。★〃。☆〃。☆〃。★〃。★〃。☆〃。☆〃。★ やまのい和則の 「国政に福祉の風を!」 - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第16号(2000/06/08) 。★〃。☆〃。☆〃。★〃。★〃。☆〃。☆〃。★ 昨夜は、「これから街頭演説」と書いて、メールマガジンを終 わった。その続き。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. いま、その京阪くずは駅での夕方の演説が終わったところ。 悲惨だった。 午後6時から駅前で通勤や通学から帰ってくる方々 にマイクで話していると、近くの広場にいた酔っ払いのおじさん が騒ぎ出した。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 「何をうるさいこと言うてるんや。人の批判はええ、民主党はど ないするんや」と、大声で騒ぐ。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 私はマイクで、「無駄な公共事業を減らし、そのお金で介護や情 報通信関連の新たな分野の雇用を創出すべきである。民主党が政 権をとれば、諫早湾の干拓など無駄な公共事業はやめます」と言 った。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. しかし、酔っ払ったおじさんは、なおを食い下がり、 「具体的に何をするんや、言うてみろ!」と私の前に座り込み、 大声で騒ぎまくる。 参ったなあ、と内心思っていると、とうとう私に殴りかかろう とする。あわてて演説を止める。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 「民主党はどうする言うんや!」と尋ねるので、 「無駄な公共事業を減らして・・・・」と私が地声で答えると、 そのおじさんは、真顔で 「俺をどうしてくれるんや。リストラされて仕事もないんやぞ。 俺をどうしてくれるんや」と叫ぶ。 私もうっ、と答えに詰まる。 「だいたい人が駅前のベンチでゆっくり休んでたのに、なんで 大声で話すんだ」と食ってかかる。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. チラシをまいてくれているボランティアさんが止めに入って下 さるが、今度は、その人と乱闘になりかかかる。 今度は、私が仲裁に入る。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 仕方ないので、しばらくマイクなしでチラシを配る。 しかし、大きな駅なのでボランティアさん5人が、チラシまきに 来てくださっているので、マイクで話さないわけにはいかない。 しばらく様子を見て、小さな声でマイクで話す。 すると、また遠くからやってきて、私に食って掛かる。今にも殴 らんばかりのけんまくだ。 また、10分間くらい休憩。せっかくこんな大所帯で来たのだか ら、マイクで話さないわけにはいかない。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. その間にも、多くの人々が駅からバス停留所へと通り過ぎる。 私が静かに話しだすと、ようやくそのおじさんもじっと聞き出 した。 しかし、いつまたこちらに走って襲い掛かってくるかわからない。 刺激しないように、刺激しないように、と話続けた。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 私が学生時代から福祉施設でボランティア活動をしていて、それ が原点で、福祉に無関心な政治を変えたいと考えるに至ったこと などを話した。 福祉についても小学校区に1つグループホームをつくって、老い ても住み慣れた地域で暮らせる社会をつくりたいと訴えた。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 気のせいか、こういう話になると、そのおじさんもふんふんと、 うなずきながら聞いてくれたような気がした。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 読者のみなさんも、「なにもそこまでして,演説しなくていいじ ゃないか。はた迷惑な」と、思われるかもしれない。 しかし、チラシまきのボランティアの方(車で40分かけて集っ てくださった5人)と一緒に、また、一緒に政治活動をしている、 玉置一弥前衆議院の宣伝もするのだから、私は、「酔っ払いにか らまれたから演説を辞めた」と辞めるわけにはいかない。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. いつのまにか、その酔っ払ったおじさんはベンチから消えた。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. しかし、このおじさんから学んだことも多かった。 1つ目は、確かに駅前のベンチで休んでいる人にとっては街頭演 説は迷惑以外の何物でもない。 そのあたりの音量やボリュームの配慮が足りなかった。もう1つ は、リストラで職もない方にとっては、きれいごとの街頭演説は 逆に腹が立つのであろう。 「本当に失業して困っている人の気持ちがわかって、やまのい は街頭演説をしているのか?」と、試されているように思った。 そして、「批判ばかりでなく、具体的な政策を示せ」というのも 最もな意見である。 もしかしたら、このおじさんの言葉は私にとっての天の声だっ たのかもしれない。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 街頭演説は、いろいろハプニングがあるが、1回1回が勉強だ。 社会の役に立てる政治活動ができるように、私も自分を磨いてい きたい。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. そのあと、新聞記者の方の取材を受けた。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. このメールマガジンやホームページなどを駆使して政治活動をし ていることを話した。 さらに、カンパが今日1日で63件も来たことを話した。 その払込用紙を見て記者さんは、「長野や東京、全国から来てま すね」と驚いた。 「福祉をよくするのは、選挙区に限られた話でなく、私は日本 全国の福祉のために政治活動をしています。 地元に公共事業をひっぱるというせこい次元ではなく、日本の福 祉のために純粋にやっているから、全国の方も、カンパをくれる のだと思います」と、偉そうに語ってしまった。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 全国250万人の寝たきりや痴呆性高齢者の声なき声を政治に届 けるというミッション・使命をもって政治活動をしている。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 今日は、ここまでにします。 京都は、日中は真夏並みの暑さです。ご自愛ください。 やまのい和則 拝 |