。★〃。☆〃。☆〃。★〃。★〃。☆〃。☆〃。★ やまのい和則の 「国政に福祉の風を!」 - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第14号(2000/06/05) 。★〃。☆〃。☆〃。★〃。★〃。☆〃。☆〃。★ メールマガジン読者の皆さん、いつも有難うございます。 私のメールマガジンを見て、多少わわかりずらい表現のところが あるかと思います。 その理由は、 公職選挙法の事前運動にならないように、あくまでもこれは、 政治活動のニュースですので、選挙に関する記述はできるだけ慎 重にしています。 このあたりのことをご理解いただき、今日も報告を書きます。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 6月3日の集会が2700人の盛況に終わり、翌日4日は、朝6時 からその御礼の活動のため、あいさつや集会に行く。 そして、御礼の電話。「満員でよかったね」と言われるので、 嬉しい。集会会場や地元警察にもお世話になった御礼に行く。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 午後1時からは7時まで街宣カーで演説。大きな団地に向かっ て語りかける。 ボリュームが大きすぎると寝ている赤ちゃんを起こすので気を 使いながら話す。 ベランダからこちらを見て、じっと聞いてくれる女性がいる。 私は「政治の原点は、自分で自分の身を守ることがなきない、 政治活動にも参加できない、子供や寝たきりのお年寄りや病気の 患者さんの声なき声を政治に届けることである」などと訴える。 終わってからベランダから聞いてくださった方は、拍手をして 手を振ってくださった。うれしい。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 政治活動での街頭演説は、「うるさい!」と叱られることのほ うが多い。私も叱られることを覚悟している。 しかし、私は、福祉のことを訴え続ける。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 話は飛ぶが、私は5年前、政治活動に入る前は、奈良女子大学 の生活環境学部で国会公務員として福祉を教える講師をしてい た。 福祉の講義をする。「やまのい先生、やまのい先生」と女子学 生がしたってくれる。楽しい日々である。 しかし、私は、思った。 寝たきりや痴呆症で苦しんでいるお年寄りがどんどん増えてい る。そのご家族も遅々として進まぬ福祉のもと、倒れかかってい る。 そんな中で、自分は大学講師として授業だけしていていいのだ ろうか。 私の講義で介護の現状のスライドや私がつくったテレビ番組を 見せると、学生たちも泣く人がいる。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. こんなことを書くと、自分を美化しすぎて、自己宣伝が過ぎる かもしれないが、お許しいただきたい。 私は、そんな講演やテレビ出演、著書の執筆の飛び回る生活の 中で、2つの声を聞いた。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 1つ目は、私の親しい知り合い。一人暮らしで寝たきりのおば あさんから手紙が届いた。 「国家公務員として、大学の先生になられて、やまのいさんが、 私から遠ざかっていくような気がする。」 「やまのいさんの本にはいいことが書いてあるが、絵に描いた もちで、私には食べられない。そんな良い福祉は私のまわりには ない。実際、私の夫は私の介護疲れで亡くなってしまった」。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. もう1つの声は私が昔、研究させていただいた松下政経塾の塾 長、松下幸之助塾長の声。 「政経塾の5年間は好きなことを勉強したらいい。しかし、卒 塾したら、社会のために献身してほしい。実践者になってほし い!」。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 「大学の先生をつくるために、政経塾をつくったのではない」 と、今の僕の姿を見て、塾長は怒るかもしれないと思った。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 今でも忘れられないことがある。 ある日、塾長のご指導の日に、クラスメートが経済政策の現状 を語り、批判した。 すると、珍しく塾長は怒り、「評論ならだけでもできる。問題 は、君が人生を賭けてその問題の解決に取り組む決意があるのか どうかだ」と言った。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. そんな中で、私は国会公務員の立場では政治活動をできないの で、1995年の9月15日。敬老の日に、講師をやめて、政治活動 をスタートした。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 話が長くなったが、その最後の授業が9月14日。 私は、100名の学生たちに言った。 「私が皆さんを見捨てるのではないんです。私は皆さんに、授 業をしてきて、また、授業の感想として皆さんが真剣に書いてく れた山のようなレポートを読んで、もう、この介護問題は授業で 扱うテーマではない。 もう今すぐにでも、この現状を変えるために、私は行動せねば ならないと、思うようになったのです。介護の現状が厳しいこと を、みなさんに教える、そういうことはもうできません。 そんな教える暇があれば、その惨状を改善するために行動せね ばならないと、私は思いました。 授業は今日で最後ですが、私はこれからは皆さんのような福祉 に関心のある人に、福祉の話をするのではなく、駅頭や町の街頭 で、福祉や介護に関心のない人に、福祉の重要性を訴えます」。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. とまあ、こんなカッコいいことを偉そうに言って、私は、政治 の世界に入りました。 長々と書きましたが、私は誰も聞いてくれない場所で、大きな 団地に向かって演説をするときなどは、この最後の授業で述べた、 自分の初心を思い出すのです。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 6月5日は大久保駅での街頭演説。玉置さんの交通バリアフリ ーへの取り組みについて演説する。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. なお、ここで1つお詫びを申し上げたい。 6月3日の集会は、あまりの超満員のために、予備の駐車場に も入りきれず、駐車場が不足し、200台ほどの車が、来て頂いたの に、会場に入れず、帰ってしまわれた。 誰が帰られたのかが、わからないので、この場を借りて、もし メールマガジンの読者で当日、お越しになったのに、入れなくて、 帰られた方がもしおられたら、心よりお詫び申し上げます。 .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:. 日々、忙しくなり、メールマガジンも短時間に書くので、いろ いろ乱暴な表現や不適切な表現もあるかもしれませんが、そのあ たりは、お許しをいただきたい。 やまのい和則 拝 追伸 前号に「風」が「風邪」になっておりました。 福祉の風は、風邪を引いておりませんので、ご安心下さい。 訂正してお詫び申し上げます。メルマガ管理者 |