研修ビデオ「グループホームで立ち直る人々」

「これからが問題です」鑑賞会のお知らせ

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
今は、台風に向かって、東京から京都へと向かう新幹線の中です。

 昨日に続き、「政治」「福祉」「グループホーム」という私の3つ
のメールマガジンで、同じ内容で、痴呆性高齢者向けグループホームについてのメールマガジンをお送りします。

■8月21日(火曜日)
朝6時50分からJR城陽駅で城陽市長選挙を控えての街頭活動(あくまでも政治活動)。その後、新幹線で東京に向かう。

午後は、民主党本部で参議院選挙の総括会議。
鳩山代表、菅幹事長、羽田特別代表を囲んで、近畿ブロックの10数人の国会議員で選挙の総括会議。2時間。

 今回の参議院選挙を「善戦」ととらえるのか、「負け」ととらえ
るのか。いろんな意見が飛びかった。

私は、「マスコミによって盛り上げられた小泉人気が相手では、
今回の結果は仕方なかった。自民党に、本当の改革ができるはずがない。近い将来、小泉改革も頓挫し、『政権交代なくしては改革ができない』ことが明らかになる。だから、次の衆議院選挙こそ勝利のチャンスである。民主党は、ブレたり、ひるんだりすることなく、今までとおり、改革に向かって堂々と突き進むべきである」と発言。

「元気の出る意見だなあ」と、鳩山代表。
後ろ向きな問題点ばかり指摘しても無意味だと私は思う。 

 6時ごろ会議は終了。今日は、この総括会議が午後、2つ続いた。

さすがに終わると、幹部の方々もほっとしたようで、
「なんとか終わった。台風で帰れないだろうから、酒でも飲みに行くか?」と、若手議員に声をかける菅さん。

 私は、明朝の地元の久津川駅でのチラシまきのために、新幹線に飛び乗る。


 
■グループホームビデオのご紹介です。

 私は、全国160万人の痴呆性高齢者が良い介護を受け、安心して長生きができる社会づくりをライフワークとしています。

特に、痴呆性高齢者向けグループホームの普及に力を入れています。
そんな中で、「グループホームとは?」「あるべき痴呆ケアとは?」ということが最もわかりやすいのが、今回紹介するビデオです。

 本来メールマガジンで、このようなビデオの紹介をするのはおかしいかもしれませんが、このビデオは、痴呆ケアの問題をライフワークとする私の同志・高林実結樹さん(元やまのい事務所ボランティア、デイサービスセンター職員)が、“高齢社会をよくする女性の会・京都”の活動として過去数年間かけて努力し、社会福祉・医療事業団(長寿社会福祉基金)の助成を受けて、普及することができるようになった貴重なビデオです。

 もちろん、金儲けとは無縁で、逆に、高林さんはここ数年、自分の時間をすべて注ぎ込んで、このビデオの普及に取り組んでおられます。

 ご関心のある方は、下記の連絡先にご一報ください。

 研修用ビデオ
「ぼけなんか恐くない〜グループホームで立ち直る人々〜」の説明

 このビデオは、NHKテレビの放送番組に解説を加えたものです。放送された当初から、関係者の間でセンセーションを巻き起こしている、優れた作品です。

 その内容は、グループホームケアによって、痴呆症のお年寄りが立ち直って行く過程を実写の映像で迫ったドキュメンタリーです。

 ベッドに寝かせたままにしておくと痴呆症のため何もできないように思われがちなお年寄りですが、グループホームのような普通の生活空間で暮らし、できるだけ自分の力で生活することによって、不安感を克服し、穏やかになり、徘徊などの問題行動も緩和されていくことがわかります。

痴呆症になってもその人に相応しいケアさえあれば、人間らしく生きられることを、説得力のある映像で明らかにしています。

      <問合せ先>
「高齢社会をよくする女性の会・京都」(ビデオ担当高林)
  電話 090-7353-4646   又は 0774-45-2793
Fax 0774-45-2793 Eメール miriamu9@wao.or.jp

研修用ビデオ
「ぼけなんか恐くない 〜グループホームで立ち直る人々〜」
 発行 高齢社会をよくする女性の会・京都
 協力 グループホーム至誠
 解説 外山義(京都大学大学院教授)
    永田久美子(高齢者痴呆介護研究・研修センター)
 ビデオ制作 NHK九州メディス

なお、このドキュメンタリーのディレクター小宮英美さんの名著
「痴呆性高齢者ケア −グループホームで立ち直る人々」(中公新書)も、「グループホームとは何か」「痴呆ケアのあるべき姿」を訴える、素晴らしい本です。

 以上で今日のメールマガジンは終わります。山井和則 拝

■<お知らせ>
ビデオ上映会のご案内
           「高齢社会をよくする女性の会・京都」

ビデオ「これからが問題です」

 羽田澄子監督の撮影になる「これからが問題です」は、
前作「住民が選択した町の福祉」で名を轟かせた秋田県鷹ノ巣町の、ドキュメント映画の続編です。

 全国各地のグループで自主上映され、その後ビデオ化されたものを、今回ご一緒に鑑賞し、つづいて感想などを話し合いたいと思います。

 前作では<福祉は政治次第>
<住民の意識変革が社会をどう変える>と、気づかされたものでした。自治体トップと住民の協力で拓き始めた町の福祉は、その後どうなったのか。

友人知己お誘いあわせお越しください。
予約不要。
http://www.wao.or.jp/yamanoi/osusume/01/010930.htm

 日時:2001年9月30日(日)1時半〜4時
 場所:京都アスニー(電話 075-802-3141)
    京都市中京区丸太町通七本松西入る

 映画(ビデオ)「これからが問題です」鑑賞と座談会
 参加費:会員500円 一般 700円
           高齢社会をよくする女性の会・京都
           TEL 075-495-1072 FAX 075-463-6637

*山井も10年前からこの「女性の会」のメンバーとして、活動し
 ています。ただ、当日、山井は東京で予定があり、参加できません。以前この映画を見ましたが、非常に参考になりました。
           やまのい和則 拝

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆やまのい和則の「軽老の国」から「敬老の国」へ☆
    (2001/08/21現在 読者数 1721)

前へ 目次へ戻る 次へ