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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第54号(2000/10/19)

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メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
今日(19日)も国会は空転。
その分、部会や勉強会で勉強、勉強の一日。

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それにしても国民の皆さんに申し訳ない。

予定された厚生委員会も流会。与党が強引な選挙制度改革を取り
下げるべきだ。そうすれば明日にでも国会が動き出すのに。

今後の、衆議院の厚生委員会の、正常化の目途は立たない。
正常化して、一般質疑で私の質問の順番がきても慌てないために、
委員会質問の準備をしておかねばならない。

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朝8時から9時まで民主党の厚生部会。
医療法改正について、民主党の独自案を議論。今井参議院議員
(医師)が今日までつくりあげてきた、たたき台をもとに議論。

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午前9時から10時までは、民主党の災害対策部会。
震災の被災家族への財政援助について、仙谷衆議院議員の司会で
法案を議論。元阪神のピッチャー江本参議院議員が隣に。さすが
に大柄で肩が張ったいい体型をしておられる。

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10時、民主党の「歯科医療診療を考えるワーキングチーム」
会合。精神科医である桜井参議院議員の司会で、 歯科医師の
方々からヒヤリング。
 
「保険のきく範囲を広げてほしい」、
「夜間休日の治療を受けられるようにしてほしい」などの要望が
患者さんから強いことを聞く。

保険のきかない自費診療が1年間に、3000億もあるという。
歯科医療の診療報酬が低すぎて、歯科診療所の経営難だという。

「ねたきり老人に入れ歯を入れたら立った」という話も。
かむことで、脳の刺激にもなり、痴呆の予防効果を持つ。
ねたきり老人で歯がないため、誤飲が原因の肺炎で、死亡する
場合もある。

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11時半から、グループホームの相談や陳情でお客さんが3組。

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12時半から2時まで、「介護サービス基盤整備の雇用・経済効果」
を、お昼をはさみ、ある研究員の方からレクチャーを聞き、議論。

土建公共事業と、福祉型公共事業の効果を、比較。
従来型の公共事業より福祉型公共事業は、雇用効果は2倍高い。

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午後2時から政策秘書と、資料や論文を読みながら、
介護保険の問題点や介護型公共事業について政策の打ち合わせ。

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午後4時から「畿央遷都」の議員連盟に出席。
「三重・奈良・京都の中間に首都機能を移転しよう」議員連盟。

この議員連盟は、私の分野に直接関係ないかもしれないが、
京都南部で活動する私には、内容を知っておかねばならない。

超党派の議員連盟で自民党の議員さんが多い。
若手や女性が多い民主党の雰囲気と違って、年長のあぶらぎった
男性議員が多い。

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午後5時からは再び、介護保険に問題点についての勉強会。

そのあと8時すぎまで事務所で山のようにたまった資料や、
会合案内に対応。政策秘書とスタッフの宮内、浅野さんとともに
打ち合わせ。

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明日から週に3、4日、学生インターンが来る。
千葉大学の4年生でヨット部のスポーツマン。
来年、福祉関係の職場に就職するので、私の事務所でインターン
として働き、厚生省関係の勉強会などで、私が出席出来ないもの
に代理で出てもらうことになる。
超多忙なので、助かる。「すまないが政策の勉強ばかりでなく、
細々した事務の仕事も手伝ってもらうよ」と頼む。

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このように連日メールマガジンを書いていると、「暇だなあ」と
お叱りを受けるかもしれない。

私は、たいしたニュースがなくても日々の活動を知ってもらうこ
と、そのものが大事だと思い、キーボードを叩いている。

なぜなら、高尚な政策の話ではなく、国会議員の日常生活、毎日
の活動が国民に見えにくく、それが政治不信につながっている。

国会が空転していることや、政策論議は新聞に載っているので、
新聞と重複することはあまり書いていない。

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私の松下政経塾の恩師であり、現東大経済学部教授の
伊藤元重先生は、「もっともIT革命が求められるのは国会議員だ。
国会議員こそIT技術を使って日々の活動を情報公開すべきだ。
4年に一度選挙の時だけ、自分の功績を自慢して選挙を戦うのは
もう時代遅れだ。
国会議員は、日々の活動をインターネットで公開し、評価される
べきだ」という趣旨の発言を雑誌でしておられる。

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また、私の松下政経塾の恩師である上甲晃さんは、
「志ネットワーク」を主宰し、日々の活動や感じたことを日記に
書き、「デイリーメッセージ」として、過去10年間、私たち
「志ネットワーク」の会員に送って下さる。

上甲さんから、私は継続の大切さと、日々の積み重ねの大切さを
学んだ。

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私は、赤裸々な一年生新米議員の、日常生活を通じて、
「国会議員とは?」を皆さんと共に考えて頂ければ有難いと思う。
           やまのい和則 拝

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