.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.介護保険 スタート.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

 
 とうとう今日から「介護保険」がはじまる。

「介護保険を推進してきた」私にとっては、これによって、「革命が起こる」と信じている。 詳しくは、拙著 図解 介護保険のすべて 東洋経済新報社をお目通しいただきたいが、いくつか革命的なことが起こる。

  • サービスの需要が増えれば、保険料がアップし、自動的にサービスの供給が増える。
     ☆これは、今までの税金による福祉では考えられない。サービスの量  は飛躍的に増えるだろう。  
  • サービス提供事業者が、サービスを利用しない老人を捜し出し、サービス利用を勧めるようになる。
    ☆これもサービスを申請しない老人がほったらかしになっていたのとで  は大違い。
  • サービスが選べるようになり、競争原理で質がアップする。
    ☆もちろん、現実にはすぐにこのようにはならないかもしれないが、その 方向になるように、私達が声をあげねばならない。

一方、介護保険にも多々問題はある。すみやかに解決せねばならない。

 新聞では、「介護保険の準備が間に合わない」と報じられている。
 が、なぜ、こんなことになったのか。  

その原因は、どこも報道しない。  

 私は、その主な原因は、昨年(99年)末の「介護保険の見直し」で「自治体も厚生省も準備の一番大事な時期に、その見直しのために時間をとられた」のだと思う。

 このあたりの「政治家の責任問題」を、はっきりさせねばならないと思う。

 「介護は家族がするのが美風、しかし、これだけではこれからの時代はやっていけない」と言いながらも、実際には、そういう政治家によって、「介護保険のスケジュールは狂い、準備は大幅に遅れた」。

 政治家が、「介護保険を選挙の道具」にしか考えていない。  

 今日の新聞に、取り上げられていないので、気になったのは、
「介護保険がスタートしても、“痴呆ケアの切り札グループホーム”が、とても少ないことを指摘した」記事がなかった。  

私はこの問題にはこだわり続ける。  

 目新しいのは唯一、日経新聞に、「あさひ銀行がグループホームの建築に対して、低利にローン」という「新商品を開発した」記事が載っていたこと。

 「土地の有効利用」=「グループホームをつくろう」と考える人が増えると見込んでのことだ。

 とにかく、「雨後のたけのこ」のように、「良質のグループホーム」が増えることを祈っている。

 厚生省は2004年までに3200ヶ所のグループホームというゴールドプラン21を発表している。
 「ニーズが高ければもっと増やしてもよいという考え」である。

 私が先日、出版した 拙著 グループホームの基礎知識 では、2004年までに10000ヶ所を提案している。

 夢とは思わない。

 私のメールマガジン読者やホームページの読者の皆さんとともに実現させたい。

.:             *~*:._.:*~*:._.:*~*:.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:..山井和則 拝

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