第八回「介護保険導入直前対策講座Part1」
〜介護保険ってなあに?〜
こんな内容でした。



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などなど、よい質問がいろいろ出ました。


栄養士 中村特製の「わらび餅」

ミネラルたっぷりの黒砂糖を
使ってみました。
程よい柔らかさでさっぱりおいしい!!




介護保険導入直前対策講座

最近、また新聞紙上を介護保険の話題が飾るようになりました。
そして徐々に「介護保険の実態」が明らかになっていました。

介護保険は以前の第五回健康教室でも取り上げましたが、
色々と細則が決まり、実態が明らかになるにつれ医療サイドから見た問題点、
福祉サイドから見た問題点、制度自身の問題点等が明らかになってきました。

医療の全くいらない「要介護者」の方が本当に居られるでしょうか?
ケアマネージャー有資格者の方が、本当に正しいケアプランを
作ることができるのでしょうか?
かかりつけ医として、何をしなければならなのか?
何を積極的にするべきなのか?議論はつきません。

私もケアマネージャーの資格を得ましたが、
介護保険における「ケアマネージャー」の権限が大きいものである以上、
介護保健サービスが適正に正当に真の意味で利用者本位になるためには
「良いケアマネージャーさんを探す事」が重要です。

ケアマネージャーは医療系のサービスについては主治医の指示に従うこと、
その他のサービスも主治医の意向に従うこと。となっていますが、
有名無実にならないことを祈るばかりです。

「我田引水はしない。」というのが建前ですが、ケアプラン作成料が安ければ、
どこかほかの部分で採算をあわせる必要が出てきます。
当然、自分の属する施設等のサービスを、他にその利用者の方が必要としている
サービスがあっても薦めて、ケアプランを作成してしまうといった事が起こってしまうのではないでしょうか?

規制緩和の名のもとに、福祉系のサービス提供事業者や医療従事者が「営利目的の企業」と
同列で競い合わなければなりません。それが、良い意味での競争につながればよいのですが、
本当に親身に採算よりも患者さんのことを考え、やってこられた「小規模な事業者」が
「大企業の資本力」のもとに淘汰されてしまうといった光景もすでに見えてきているような気がします。

我々「かかりつけ医」としては、ケアマネージャーの資格を持っている、いないにかかわらず、
しっかりとが目を光らせ、医療系の必要なサービスだけは、
何が何でも守っていかないといけないと思っています。

つまり、現時点でいえることは、

(1)良いケアマネージャーを探してください。

(2)良いかかりつけ医を持ってください。(介護保険に明るい先生が良いでしょう)
(3)介護保険の勉強をしましょう。

そして、ケアマネージャーや業者に振り回されないようにしましょう。

次回、9月13日の健康教室では、具体的な例をあげ、
今後どうしていくべきかをお話していくつもりです。

どうぞ、お気軽にご参加ください。