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       やまのい和則の
         「国政に福祉の風を!」

         - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

                第16号(2000/06/08)

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 昨夜は、「これから街頭演説」と書いて、メールマガジンを終
わった。その続き。

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 いま、その京阪くずは駅での夕方の演説が終わったところ。
悲惨だった。

午後6時から駅前で通勤や通学から帰ってくる方々
にマイクで話していると、近くの広場にいた酔っ払いのおじさん
が騒ぎ出した。

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「何をうるさいこと言うてるんや。人の批判はええ、民主党はど
ないするんや」と、大声で騒ぐ。

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私はマイクで、「無駄な公共事業を減らし、そのお金で介護や情
報通信関連の新たな分野の雇用を創出すべきである。民主党が政
権をとれば、諫早湾の干拓など無駄な公共事業はやめます」と言
った。

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 しかし、酔っ払ったおじさんは、なおを食い下がり、
「具体的に何をするんや、言うてみろ!」と私の前に座り込み、
大声で騒ぎまくる。

 参ったなあ、と内心思っていると、とうとう私に殴りかかろう
とする。あわてて演説を止める。

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「民主党はどうする言うんや!」と尋ねるので、
「無駄な公共事業を減らして・・・・」と私が地声で答えると、
そのおじさんは、真顔で
「俺をどうしてくれるんや。リストラされて仕事もないんやぞ。
俺をどうしてくれるんや」と叫ぶ。

私もうっ、と答えに詰まる。

「だいたい人が駅前のベンチでゆっくり休んでたのに、なんで
大声で話すんだ」と食ってかかる。

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チラシをまいてくれているボランティアさんが止めに入って下
さるが、今度は、その人と乱闘になりかかかる。

今度は、私が仲裁に入る。

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 仕方ないので、しばらくマイクなしでチラシを配る。
しかし、大きな駅なのでボランティアさん5人が、チラシまきに
来てくださっているので、マイクで話さないわけにはいかない。

 しばらく様子を見て、小さな声でマイクで話す。

すると、また遠くからやってきて、私に食って掛かる。今にも殴
らんばかりのけんまくだ。

 また、10分間くらい休憩。せっかくこんな大所帯で来たのだか
ら、マイクで話さないわけにはいかない。

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その間にも、多くの人々が駅からバス停留所へと通り過ぎる。

  私が静かに話しだすと、ようやくそのおじさんもじっと聞き出
した。

しかし、いつまたこちらに走って襲い掛かってくるかわからない。

刺激しないように、刺激しないように、と話続けた。

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私が学生時代から福祉施設でボランティア活動をしていて、それ
が原点で、福祉に無関心な政治を変えたいと考えるに至ったこと
などを話した。

福祉についても小学校区に1つグループホームをつくって、老い
ても住み慣れた地域で暮らせる社会をつくりたいと訴えた。

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気のせいか、こういう話になると、そのおじさんもふんふんと、
うなずきながら聞いてくれたような気がした。

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読者のみなさんも、「なにもそこまでして,演説しなくていいじ
ゃないか。はた迷惑な」と、思われるかもしれない。

しかし、チラシまきのボランティアの方(車で40分かけて集っ
てくださった5人)と一緒に、また、一緒に政治活動をしている、
玉置一弥前衆議院の宣伝もするのだから、私は、「酔っ払いにか
らまれたから演説を辞めた」と辞めるわけにはいかない。

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 いつのまにか、その酔っ払ったおじさんはベンチから消えた。

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 しかし、このおじさんから学んだことも多かった。

1つ目は、確かに駅前のベンチで休んでいる人にとっては街頭演
説は迷惑以外の何物でもない。

そのあたりの音量やボリュームの配慮が足りなかった。もう1つ
は、リストラで職もない方にとっては、きれいごとの街頭演説は
逆に腹が立つのであろう。

「本当に失業して困っている人の気持ちがわかって、やまのい
は街頭演説をしているのか?」と、試されているように思った。

そして、「批判ばかりでなく、具体的な政策を示せ」というのも
最もな意見である。

 もしかしたら、このおじさんの言葉は私にとっての天の声だっ
たのかもしれない。

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 街頭演説は、いろいろハプニングがあるが、1回1回が勉強だ。
社会の役に立てる政治活動ができるように、私も自分を磨いてい
きたい。

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 そのあと、新聞記者の方の取材を受けた。

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このメールマガジンやホームページなどを駆使して政治活動をし
ていることを話した。

さらに、カンパが今日1日で63件も来たことを話した。

その払込用紙を見て記者さんは、「長野や東京、全国から来てま
すね」と驚いた。

 「福祉をよくするのは、選挙区に限られた話でなく、私は日本
全国の福祉のために政治活動をしています。

地元に公共事業をひっぱるというせこい次元ではなく、日本の福
祉のために純粋にやっているから、全国の方も、カンパをくれる
のだと思います」と、偉そうに語ってしまった。

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 全国250万人の寝たきりや痴呆性高齢者の声なき声を政治に届
けるというミッション・使命をもって政治活動をしている。

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 今日は、ここまでにします。 
京都は、日中は真夏並みの暑さです。ご自愛ください。
              やまのい和則 拝

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