第五十四回  "ベルギーからオランダへ"

              

  
  ●ブラボーの噴水
11月になっちゃいました。
スウェーデンでは今の季節正直「最悪」ですね。
間違っても、旅行者の方は今のシーズンには
行かないようにしてくださいね。
なぜって、だってくら〜くなってきてますし、
どんよりと曇った日が多いですし、
太陽なんて滅多にお目にかかれないですよ。

おまけに、12月は大きなイベント
クリスマスがありますけど、11月はね〜
何もないですからね。

そうそう、日本ではインフルエンザの
予防注射が始まりました。
SARSはこの冬どうなるか解らないけど、
インフルエンザには予防注射があります。
早めに予防注射をしましょうね!!




●有名なノートルダム大聖堂
お気に入りのブルージュの街に後ろ髪を引かれながら
別れを告げました。

次の目的地は「アントワープ」です。
アントワープと言えば、
ご存じフランダースの犬でおなじみですよね。
アントワープでどうするか、正直決めていなかった我々、
とりあえずブラボーの噴水で有名なマルクト広場へ行きました。

市庁舎やギルドハウスは素晴らしい建築で
良い雰囲気なのですが、正直、グランブラスや
ブルージュで感じた、飲み込まれるような、
圧倒されるような雰囲気や感動は今回は感じず
(アントワープファンのかた、すみません)
気になるスポットをしばし見て回るだけにしました。

ルーベンスの作品が見られる、
ネロが亡くなってしまうノートルダム大聖堂に立ち寄って
先を急ぐことにしました。

●マルクト広場の新教会
いよいよ、オランダです。

まず第一日めは「デルフト」で宿泊することにしました。
今日は私の誕生日、
昨年は確かドイツのゴスラルで誕生日を迎えました。

今年はオランダ、デルフトです。
インターナショナルやな〜と実感しました。

市庁舎前のマルクト広場にそびえる新教会を見学し、
宿を例によって紹介してもらいました。

何もない、事務所の2階のようなアパートのような…
でもルーフテラスがあって快適でした。
荷物をそこに下ろして散策開始しました。
先の広場周辺には有名なデルフト焼きのお店や
レストランも一杯あっていわゆる「観光地」って雰囲気でしたが、
とにかく記念にと言うことでデルフトブルーの
いかにもおみやげって感じの風車の絵皿を購入しました。

今でも我が家のリビングに飾ってあります。

                                                   

 
●マドローダムは1/25スケールのミニオランダです 
名所旧跡巡りって子供達が疲れるでしょ!

翌日、昨日一日は退屈だったようで、
彼女たちのご機嫌も今ひとつ。

そこで、彼女達のリフレッシュのために、
マドローダムに行きました。

先のブリュッセル郊外のミニヨーロッパとは異なり
マドローダムは全てが1/25スケールのミニオランダです。
歴史的な建築物だけでなく、高速道路にトラックが
運河に観光船と言った現代の景色も1/25で
再現されています。
 
模型が動いたり、煙や水が噴き出したり、
音が出たりと見る遊園地と言った雰囲気でした。
もちろん、ギルドハウスや風車と言った典型的な
オランダの風景も再現されていますよ。

でも、既に50年もの歴史を持っているそうですから、
観光客だけではなく、オランダの方々にも
人気のスポットなんでしょうね!
ここで、すっかり子供達のご機嫌もなおり、
車中の雰囲気が明るく活気づきました。





●美しい「騎士の館」
そこで、デンハーグにも寄ってビネンホフを見てきました。

デンハーグはオランダの政治の中心地として知られ、
オランダ王宮や国際司法裁判所があることでも、
世界的に知られています。ビネンホフは歴史的な
中心地で13世紀から17世紀にかけて建てられた
建物が集まっています。有名なのは「騎士の館」。
美しい建築物です。

我々もマドローダムですっかりオランダ巡りを
したような気になりましたが、オランダはまだこれからです。

明日はいよいよオランダの首都、経済の中心地、
アムステルダムへ突入です。
いよいよ、あの事件が…。