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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第44号(2000/10/04)

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メールマガジンの読者の皆さん、こんにちわ。
最終の新幹線で東京に向かっています。

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今日(3日)は、私たち民主党は審議拒否。

与党の参議院選挙制度改革の横暴に,抗議してのことです。

議員ですから、当然、審議には出席したいです。
しかし、出席すればすぐに、非拘束名簿方式が、可決されてしま
います。やはり、ここは断固戦わねばなりません。

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今日は、朝から、10月7日に行う「山井和則を囲む会」の参加
者集めに奔走。

普通の政治家のように1万円や2万円のチケットではなく、共に
政治を考える集会で5000円の会費なのですが、参加者を募るの
は大変です。

このようなメールマガジンでも政治や福祉について共に考えるこ
とができますが、時には一同に顔を合わせて政治や福祉を考える
会が必要だと思って企画しました(申し込みは4日中です)。

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夕方からは滋賀県の大津市で「のりくも市民政策研究会」主催の
バリアフリーシンポジウムにコーディネーターとして参加。

アメリカの障害者運動のリーダーであるマイケル・ウインターさ
ん来て下さった。マイケルさんは、アメリカ連邦運輸省予算担当
官であり、年間50億円もの予算をバリアフリーのために動かす
責任を持っている。

ご自身も車いすで、障害者の自立運動のリーダー。前から会いた
かった方で、お会いできて感激。

その他、石毛えい子衆議院議員や市民政調の小林幸治さんもパネ
ラーとして出席。参加者は50人ほど。

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 一番印象に残ったのは、マイケルさんの次の言葉。

「障害者の権利の第一は、生存の権利。
ナチスドイツの時には、障害者は真っ先にガス室で処刑された。
これについては、現代では誰もが、『障害者にも生きる権利はあ
る』と言うだろう。しかし、それだけではダメ。
町外れの施設に押し込められて生きるのではダメ。
障害者の第二の権利は、コミュニティーつまり、地域社会の中で
生きる権利」。

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これを聞いて、私はうーんとうなった。
日本では、痴呆性高齢者などは、一部、劣悪な病院や施設に押し
込められて死期を早められていることもある。生存の権利は守ら
れているだろうか、と考えさせられた。
さらに、第二の地域に暮らす権利は、全然守られていない!
老人ホームは町外れが多い。
在宅サービスを充実させるとともに、グループホームを住み慣れ
た地域に数多く普及させねばならない、と感じた。

さらに、障害者の第3の権利は、“社会参加の権利”だと、
マイケルさんは言う、。

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私は、20年前から学生ボランティアとして、バリアフリーの
問題に関心を持っていたが、現在、議員として税金で仕事をさせ
て頂き、大好きなバリアフリーの問題に、取り組めることが、
夢のような話だ。

それにしても、石毛えい子議員やその秘書の秋山愛子さんは、
バリアフリー問題に詳しく、勉強させていただいた。

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介護保険も5年後の見直しで、障害者福祉との統合が議論される。
私は、高齢者福祉だけでなく、障害者福祉にも力を入れたい。

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4日は朝8時から民主党の厚生部会。早く国会が正常化すること
を望む。今日一日は、審議拒否という非常に後味の悪い日であっ
た。
                                  やまのい和則

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