでも流れていましたが、日本の
自衛隊の艦船が「護衛」して出港したことです。

日本の自衛隊は、アメリカの空母を護衛できないはずですが、これ
は「護衛」でなく、「調査・研究目的」で自衛隊の艦船が活動した
との政府の言い分です。この出港も福田官房長官も事前に知らなか
ったとのこと。

 このように拡大解釈で、どんどん自衛隊が戦争に接近することに
私は危惧を感じます。いざとなれば、何でも「研究・調査」名目で
どこにでも自衛隊の艦船が行けるのであれば、歯止めがかかりませ
ん。

 このような問題が、民主党の外務部会でも問題になりました。

 政府は、10月末までにこの後方支援新法を、成立させる予定の
ようですが、きっちりとした歯止めをかけるのが民主党の役割だと
思います。

◆私は、民主党の外務部会では、「テロ対策として難民支援」に力
を入れるべきだと発言しました。難民問題については、私も思い入
れがあります。

 というのは、私は今から8年前、2年間スウェーデンに老人福祉
の研究で留学しており、その際、3ヶ月間、スウェーデン語学校で
寮生活をしました。その際のクラスメートや寮の仲間は、世界から
の政治難民でした。

カンボジア、レバノン、ソマリア、クルド、イラン、イラクなど。
カタコトのスウェーデン語で彼らと共同生活をしました。アフガニ
スタンからのファンという名の難民もクラスメートでした。

 そんな経験もあるので、私のライフワークは、
international solidarity(国際的な連帯)と
international welfare(国際的な福祉)と考えています。


■さて、ここ数日の報告をします。

■9月27日(木)
・朝7時半から1年生議員の朝食勉強会。
・9時から10時半まで民主党の外務・安全保障部会。
・10時半から11時半まで雑誌取材。
・11時半から12時まで民主党代議士会。
・12時から1時まで。衆議院本会議。

・1時から衆議院開会式。
 走ってギリギリに参加。この開会式は自由席である。座ってから
 見ると、左隣は森前首相で、右前が小沢一郎自由党首であった。

・2時から衆議院本会議で小泉首相の所信表明演説を聞く。
 本会議場に入ると一番後ろの席に小泉首相が珍しく座っておられ
 横を通りながら、振り返って見たが、顔色は良さそうであった。

・夕方の新幹線で京都に戻る。

■9月28日(金)
・午前中は、友好団体の大会。
・午後は、事務所で「やまのいニュース」を執筆。
 これから毎月ニュースを発行することになった。

 地道に続けていきたい。苦しいのは印刷費と郵送費。今までカン
 パを頂いた方々に郵送するが2000人くらいおられる。なかなか
 郵送費もバカにならない。

 「ニュースの発行は、金も労力もかかる」という思いと、
 「定期的に活動内容を報告するのは当然の義務」という思いが両
 方あるが、とにかく、続けていきたいと思う。

*ニュースの折り作業や封入、発送は、ボランティアさんが10数
 人集まってやってくださる。日々の活動を知ってもらうために、
 本当に莫大な費用と労力がかかる。

◆近い将来、皆さんが、このメールマガジンを読んで下さったらど
んなに助かるだろう。どうかこのメールマガジンを一人でも多くの
方に宣伝してください。

■9月29日(土) 
 日帰りで神奈川で講演。

■9月30日(日)
・朝8時から長岡京市会議員選挙応援。
・午後1時10分京都発の新幹線で東京へ。

・夕方から、私の母校のOB会東京支部の発会式。私は事務局長。
 私の恩師である三浦俊良元学校長もお見えになる。また、後輩で
 タレントの森脇健児君も登場予定。私は、5時から8時の総会・
 懇親会の司会。


■よく考えれば、臨時国会も10,11月の2ヶ月であっという間に終
わる。

10月は、テロ対策でモメてあっという間に終わり、
11月は補正予算審議で終わるだろう。


◆私は父から、「受身ではいけない」と言われている。

毎週1回、私が事務局長になっている医療制度改革チームでは、勉
強会を続けるが、その他、私が代表である介護保険チームも活動し
たいし、日本版ADA(障害者の権利法)の議論も行いたい。

◆国会は毎日、慌しく、自分のやりたいことをしっかり持っていな
いと流されてしまうと、つくづく思う。

「この2ヶ月の臨時国会で福祉が進んだ」と言ってもらえるよう、
頑張りたい。皆さんも
「福祉現場でここが困っている」
「介護保険、ここが問題」などや、
また、福祉以外でも結構です、ご要望があればお聞かせください。

■10月中には、衆議院厚生労働委員会も動き出します。
私も5ヶ月ぶりに一般質問を坂口力大臣にすることになるでしょ
う。それに向かってもしっかり勉強したいと思います。


■語る会 と 学習会 の お知らせ
 月 日  10月14日(日)
 時 間 午後2時半ー4時まで
  「山井和則と語る会 〜国政報告と皆さんの意見を聞く会〜」

 時 間 午後4時半ー6時まで
  「福祉学習会」
   〜グループホームの最新情報と痴呆対策について〜
   (基調報告は私やまのい和則がします)を行います。

 場 所 文化パルク城陽 城陽市 
詳しくは、ホームページをご覧ください。
http://member.nifty.ne.jp/yamanoi/news/01/0107/1014.htm

 皆様お誘いあわせて、是非、お越しください。
 では、新幹線も東京に着くので、これで今日のメールマガジンは
終わります。合掌
           やまのい和則 拝
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☆やまのい和則の「軽老の国」から「敬老の国」へ☆
    (2001/09/30現在 読者数 1789)

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