。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ やまのい和則の 「軽老の国」から「敬老の国」へ - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第50号(2000/10/14) 。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. ご存知のように、いま民主党は審議拒否をしています。 「このままでは来年の参議院は負ける」と与党は不安だから、 選挙制度を自分たちの有利に改革しようとしているのです。あま りにも姑息なやり方ですので、強行に反対するしかありません。 この与党のやり方を許せば、次は、衆議院選挙の前になれば、 衆議院選挙制度を、また、自分たちに有利なように改革する、こ とを許すことになってしまいます。 これは民主主義の破壊です。 試合の直前にルールを変えるのは、フェア―ではありません。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 与党は、国民のためになる政策を提案して、正々堂々と今の選挙 制度で戦うべきです。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. この4日間の国会での活動報告をします。 毎日、こまめに、短文のメールマガジンを、発行しようとは思う のですが、「今日、こんなことをした」だけでは味気ないので、 多少、意味ある内容にしたいと思うと、落ち着いて新幹線の中で 書かねばならず、長文になってしまいます。お許しください。 新米の国会議員が、福祉を良くするためにどんな毎日を送ってい るか、ご関心のある方はお読みください。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 10月10日(火曜)。 午前中はNPO政策についての打ち合わせ。 私は民主党のNPO委員会の副委員長。 NPO政策やその立ち上げ支援を担当している。 政策秘書と「介護サービス充実による地域活性化」について議論。 午後もNPO政策についての勉強会。 NPOの税制の勉強をするが、控除や寄付などなかなか難しい議 論で頭が痛くなる。もっと勉強せねば。おそらく、福祉専門で市 民派の議員ということで私はNPO担当に任命されたのだろう。 (私は、福祉に関連する幅広い仕事をすることになります)。 夜、お世話になった方のお別れ会があり、午後7時に京都へ戻る。 その後、最終新幹線で再び東京へ。12時に高輪宿舎着。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 11日(水) 毎週水曜日、朝8時からは、民主党の厚生部会。今回は精神医療 について、家族の会や患者さんなどからヒヤリング。 「精神科の病棟は、”一般病棟よりも医師は3分の1、看護婦は 3分の2でよい”という精神病院の特例を見直してほしい」、 「鉄格子や柵の精神病院はなくしてほしい」 「病院でなく地域の住居で生活できるようにしてほしい」という 切なる要望を聞く。 「国会議員の皆さんも是非、地域の精神病院の現状を、自分の目 で見てください」と強く要望される。 詳しくは書けないが、切実な訴えに私は涙が出そうになる。 確かに、世界では精神病院は減っているのに、日本では、一向に 減らない。この分野も、日本では非常に遅れている。 民主党では、精神科医の朝日俊弘参議院議員が、先頭に立ちこの 問題に取り組んでおられる。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 10時から「歯科医療を考える」ワーキングチーム。 (民主党では大きな政策研究会はプロジェクトチーム。小さなも のはワーキングチームという)。 私は厚生委員会所属なので、歯科医療もこれから担当になる。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. その後、知人と身体拘束や看護婦さんの問題について勉強会。 午後は、男女共同参画プロジェクトチーム。 出席者は、女性議員が10人。男性は山花郁夫議員と私。 女性議員の方々が元気なのにビビッタ。 介護休業、育児休業、セクハラなどが議論。 政治に欠けている、女性の視点を補うために、私は、この会に参 加している。 そのあと、介護保険プロジェクトチームの打ち合わせ。 2時間、介護保険プロジェクトチームの数人の先輩議員の事務所 に、企画書を持参、プロジェクトの今後の進め方を相談。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 晩は、民主党の議員仲間と「国会の審議拒否」について夜中まで、 熱い議論。冒頭にも書いたように、議員である以上(初当選で国 会で質問したいのだから)、審議拒否は不本意だが、いまの与党 のやり方はあまりにひどすぎる。 私も、審議拒否しかない、と思う。 「選挙に負けそうだから、直前に選挙制度を変える」。これは、 反則技だ。こんなことを認めれば政権交代は永遠に起こらない。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 12日(木) 朝8時から「男性助産婦導入」のワーキングチーム。 実は苦手な問題。男性助産婦の是非で民主党も割れている。 勉強会はここも女性議員は10数人。 「男は所詮、男。倫理観など期待できない。男性助産婦反対!」 などと言われると、 「男がこんな勉強会に来て悪かったかな」と反省。 もう一人の参加者、土肥隆一議員は奥さんが助産婦とのこと。 私のところにも賛成反対の陳情がたくさん来ていて、そのため勉 強会に参加した。民主党も意見を集約するのが大変かもしれない。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 午後、「家庭と仕事の両立支援の法整備をするワーキングチーム」。 ここも男性議員は山花郁夫さん、松本さん、私。 ここでは、「女性が働きやすく、男性が家事や介護に参加しやす くするための法整備を検討」。 11月末までに法案をまとめる。 私は、介護や福祉が専門なので、どうしても女性の味方になって しまうので、こういう男女平等関係も関心がある。 2時からは、災害対策特別委員会。 これは正式な委員会。委員長は扇千景建設大臣。 他の委員会は審議拒否ですべてストップだが、災害対策委員会だ けは、民主党も出席し、鳥取の地震への支援策を議論。 扇さんは相変わらず、髪型も服もかばんも金色が入っており派手 だ。