。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ やまのい和則の 「軽老の国」から「敬老の国」へ - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第45号(2000/10/05) 。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。 今日は、近況報告をします。 それは、国会議員の仕事、日常活動というものについて、是非、 一緒に考えていただきたいからです。 私のこのメールマガジンで、政策論を全面的に展開するのではな く、国会議員は、日々、どんな活動をしているのか、ありのまま を知ってもらいたい、と思っています。 今、お葬式に向かっています。お世話になっている方の親族が亡 くなられました。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. ここ2週間は、2、3日にお一人、親しい知り合いのご家族が、 亡くなっておられます。 国会での活動を休んで行くことは当然できませんが、公務に さしつかえない限り参列したいのです。 「冠婚葬祭ばかりに時間を使って、議員は本来の仕事をしていな い」とお叱りを受けます。確かに冠婚葬祭は多いです。 しかし、政治活動では、非常に多くの方々に、ひとかたならぬお 世話になる活動です。お世話になる時だけお世話になって、冠婚 葬祭の時には、知らん顔をするのは、できません。 冠婚葬祭は、人間にとって、とても大事であると私は思います。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. ここ二度のメールマガジンでもご案内した「山井和則を囲む会」 があさって、10月7日に迫りました。 メールマガジンの読者の方からも数多く、ご参加の返事を頂き感 激しています。 おかげさまで、480人の定員に、現時点で430名の出席予定です。 なんとか満員になるように、あとひと頑張りしたいと思います。 多くの方々が口コミで誘って下さっています。 事務所はその準備で、晩遅くまでかかっています。残り二日は名 札づくりや、出席者の確認、当日資料作成など山のような仕事に 追われます。 ボランティアの方々にも手伝ってもらっており、昨夜は12時ま でこのメールマガジンが縁で、ボランティアに来てくれるように なった学生の高橋君が、手伝ってくれていました。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 来賓の方の席順や、紹介の順番なども、失礼のないように気を使 います。 アットホームで手作りで、しかし、しっかりと「福祉を良くしよ う!」「政治を良くしよう!」という共感と、行動の輪を広げる ことができる会にしたいと願っています。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 話は戻りますが、一昨日(3日)の最終便で、京都から東京に移動 し、昨日(4日)は、朝8時から民主党の厚生部会。 連合の生活福祉局の方々から、医療法改正、健康保険法改正など についてのヒヤリング。 そのあと30分。衆議院会館地下2階の散髪屋で10月7日に備え て散髪。散髪屋の女性スタッフさんが、 「なじみの議員さんが今回の選挙で多く落選して寂しい」とおっ しゃるので、 「落選する人と当選する人はどこが違いますか?」と尋ねた。 「目が違うね。目が元気な人は、顔が悪くても選挙には強い。 いじわるで性格が悪い人でも、目が生きてる人は、選挙に勝つ」 との答え。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. そのあと、民主党本部でNPO支援についての会議。 昼食は、スウェーデン大使館の方と、来年度のスウェーデンの 国会議員団の受け入れについて、打ち合わせ。 スウェーデン大使館の方は、二人ともルンド大学出身で、私は、 その大学で1年間、学んだので話がはずむ。 世間話はスウェーデン語で、込み入った政治の話は英語で行う。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 午後2時の新幹線で京都に戻る。 お世話になっている団体の集会に参加。 そのあと、先日国会開会中のために、出席できなかった団体にお 詫びの挨拶に行く。 「国会の日程が入り、せっかくお招き頂いたのに出席できず申し 訳ありませんでした」と頭を下げる。 笑いながら、「冷たい奴や!」とお叱りを受ける。平謝り。 晩は事務所に戻り、遅くまでスタッフと10月7日の打ち合わ せや、参加者へのお礼の電話。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. そして、今。葬儀に向かっている。 今日は、12時40分から国会で、民主党の代議士会があるので、 10時10分京都発の「のぞみ」に乗らねばならない。 お葬式の30分前に行き、事情を言い、30分前に拝ませてもらう。 そこで「お母さんは5年も寝込んでられたのですよ」などと関係 の方から聞くと、「そんな大変な状況でお仕事を息子さんは続け ておられたのか」「そんな大変な状況で私の選挙を手伝って下さ ったのか」と改めて頭が下がる。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 12時40分からの代議士会では、今回の審議拒否の方針について 議論する。 一日も早く私は審議に参加したい。 しかし、その前提は、与党が選挙制度改革を強行しないことだ。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. また、これから東京21区の衆議院補欠選挙と、滋賀県の参議院 補欠選挙も始まる。私も応援に行く。 なお、このメールマガジンでは、これらの補欠選挙にはあえて触 れません。メールマガジンは「法定外文書」として、選挙違反に なる可能性があるからです。 