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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第51号(2000/10/15)

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メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
あっという間の土日でした。2日間の報告をします。

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 14日土曜日は、朝8時から経営者の方々15人と勉強会。

前原衆議院議員は外交、福山参議院議員は経済、私は福祉につい
て15分ずつレクチャー。

その後の質疑応答。
民主党の審議拒否について「きっちり審議に応ずるべきだ」とい
う厳しい声が続出。また、金融や経済の質問が多かったが、前原
さんや、福山さんがきっちり答えるのには感動した。
私は福祉だけでなく、経済の勉強もせねばと思う。

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 午後は、民主党の京都選挙区の、来年の参議院議院候補を決め
るための演説会。
現職の笹野貞子さん、新人の松井孝治さんが15分ずつ演説した
あと質疑応答。民主党の自治体議員など約50人が参加。緊張感
あふれる会であった。 

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 夕方は、大学生15人とやまのい事務所で勉強会。
スライドを使った福祉の話や、ビデオで私の初質問を見てもらう。
1〜4年生まで、政治学部から福祉学科まで。
メールマガジンの読者もいる。質疑応答を入れて2時間議論。

「政治が利権化し、遅れているから、福祉が進まない」という持
論を展開。

参加の学生全員から質問が出た。
拙著「体験ルポ 世界の高齢者福祉」(岩波新書)を読んで、
福祉学科に進学した人もいて感動。
ただ、今国会での民主党の審議拒否に関しては、「訳わからん」
という声が多い。

選挙の投票についても、
「自分の友達で選挙に行ったなんて話は聞いたことがない」
「下宿してる同級生もほとんど住民票を京都に移してないよ」
という声を聞きショック。

 晩遅くまで議論した。
その後、翌日の勉強会の資料の印刷とホッチキス止めを、みんな
に手伝ってもらった。
メールマガジン読者も5人増えた。

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 15日(日)は、
午後1時から「グループホームの勉強会」。
なんと83人もの人が来て下さった。
受付など、ボランティアの方々10人が手伝って下さった。
有難い。

会議室満員の皆様と 説明する やまのい和則


「どうすれば、痴呆性高齢者の身体拘束を、なくせるか」。
「日本のグループホームは、入居者が重度化すれば対応できない」
「社会福祉法人や、医療法人のグループホームには、建設補助
が出て、NPOのグループホームには、でないのはおかしい!」
などの声が出た。

 また、グループホームの施設長さんからは、
「グループホームケアのスタッフ養成や、グループホームケアを
指導できる、講師の養成が急務。
うちのグループホームは、介護福祉士を雇ったが、グループホー
ムの何たるかを理解してもらえず、結局辞めてもらった。
特別養護老人ホームなどの、ベテランのスタッフも、グループホ
ームには合わない。
グループホームでは、グループホームケアの本質を理解したスタ
ッフの養成がもっとも急務」という発言が出た。

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 1ヶ月前にグループホームをスタートさせた知人の話。

ここは、特別養護老人ホーム併設のグループホームで18人入居
(つまり、9人入居のグループホームを2ユニットくっつけた
グループホーム)。
しかし、まだ8人しか入居していない。

その理由として知人は、
「グループホームの利用者負担が月11〜12万。
特別養護老人ホームの自己負担が月6〜7万。
特別養護老人ホームの利用者の中にグループホームのほうが適し
ている人がいるので、ご家族にお声がけするのですが、特別養護
老人ホームより月に6万円ほど高いということで、今のところ、
併設の特別養護老人ホームからグループホームに移った人は一人
もいません。

山井さんの言うように、グループホームの利用者負担を特別養護
老人ホーム並みにしないと、グループホームは苦しいですね」と。

 ケアは、特別養護老人ホームよりグループホームのほうが時間
がゆったり流れていて、お年寄りも落ちついているとのこと。
「食事も特別養護老人ホームのようにお盆で持っていくのでなく、
ランチョンマットの上に食器を置いて、できるだけ家庭に近い雰
囲気にしています」という。

 8人中7人が、今まで、併設の特別養護老人ホームのショート
ステイなどを、利用していた人で、新規の人は一人だけだという。
しかし、いつまでも部屋を空けておくわけにはいかないので、
今後はもっと入居者募集を積極的に行うとのことでした。

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 午後3時からは、「臨時国会についての市民の声を聞く会」。

私が一方的に話すのでなく、参加者からの質問をもとに、対話形
式で1時間半話し合った。
いくつか挙手で参加者の意見を聞いたが、民主党の審議拒否につ
いては、賛成が17人。反対が19人。
男性助産婦の導入は、賛成が23人。反対が9人であった。 

 定住外国人の参政権問題も、賛否両論が出たが、私は地方選挙
においては参政権を認めるべきという持論を説明した。

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 アンケートによると、
「人数が多すぎず、いろんな問題の議論ができたので良かった」
「政治の裏話などが聞けてよかった」という声が多かった。
これからもこじんまりとしたこのような会を続けていきたい。

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 政治家の仕事は、自分の意見を訴えることが半分。
逆に、市民の方々の声をしっかり聞き、国政に反映させることが
半分である。
「対話形式でも山井さんは、よくしゃべってましたよ!」と指摘
されドキッとし、反省。

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 夜は、「介護サービス充実の雇用効果」についての勉強会。

この問題は、この秋の私の最大の政策課題。
従来の土木型公共事業は、一過性の雇用を生み出すに過ぎないが、
ホームヘルプや介護施設、グループホームなどは安定した雇用を
生み出す。
さらに、従来の土木型公共事業は、男性の雇用しか生み出さなか
ったが、介護型公共事業は、女性の雇用を生み出し、女性を介護
から解放する。

つまり、女性に恩恵をもたらす公共事業である。

 無駄な公共事業を削り、介護型に転換する政策を練り上げたい。
この点について、ご意見や「こんないい事例がある」という情報
などお聞かせ頂ければ有難い。

 つまり、「福祉充実を負担」と考えるのではなく、
「福祉充実を雇用対策、景気対策」ととらえる根本的な公共事業
の転換がいま必要である。

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 10月16日月曜日は、朝から、民主党の京都での会議と街頭演
説など。21日土曜日の、民主党京都6区支部の打ち合わせや、
来年の参議院京都選挙区の候補者選考。

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 このメールマガジンをお読みの方も感じられると思うが、選挙
の候補者選びから、政策作り、報告会、街頭演説など、いろんな
ことを議員はする。
16日の最終で東京に行き、火曜日からまた東京での仕事だ。
 以上、今日はこれまでにします。
           やまのい和則 拝


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