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       やまのい和則の
         「国政に福祉の風を!」

         - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

                第14号(2000/06/05)

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 メールマガジン読者の皆さん、いつも有難うございます。
私のメールマガジンを見て、多少わわかりずらい表現のところが
あるかと思います。

 その理由は、
 公職選挙法の事前運動にならないように、あくまでもこれは、
政治活動のニュースですので、選挙に関する記述はできるだけ慎
重にしています。

 このあたりのことをご理解いただき、今日も報告を書きます。

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 6月3日の集会が2700人の盛況に終わり、翌日4日は、朝6時
からその御礼の活動のため、あいさつや集会に行く。

 そして、御礼の電話。「満員でよかったね」と言われるので、
嬉しい。集会会場や地元警察にもお世話になった御礼に行く。

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 午後1時からは7時まで街宣カーで演説。大きな団地に向かっ
て語りかける。
 ボリュームが大きすぎると寝ている赤ちゃんを起こすので気を
使いながら話す。

 ベランダからこちらを見て、じっと聞いてくれる女性がいる。

 私は「政治の原点は、自分で自分の身を守ることがなきない、
政治活動にも参加できない、子供や寝たきりのお年寄りや病気の
患者さんの声なき声を政治に届けることである」などと訴える。

 終わってからベランダから聞いてくださった方は、拍手をして
手を振ってくださった。うれしい。

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 政治活動での街頭演説は、「うるさい!」と叱られることのほ
うが多い。私も叱られることを覚悟している。

 しかし、私は、福祉のことを訴え続ける。

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 話は飛ぶが、私は5年前、政治活動に入る前は、奈良女子大学
の生活環境学部で国会公務員として福祉を教える講師をしてい
た。
 福祉の講義をする。「やまのい先生、やまのい先生」と女子学
生がしたってくれる。楽しい日々である。

 しかし、私は、思った。

 寝たきりや痴呆症で苦しんでいるお年寄りがどんどん増えてい
る。そのご家族も遅々として進まぬ福祉のもと、倒れかかってい
る。

 そんな中で、自分は大学講師として授業だけしていていいのだ
ろうか。
 私の講義で介護の現状のスライドや私がつくったテレビ番組を
見せると、学生たちも泣く人がいる。

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 こんなことを書くと、自分を美化しすぎて、自己宣伝が過ぎる
かもしれないが、お許しいただきたい。

 私は、そんな講演やテレビ出演、著書の執筆の飛び回る生活の
中で、2つの声を聞いた。

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 1つ目は、私の親しい知り合い。一人暮らしで寝たきりのおば
あさんから手紙が届いた。

 「国家公務員として、大学の先生になられて、やまのいさんが、
私から遠ざかっていくような気がする。」
 「やまのいさんの本にはいいことが書いてあるが、絵に描いた
もちで、私には食べられない。そんな良い福祉は私のまわりには
ない。実際、私の夫は私の介護疲れで亡くなってしまった」。

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 もう1つの声は私が昔、研究させていただいた松下政経塾の塾
長、松下幸之助塾長の声。

 「政経塾の5年間は好きなことを勉強したらいい。しかし、卒
塾したら、社会のために献身してほしい。実践者になってほし
い!」。

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 「大学の先生をつくるために、政経塾をつくったのではない」
と、今の僕の姿を見て、塾長は怒るかもしれないと思った。

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 今でも忘れられないことがある。

 ある日、塾長のご指導の日に、クラスメートが経済政策の現状
を語り、批判した。

 すると、珍しく塾長は怒り、「評論ならだけでもできる。問題
は、君が人生を賭けてその問題の解決に取り組む決意があるのか
どうかだ」と言った。

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 そんな中で、私は国会公務員の立場では政治活動をできないの
で、1995年の9月15日。敬老の日に、講師をやめて、政治活動
をスタートした。

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 話が長くなったが、その最後の授業が9月14日。

 私は、100名の学生たちに言った。

 「私が皆さんを見捨てるのではないんです。私は皆さんに、授
業をしてきて、また、授業の感想として皆さんが真剣に書いてく
れた山のようなレポートを読んで、もう、この介護問題は授業で
扱うテーマではない。

 もう今すぐにでも、この現状を変えるために、私は行動せねば
ならないと、思うようになったのです。介護の現状が厳しいこと
を、みなさんに教える、そういうことはもうできません。

 そんな教える暇があれば、その惨状を改善するために行動せね
ばならないと、私は思いました。

 授業は今日で最後ですが、私はこれからは皆さんのような福祉
に関心のある人に、福祉の話をするのではなく、駅頭や町の街頭
で、福祉や介護に関心のない人に、福祉の重要性を訴えます」。

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 とまあ、こんなカッコいいことを偉そうに言って、私は、政治
の世界に入りました。

 長々と書きましたが、私は誰も聞いてくれない場所で、大きな
団地に向かって演説をするときなどは、この最後の授業で述べた、
自分の初心を思い出すのです。

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 6月5日は大久保駅での街頭演説。玉置さんの交通バリアフリ
ーへの取り組みについて演説する。

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 なお、ここで1つお詫びを申し上げたい。

 6月3日の集会は、あまりの超満員のために、予備の駐車場に
も入りきれず、駐車場が不足し、200台ほどの車が、来て頂いたの
に、会場に入れず、帰ってしまわれた。

 誰が帰られたのかが、わからないので、この場を借りて、もし
メールマガジンの読者で当日、お越しになったのに、入れなくて、
帰られた方がもしおられたら、心よりお詫び申し上げます。

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 日々、忙しくなり、メールマガジンも短時間に書くので、いろ
いろ乱暴な表現や不適切な表現もあるかもしれませんが、そのあ
たりは、お許しをいただきたい。
           やまのい和則  拝
追伸
 前号に「風」が「風邪」になっておりました。
福祉の風は、風邪を引いておりませんので、ご安心下さい。
訂正してお詫び申し上げます。メルマガ管理者

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