第五十六回  "早いバケーション終了"
  





●リューベックにて


新年明けましておめでとうございます。
本年も「おがわ医院」と
「おがわ医院HP」を
よろしくお願いしますね。

それはそうと、
今年は温かいお正月でしたね。


初詣には行かれましたか?
我々は一月一日国立競技場で行われた
「サッカー天皇杯決勝」を
見に行って
その帰りに明治神宮に寄ろうと試みましたが…

「本殿まで90分かかります」という
警察のアナウンスに恐れをなして
退散しました。
初詣はなしかって? 

いえいえ、もちろん鎮守の神様
「御香宮」へは初詣いたしましたよ。

昨年は既に猛威をふるっていた
インフルエンザは
今のところ流行はしていません。
今年は予防注射をされた方が多かったですし、
何といっても「暖冬」ですからね。
しかし、安心はできません、
外から帰ったら「うがい、手洗い」を
しっかりなさって下さいね。


●道路をはさんで両側の水の色が違うのがわかりますか?
それでは、留学記の続きにまいります。
アムステルダムでは
「オランダの明と暗」を目の当たりにし、

「やっぱり大都市には近づきたくない」
との思いを再確認した我々でした。

そして、旅は続きます。
次は「アイセル湖」見学です。
アイセル湖って知っていますか?
オランダの地図を見ると
北西に大きな湖があります。
それがアイセル湖です。

ここは実は北海の深い入り江だったのですが、
長さ30km幅約90mの人工的な土手によって
切り離されて湖となったのです。

その「土手」が「大堤防」です。
「こんなにすごいものを作り上げてしまうなんて
オランダ人は忍耐強い」
という引き合いにも
よく出されているようです。


実際に行って見ると
「海の中を道路が走っている」という感覚です。
道路をはさんで両側の水の色が
全く違うのに驚きました。
途中にパーキングエリアがあったので
皆で降りてみましたが…
それこそまさに「吹きさらし」
遮るものは何もない状態ですから
風が強いこと強いこと、
立ってられない状態でした。

●オランダには、そこかしこに「跳ね橋」があります
大堤防から内陸側の岸までは
およそ50kmと聞いていました。
晴れていたにもかかわらず
向こう岸は残念ながら全く見えませんでした。
色々とあったオランダの旅も大堤防の走破が
最終イベントとなり、ベネルクス三国の旅も
いよいよ終了。

ドイツとデンマークを経由して、
帰路へつくことになります。
運転していてもオランダでは、
そこかしこに「跳ね橋」があって
確かに運河の多い国だと実感させられました。

●みちるにとっては初めての動物園
ドイツではハンブルグに入り、
ハーゲンベック動物園を見学して
お気に入りのリューベックで宿をとる事にしました。

ハンブルグは日本でも
ブンデスリーガ「ハンブルガーSV」の
ホームタウンとして有名になりました。
日本代表フォワードで前ジュビロ磐田の
高原直泰選手が移籍してから本当に有名になりましたね。

そうそう、一度行ったスコーネの動物園では
「シカ」類しかいなかったので、
みちるにとっては、「初めての動物園」です。

あいにくの雨模様で子供達はカッパ姿ですが、
絵本でしか見たことのない動物を見たみちるは
目を白黒させていました。

●カピバラが放し飼い状態です
驚いたことにこの動物園、
カピバラが放し飼い状態にされています。
我々の近くを驚きもせずピョンピョンと歩いていました。
また、「柵」や「おり」もあまりなくって動物と見学者は、
お堀をへだててごく近い距離にいます。

下を向くキリンとゴッツンコしそうだし、
ゾウの鼻にはさらわれそうな気さえします。

大迫力でした。


                                                  



リューベックは昨年も最後の宿をとってお気に入りの街です。
本当に美しく、ホルステン門といわゆるその周辺の
オールドタウンは本当に情緒たっぷりです。

いよいよ今回のバケーション旅行も最終日です。
ドイツを離れる前に買い出しツアーよろしく、
スーパーでワインや食料等を購入しスウェーデンに帰りました。
長いような、短いような、疲れたけれど充実感一杯の
2回目のサマーバケーションでした。
今回は6月19日から29日までの約2週間の旅行でした。
     
●家に着いたら七夕祭りもしました
長い夏休みを取って、旅をして。
ルンドにもどってもまだ6月!?
日本ではこれから夏本番になって、
夏休みが来て…なのにスウェーデン流の
タイムスケジュールで過ごした私たちは
既にバケーション終了!!
得したのかな〜そんしてるのかな…
なんて話しながら、楽しいことは
スウェーデン流であろうと日本流であろうと
何でもやっちゃおうと家に着くなり早速、
笹に(家の前に植わっていました、何ででしょう?)
みんなでお願い事を書いて「七夕祭り」をしました。

それにしても今年はなんでそんなに早く
休暇をとったかって?
それには、理由があったのです。