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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第45号(2000/10/05)

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メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
今日は、近況報告をします。

それは、国会議員の仕事、日常活動というものについて、是非、
一緒に考えていただきたいからです。

私のこのメールマガジンで、政策論を全面的に展開するのではな
く、国会議員は、日々、どんな活動をしているのか、ありのまま
を知ってもらいたい、と思っています。

今、お葬式に向かっています。お世話になっている方の親族が亡
くなられました。

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ここ2週間は、2、3日にお一人、親しい知り合いのご家族が、
亡くなっておられます。
国会での活動を休んで行くことは当然できませんが、公務に
さしつかえない限り参列したいのです。

「冠婚葬祭ばかりに時間を使って、議員は本来の仕事をしていな
い」とお叱りを受けます。確かに冠婚葬祭は多いです。

しかし、政治活動では、非常に多くの方々に、ひとかたならぬお
世話になる活動です。お世話になる時だけお世話になって、冠婚
葬祭の時には、知らん顔をするのは、できません。

冠婚葬祭は、人間にとって、とても大事であると私は思います。

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ここ二度のメールマガジンでもご案内した「山井和則を囲む会」
があさって、10月7日に迫りました。

メールマガジンの読者の方からも数多く、ご参加の返事を頂き感
激しています。
おかげさまで、480人の定員に、現時点で430名の出席予定です。
なんとか満員になるように、あとひと頑張りしたいと思います。
多くの方々が口コミで誘って下さっています。

事務所はその準備で、晩遅くまでかかっています。残り二日は名
札づくりや、出席者の確認、当日資料作成など山のような仕事に
追われます。

ボランティアの方々にも手伝ってもらっており、昨夜は12時ま
でこのメールマガジンが縁で、ボランティアに来てくれるように
なった学生の高橋君が、手伝ってくれていました。

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来賓の方の席順や、紹介の順番なども、失礼のないように気を使
います。

アットホームで手作りで、しかし、しっかりと「福祉を良くしよ
う!」「政治を良くしよう!」という共感と、行動の輪を広げる
ことができる会にしたいと願っています。

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話は戻りますが、一昨日(3日)の最終便で、京都から東京に移動
し、昨日(4日)は、朝8時から民主党の厚生部会。
連合の生活福祉局の方々から、医療法改正、健康保険法改正など
についてのヒヤリング。

そのあと30分。衆議院会館地下2階の散髪屋で10月7日に備え
て散髪。散髪屋の女性スタッフさんが、
「なじみの議員さんが今回の選挙で多く落選して寂しい」とおっ
しゃるので、
「落選する人と当選する人はどこが違いますか?」と尋ねた。
「目が違うね。目が元気な人は、顔が悪くても選挙には強い。
いじわるで性格が悪い人でも、目が生きてる人は、選挙に勝つ」
との答え。

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そのあと、民主党本部でNPO支援についての会議。
昼食は、スウェーデン大使館の方と、来年度のスウェーデンの
国会議員団の受け入れについて、打ち合わせ。

スウェーデン大使館の方は、二人ともルンド大学出身で、私は、
その大学で1年間、学んだので話がはずむ。
世間話はスウェーデン語で、込み入った政治の話は英語で行う。

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 午後2時の新幹線で京都に戻る。
お世話になっている団体の集会に参加。

そのあと、先日国会開会中のために、出席できなかった団体にお
詫びの挨拶に行く。
「国会の日程が入り、せっかくお招き頂いたのに出席できず申し
訳ありませんでした」と頭を下げる。
笑いながら、「冷たい奴や!」とお叱りを受ける。平謝り。

晩は事務所に戻り、遅くまでスタッフと10月7日の打ち合わ
せや、参加者へのお礼の電話。

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そして、今。葬儀に向かっている。

今日は、12時40分から国会で、民主党の代議士会があるので、
10時10分京都発の「のぞみ」に乗らねばならない。

お葬式の30分前に行き、事情を言い、30分前に拝ませてもらう。

そこで「お母さんは5年も寝込んでられたのですよ」などと関係
の方から聞くと、「そんな大変な状況でお仕事を息子さんは続け
ておられたのか」「そんな大変な状況で私の選挙を手伝って下さ
ったのか」と改めて頭が下がる。

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12時40分からの代議士会では、今回の審議拒否の方針について
議論する。

一日も早く私は審議に参加したい。
しかし、その前提は、与党が選挙制度改革を強行しないことだ。 

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また、これから東京21区の衆議院補欠選挙と、滋賀県の参議院
補欠選挙も始まる。私も応援に行く。

なお、このメールマガジンでは、これらの補欠選挙にはあえて触
れません。メールマガジンは「法定外文書」として、選挙違反に
なる可能性があるからです。

ですから、今後、「山井のメールマガジンには、補欠選挙のこと
が全く出てこない」とお感じになられることもあるかもしれませ
んが、それは私が何もしていないということではありません。