同僚の山内議員が鳥取出身なので被災地の支援を要望する質 問をした。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 晩、新幹線で京都に。 事務所スタッフと久しぶりの打ち合わせ。3日間京都事務所を留 守にすると、FAX、郵便など、数え切れないほど来ている。 会合の案内状、雑誌、個人的な手紙、陳情など。 私一人では当然対応できないので、スタッフと役割分担する。 久しぶりに自宅に帰るとここにもまた郵便物が50くらい。FAX は、2mたまって、詰まって動かない。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 議員になると、問い合わせや陳情、会合の案内状が山のように来 る。それを一緒にさばいてくれるスタッフが私にとっては同志で あり宝である。京都事務所に5人。国会事務所に3人だ。 よく「秘書が多い」とお叱りを受けるが、京都と国会事務所で一 日に100通ほどくる郵便やFAX、電話に対応し、それに返事を したり、陳情に対応するのは大変な仕事だ。 不正な陳情には当然、対応しないが、交通事故で困っている、介 護で困っている、事故にまきこまれた救ってくれ、法案を修正し てくれ、こんな法律をつくってくれなど、深刻な陳情も多い。 可能な範囲で対応するが、簡単な陳情はなく、難しくてラチがあ かないから国会議員に陳情が来るのであるから、対応も大変だ。 事務所はよろず相談所である。 特には私は、医療や福祉を担当する厚生委員会所属なので、 「子供が難病で苦しんでいる」との相談もあり、なかなか大変だ。 本業の政策作りは怠れない。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 13日(金) 早朝の新幹線で東京へ。 10時半から1時間、私が事務局長をつとめる民主党の「介護保 険をよりよくするプロジェクトチーム」の会合。 厚生省から介護保険関係8人が参加。民主党からは12人の議員 を含めて総勢40人が参加。私たちがまとめた介護保険への 「7つの提言」について厚生省と議論。 また、プロジェクトチームの10月、11月の進め方を議論。 週1回、勉強会を続け、さらに現場の声をヒヤリングし、介護保 険の見直し案「7つの提言」を12月の大蔵省の予算査定までに、 よりよいものに改善する。 さらに、この秋は 「介護サービスの充実が従来の土木中心の公共事業よりも雇用効 果、経済効果が高い」という点について、政策研究し、政策にま とめることとなった。 11月末までにまとめる。正味1ヶ月半。 大急ぎで資料を集め、ヒヤリングをせねばならない。そして、 単なるお勉強でなく政策として、実現せねばならない。このプロ ジェクトチームが私の本業である。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. この勉強会終了後、専門誌の記者さん4人から取材を受ける。 専門誌の記者さんにとっても、厚生省が介護保険の見直しについ てどう考えているのか、関心があるようだ。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 今後のプロジェクトチームの会合は、また、このメールマガジン で日程が決まり次第案内し、可能範囲で一般の方の傍聴もお受け したい。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. また、この介護保険見直しや、介護型公共事業の政策作りだけで なく、国会が正常化すれば、また、厚生委員会で二度目の質問を 私がすることになる。 国会では、「はい、来週質問お願いします」と言われるところな ので、私も常に準備をせねばならない。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 正午から、民主党の両院議員総会で「審議拒否を続行する」こと を全議員で確認。 そのあと、新幹線に飛び乗って、いまメールマガジンを書いてい ます。京都で久しぶりに事務所スタッフとミーティング。 土日は、ぎっしり地元での予定が、詰まっていて事務所に居れな いので、今日しか打ち合わせができない。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 例によって長いメールになってしまった。 長々と書いたが、今回のメールで言いたいことを改めて整理する。 ☆本業は、介護保険プロジェクトチームなどの、介護保険問題。 ☆NPO委員会など民主党の役職の仕事もする。 ☆厚生委員会も健康保険法、医療法、年金、精神医療、男性助産 婦、薬害、ヤコブ病、雪印問題、などなど分野が幅広くいくら 勉強しても足りない。 ☆男女平等や人権問題も私は取り組みたい。 ☆災害対策委員としての仕事もある。 ☆滋賀と東京の選挙応援(メールマガジンでは法定文書になるの でかけない) ☆民主党落選中の若手議員バックアップも私の仕事。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. つくづく忙しいと感じる。忙しいというより分野が広い。 政策をもっともっと勉強して法案をつくらねばならない。 私は、T字型人間を理想としている。 介護が専門分野だが、それを軸に、多くの分野にも、目配りがで きる政治家。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. なお、明日、15日(日)には、前もご案内しましたが、 午後1時〜2時半 「スウェーデンや日本のグループホームの勉強会」、 午後3時から4時半は、 「臨時国会における審議拒否、あっせん利得罪、定住外国人参政 権問題、参議院選挙制度改革などについて、市民の方々の意見を 聞く会」を行います。 これは、私が一方的に国会報告をするのではなく、私が皆さんの 意見や要望を聞く会です。 無料で誰でも参加自由。予約不要。場所は、両方とも、京都府城 陽市「文化パルク城陽」第3会議室です。詳しくは、私のホーム ページ(http://www.yamanoi.net/)をご覧下さい。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 両方とも、何人の方々の参加があるかは、さっぱりわかりません が、20〜30人のこじんまりした会になるのではないかと思いま す。参加者数人かもしれません。是非、ふるってお越しください! 以上、長いメールマガジンを終わります。 やまのい和則 拝 |