ですから、今後、「山井のメールマガジンには、補欠選挙のこと が全く出てこない」とお感じになられることもあるかもしれませ んが、それは私が何もしていないということではありません。 民主党にとっても大切な選挙、精一杯手伝う予定です。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. さらに、秋の国会では、健康保険法や、医療法の改正。 私が事務局長を務める「介護保険をより良くするプロジェクトチ ーム」の活動を、活発にして、厚生委員会での質問につなげなけ ればならない。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 長くなりますが、今日のメールマガジンで書きたかったのは、 国会議員の日常は、このようにいくつかのジャンルの、 次元の違う活動をやっているということです。 ☆ 自分の政策を訴えるための地元での集会、 ☆ 冠婚葬祭や様々な地元での会合、 ☆ 国会での本会議などの活動(これは選挙制度改革、あっせん 利得罪、財政再建、沖縄の基地問題などすべての分野)、 ☆ 厚生委員会や厚生部会、 ☆ 介護保険プロジェクトチーム。 ☆ 関係する選挙の応援。 この10月には参議院と衆議院の補欠選挙があります。 私の地元では、この秋、宇治田原町と笠置町の町会議員選挙、 12月上旬には、宇治市長選挙があります。 これらの選挙は、選挙期間中だけでなく、事前から政治活動 としの集会や会合があります。 そして、来年の参議院の京都選挙区の候補者決定も、今月あり、 その準備も、もうスタートしています。 自民党や共産党は、もうポスターを掲示しています。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. こう考えると、上記の仕事だけでも、忙しく、個人の方々とお付 き合う時間は非常に少ないことがおわかりかと思います。 私は、選挙の時には、主な団体や組織だけで、100以上の推薦を 頂いています。その組織や、団体の行事に、出席するだけでもい くら身体があっても足りないのです。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. そこで、我田引水になりますが、このメールマガジンが非常に 重要かつ貴重なのです。 国会議員は、上記のような生活をしているため、組織や団体との 関係に多くの時間を割き、不特定多数あるいは個人との関係は 非常に薄かったのです。 しかし、メールマガジンのおかげで、多くの方々と、ダイレクト に関係を持ち、また、双方向でメールをやりとりできます。 私は、このようなメールマガジンを活用し、サイレントマジョリ ティー(声なき大衆・一般国民)の良識ある方々と、常に緊張感 あるコンタクトをとっていないと、政治家は腐敗すると思います。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 「メールマガジンに報告することが今日はなかったなあ。税金で 雇ってもらっているのに申し訳ないなあ」と私も反省することが しばしばです。 四年に一度の選挙で審判を受けるのではなく、政治家は当然、 日々の活動を監視してもらい、審判を受けるべきでしょう。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. いつもメールマガジンで報告しているように、このような様々な 仕事を京都と東京を二日に一度は往復しながら、行っています。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. もちろん、私一人では到底できないので、東京事務所3人、京都 事務所5人のスタッフや、多くのボランティアの方々に支えられ ています。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 素晴らしい仲間に支えられています。上に述べたような日程が、 毎日山のように舞い込みますから、その日程調整も大変です。 私が無理なときは、代理でスタッフが出席、あるいは、対応とな ります。 逆に言えば、私一人でできることなど限られています。 事務所スタッフと一心同体で、手分けして仕事をしておりますが、 その手柄は、政治家である私の独り占めになりがちなのです。 縁の下の力持ちであるスタッフや、ボランティアの方々には感謝 の連続です。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 私はこのような、慌しい毎日の中でも、初心を忘れず、社会のた めに献身したいと思っています。 「気がつけば、たいした仕事が出来なかった」ということでは、 申し訳が立ちません。 少なくとも介護問題は、山井が議員になったおかげで、安心して 年をとれる日本に近づいた、と言われるように頑張りたい。 他にも取り組みたい分野は多くありますが、まずは介護問題から 第一歩を踏み出したいし、それが私の使命であると思っています。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. このように長いメールマガジンを書いていると、また、 「そんな暇があれば、もっと仕事しろ!」とお叱りのメールを頂 きそうな気がします。 しかし、議員の重要な仕事(義務)の1つが、国民の皆さんに 「日々自分が何をやっているか」を報告することです。 国民と離れたところで、国会議員が勝手に、世の中を良くするこ となんてありえません。政治家と国民が共に悩み、議論し、高め あう中でこそ、政治は良くなるのだと信じています。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 今日の午後は、 民主党の代議会、 NPOの会合、 各種団体との意見交換会、 そのあと新聞社の取材、 晩はIT関連の勉強会、 明日は午前中、伊豆で講演。 午後は京都に帰り、 最後の10月7日に向けての打ち合わせと準備。 10月7日が終われば、東京と滋賀の補欠選挙。 地元の選挙の会合。 そして、近々正常化する国会での本格的な仕事です。 今日は、長くなりました。改めてお詫びします。 やまのい和則 拝 |