民主党にとっても大切な選挙、精一杯手伝う予定です。

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さらに、秋の国会では、健康保険法や、医療法の改正。

私が事務局長を務める「介護保険をより良くするプロジェクトチ
ーム」の活動を、活発にして、厚生委員会での質問につなげなけ
ればならない。

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長くなりますが、今日のメールマガジンで書きたかったのは、
国会議員の日常は、このようにいくつかのジャンルの、
次元の違う活動をやっているということです。

☆ 自分の政策を訴えるための地元での集会、

☆ 冠婚葬祭や様々な地元での会合、

☆ 国会での本会議などの活動(これは選挙制度改革、あっせん
  利得罪、財政再建、沖縄の基地問題などすべての分野)、

☆ 厚生委員会や厚生部会、

☆ 介護保険プロジェクトチーム。

☆ 関係する選挙の応援。
  この10月には参議院と衆議院の補欠選挙があります。
  私の地元では、この秋、宇治田原町と笠置町の町会議員選挙、
  12月上旬には、宇治市長選挙があります。

  これらの選挙は、選挙期間中だけでなく、事前から政治活動
  としの集会や会合があります。
  そして、来年の参議院の京都選挙区の候補者決定も、今月あり、
  その準備も、もうスタートしています。
  自民党や共産党は、もうポスターを掲示しています。

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こう考えると、上記の仕事だけでも、忙しく、個人の方々とお付
き合う時間は非常に少ないことがおわかりかと思います。
私は、選挙の時には、主な団体や組織だけで、100以上の推薦を
頂いています。その組織や、団体の行事に、出席するだけでもい
くら身体があっても足りないのです。

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そこで、我田引水になりますが、このメールマガジンが非常に
重要かつ貴重なのです。

国会議員は、上記のような生活をしているため、組織や団体との
関係に多くの時間を割き、不特定多数あるいは個人との関係は
非常に薄かったのです。

しかし、メールマガジンのおかげで、多くの方々と、ダイレクト
に関係を持ち、また、双方向でメールをやりとりできます。

私は、このようなメールマガジンを活用し、サイレントマジョリ
ティー(声なき大衆・一般国民)の良識ある方々と、常に緊張感
あるコンタクトをとっていないと、政治家は腐敗すると思います。

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「メールマガジンに報告することが今日はなかったなあ。税金で
雇ってもらっているのに申し訳ないなあ」と私も反省することが
しばしばです。

四年に一度の選挙で審判を受けるのではなく、政治家は当然、
日々の活動を監視してもらい、審判を受けるべきでしょう。

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いつもメールマガジンで報告しているように、このような様々な
仕事を京都と東京を二日に一度は往復しながら、行っています。

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もちろん、私一人では到底できないので、東京事務所3人、京都
事務所5人のスタッフや、多くのボランティアの方々に支えられ
ています。

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素晴らしい仲間に支えられています。上に述べたような日程が、
毎日山のように舞い込みますから、その日程調整も大変です。
私が無理なときは、代理でスタッフが出席、あるいは、対応とな
ります。

逆に言えば、私一人でできることなど限られています。

事務所スタッフと一心同体で、手分けして仕事をしておりますが、
その手柄は、政治家である私の独り占めになりがちなのです。

縁の下の力持ちであるスタッフや、ボランティアの方々には感謝
の連続です。

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私はこのような、慌しい毎日の中でも、初心を忘れず、社会のた
めに献身したいと思っています。

「気がつけば、たいした仕事が出来なかった」ということでは、
申し訳が立ちません。

少なくとも介護問題は、山井が議員になったおかげで、安心して
年をとれる日本に近づいた、と言われるように頑張りたい。

他にも取り組みたい分野は多くありますが、まずは介護問題から
第一歩を踏み出したいし、それが私の使命であると思っています。

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このように長いメールマガジンを書いていると、また、
「そんな暇があれば、もっと仕事しろ!」とお叱りのメールを頂
きそうな気がします。

しかし、議員の重要な仕事(義務)の1つが、国民の皆さんに
「日々自分が何をやっているか」を報告することです。

国民と離れたところで、国会議員が勝手に、世の中を良くするこ
となんてありえません。政治家と国民が共に悩み、議論し、高め
あう中でこそ、政治は良くなるのだと信じています。

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今日の午後は、

民主党の代議会、
NPOの会合、
各種団体との意見交換会、
そのあと新聞社の取材、
晩はIT関連の勉強会、

明日は午前中、伊豆で講演。
午後は京都に帰り、
最後の10月7日に向けての打ち合わせと準備。

10月7日が終われば、東京と滋賀の補欠選挙。
地元の選挙の会合。
そして、近々正常化する国会での本格的な仕事です。

今日は、長くなりました。改めてお詫びします。
                  やまのい和則 拝

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