第四十四回  "明けましておめでとうございます"


     
皆様、明けましておめでとうございます。
God Jul och Gott Nytt Ar
久しぶりに登場致しました院長の小川直です。
本年もおがわ医院をホームページ共々
よろしくお願い申し上げます。

さて、2002年は医療界にとっても大変な年でした。
診療報酬の初の引き下げ、
老人医療の対象年齢の引き上げ、

老人医療の定額負担の廃止と
一部負担金の大幅アップ等々で
本当にてんやわんやでした。


世相的にも相変わらずの不況で
クラーイ話題の多かった中、

ノーベル賞に輝いた田中さん、小柴さんには
本当に「明るい話題をありがとう」という気持ちです。

ノーベル賞といえばスウェーデン、
そのおかげで、スウェーデンの
街並みや
行事がたくさん紹介されてチョッとうれしかったのは
私だけでしょうね。

ストックホルム市庁舎の青の間、
黄金の間…私も行きました。

メラーレン湖から見た市庁舎や
ガムラスタンきれいだったな〜。

ノーベルディナーが市庁舎のレストランで
食べられることも知っていましたよ!
でも、当時は高くって
とてもそんな気にはならなかったです。

そんな、こんなで
"スウェーデンに行きたい病"が再発!!

どうしてくれんの?!

   
  "ルシア祭"は既に何度かこの留学記でも
  紹介していますし、
今回の一連の報道でも
  取り上げられましたよね!

  メジャーな行事になったな〜と思っていたら、
  なんと私も会員の関西スウェーデン協会のルシア祭が
  今年も神戸で開催されるとの情報をゲット!
  久しぶりに参加表明し、家族みんなで参加しました。
       場所は神戸の異人館にほど近い某所!
実は帰国して数年は毎年子供達をつれて
ルシアの行列に参加させていましたので
勝手は解っていました。
このパーティーでは、
ルシア姫の行列以外にもいくつかの

"お楽しみ"があります。

独特のサフランパン、ペッパーコッカ
(ジンジャークッキー)、

グレッグ(赤ワインにスパイスで味付けした
不思議な飲み物)等が味わえること!

皆で手をつないで踊る"ユーレッキャダンス"
というクリスマスを
祝うダンスを踊れること!
そして、スウェーデン人も大好きなくじ引き!

このくじ引きが実は商品がすごいのです。
一等賞は以前目にしたのは
「スウェーデン往復ペア航空券」でした。

  今年久しぶりに参加して、やっぱりジーンと来ました。
  懐かしいスウェーデン語の響き、
  懐かしいクリスマスソング、
懐かしい味…
  さらに"行きたい病"が悪化してしまいました。


  ペッパーコッカも
  実は毎年家内が一日がかりで焼いています。

  (特製のスパイスは
  毎年ボスのシュラー先生が送ってくれます)

  グレッグも最初に飲んだ時は
  「こんなもん飲めるかいな」と思ったのですが
  実に懐かしい飲み物に変わっています。

  コーラの気が抜けたような飲み物もあったのですが、
  あれは何だったのかな〜忘れてしまいました。
  楽しく過ごしている間に、
  あっという間に時間が過ぎて…

  いよいよメインイベント?
  くじ引きの始まりです。
最初に受付で自分の番号をもらいます。
その番号が読まれたら「あたり」です。
豪華賞品がもらえるわけです。
いたってシンプルですが、
シンプル故に妙にドキドキします。

1等賞は3組あってもちろん最後に発表です。
なにやら封筒に入っています。
私は数字に関しては仕事で鍛えられているせいで
スウェーデン語がそのまま理解できます。
最初にスウェーデン語でその後で
英語と日本語で発表されます。

順々に番号が読み上げられ、
我々のテーブルでも当たりの人が出て行きます。
ガラスの置物やテーブルクロス等々…いいな〜

「1等は最後だから、今当たらないほうが良い」
なんて悔し紛れに
言っていましたが、
なぜか我々家族4名は当たりません。

あ〜あ、当たらなかった、
ダメだともうあきらめていました。

  いよいよ、1等3組の発表です。
  皆、緊張?します。
  その、3番目にスッと私の耳に私の握りしめている番号が入ってきました。
  何度も"かすって"いたので、間違いありません。
  日本語、英語のアナウンスがある前に
  思わず右の腕の拳を突き上げて「ガッツポーズ」を決めてしまいました。

  それから…壇上に上がるまでに、イヤ〜どうしよう、当たっちゃった。
  いつ診察休めるかな〜スウェーデンにいけるんだから夏が良いな〜
  でも、クリスマスシーズンもヤッパリ捨てがたい。お正月は無理だろうな〜
  このチケットはお盆も使えるのかな〜
  考えれば考えるほど緊張し、両手はワナワナと本当に震えました。

  スウェーデン行きペア往復航空券が当たったとの確信のもと
  我がテーブルに帰って家族で再度ガッツポーズ!

  空けてみると…
  某ホテルのクリスマスイブのペアディナーショーチケットでした。
  今度はガーン!!

  だって、クリスマスイブで診療を休むわけに行かないし、
  ステキなディナーショーでステキなお席って事は
  チケットを見ただけで解ったのですが行けなーい!!

  こんなステキなチケットどうしよう!
  行けないし…。

  

  衝撃の一日でした。
  娘達からは「パパはこれで運を使い果たした」って言われるし、
  うれしいけれど残念なルシア祭でした。

  そうそう、田中さんも京都にお住まいですが
  京都にとっては2003年1月1日もう一つ「快挙」がありました。
  そうですJリーグの「京都パープルサンガ」が天皇杯で優勝したのです。

  実は私たち家族はその日、国立競技場へ足を運びました。
  しかし…残念ながら多くの鹿島アントラーズサポーターを前にし
  切符が手に入らずあきらめて競技場を一周し帰途につき、
  月島でもんじゃ焼きを食べたのでした。

  そして、情報を聞いてビックリ!!
  サンガが優勝したというではありませんか!
  もう少し粘って何とか切符を手に入れれば良かったと思っても後の祭りでした。
  しかし、正直優勝するとは思っていませんでした。
  エンゲルス監督、すみません!

  今年はひょっとしていい年になるかも(^_-)