近況報告 & お知らせやまのい和則と語る会

            第205号(2001/11/14)

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
今は11月13日(水)午後11時半。青山の議員宿舎です。簡単に近況報告します。

■11月11日(日)
地元で、城陽市、京田辺市、木津町の秋のお祭りに参加。
秋の日曜日には、このようなお祭りが多い。

知人の視覚障害者がお祭りの出店でマッサージをやっていたので、10分500円でやってもらう。
このお金は京都ライトハウスの改築費用になるそうだ。

◆このようなお祭りは、ご無沙汰している多くの方々に会えて、
 景気や福祉についての生の声を聞けるし、また、それぞれの地域のことも勉強できる。


■11月12日(月)
・朝7時から8時過ぎまで京阪八幡市駅で事務所スタッフの伊藤伸君と二人で街頭演説とチラシ配り。
 この駅に、街頭演説に来るのはもう6年目。30数回来ている。

  私の地元である京都南部には11市町村があり、駅は25駅ほどある。それをコツコツ回っている。
 10数人の方が「久しぶり!」などと、声をかけて下さった。
 難病である息子さんの相談も受けた。

 演説後、顔見知りのタクシーの運転手さんが、
 「お疲れさん、このチケットで喫茶店でコーヒー飲んどいで(飲
 んできたらいいよ)」と、チケットを2枚下さった。
 6年間、この駅に通って、こんなことは初めて。感激!

・その後は、事務所に戻り、スタッフと共に、先週の私の委員会質問1時間)のビデオを見て、スタッフに国会報告。
 私が東京に居ると(国会)地元事務所スタッフと、ともすれば疎遠になるので、思いを共有したいのです。

・午後は、視覚障害者の方々10人の陳情を聞く。
 「国会図書館には、職員が800人もいて、障害者も10数人雇用されているのに、視覚障害者が一人もいないのはおかしい」などと陳情を聞く。

◆早速、その場で、視覚障害者の参議院議員、堀利和さんに電話し、問い合わせてみたが、

 「過去10年、その要望を出しているが、視覚障害者にできる仕事はない」と門前払いされているという。

 でも、おかしい。
 今、その要望を受けた10人の視覚障害者の方々は、全員、地方自治体の公立図書館に働いている方々だからだ。
 公立病院は視覚障害者を雇い、国会図書館は雇わないというのはおかしい。
 堀議員と力を合わせて、この問題にも取り組みたいと思う。

・その後、地元事務所で来客や、スタッフと12月発行のニュースの打ち合わせ、そのニュース発送の郵送料が厳しいなど相談する。
 ムダを削り、とにかく、年を越さねば。


■11月13日(火)
・朝6時27分の始発の新幹線で京都から東京へ。

・9時前に国会に着き、9時から衆議院予算委員会を傍聴。
 私の松下政経塾の大先輩である野田佳彦議員(民主党)の質問を1時間15分傍聴。
 
 質問内容は、主に、石原伸晃行政改革担当大臣、扇千景国土交通大臣への質問で特殊法人改革や道路公団の民営化について。

 野田さんの質問は重く、鋭いものだが、答弁はさえない。

 もう特殊法人改革も、道路公団の民営化も、ほとんどあきらめたようだ。石原大臣は「検討中」を連発。参議院選挙の頃の勢いとは大違い。

・10時半から昼まで、国会の近くの都市センターホテルで、近畿直轄地水事業の整備決起集会に参加。

 私の地元京都南部の市町村長さんもお見えになっており、責任の重大さを痛感。近畿の市町村長や自治体職員が40人数名。国会議員が20人数名。国土交通省の役人さんが10人数名。

 ダム、治水、砂防の重要性や地元からの切実な要望を聞く。
 大雨が降って、災害が起こらないように防ぐのである。

 「国民の命を守る治水こそ、政治の根幹!」と、口をそろえて出席した国会議員が決意表明。
 各党道府県の代表議員のみが演説したので、私の出番はなかった。

◆ただ1つ考えさせられたのは、自民党の国会議員が、
 「小泉首相や経済財政諮問会議の公共事業見直しはけしからん。
 治水は聖域だ!」と、口々に叫んでいたことだ。

 私も治水は非常に大事だとは思うが、ここまで口をそろえて小泉批判を自民党議員が大合唱するとは、いったいどうなっているのか?

 つい4ヶ月前の参議院選挙では、「小泉首相と共に改革します!」と自民党議員は連呼して、当選したのではなかったのか? 

・午後は、打ち合わせが数件。
 まず、海野政策秘書と共に、グループホームの卒論の相談に乗る。

・医療制度改革について知り合いの医師からレクチャーを受け、議論。
 精神科医であり、民主党の男女共同参画調査会長である水島広子議員と男女共同参画調査会の進め方や、精神医療と司法のかかわりについて打ち合わせと議論。


・そして、7時過ぎから民主党の代議士会。
 鳩山由紀夫代表から、
 「民主党は9200キロメートルの高速道路網のうち、未着工部分については一時凍結することにした」という決定を聞く。 

 必要性の高い道路、採算のとれる道路は、当然、つくらねばならないし、逆に、スピードアップせねばならないものもあるかもしれないが、ここで、一度、立ち止まって第三者機関により検証すべきである。


・7時半から8時半まで補正予算案の審議。
 今日も小泉首相はひな壇でほとんど眠っておられた。非常にお疲れの様子。田中真紀子外務大臣だけは眼光鋭く、最前列、2列目に陣取る私たち民主党若手議員をにらんでおられた。

 以上でここ3日の報告が終わります。


◆感想としては、先日のテロ対策支援法の際の、小泉・鳩山党首対談の決裂以降、国会の雰囲気がガラっと変わったように思います。

  つまり、小泉首相のリーダーシップが影をひそめてしまったのです。パワーダウンで、日に日に改革のトーンが後退。年末の予算編成の時期が近づき、自民党の抵抗勢力がすごい勢いで動き出しているからです。

  皮肉なことですが、7月の参議院選挙で国民は「改革」を求めたわけですから、私たち民主党は歯を食いしばって、道路公団の問題など、改革のために突き進みたいと思います。


■11月14日(水)は、ヤコブ病問題の議員連盟の会合があり、
 裁判所から出された所見を受けて、原告団の方々と打ち合わせをします。
 和解に向かって、これからこのヤコブ病訴訟もヤマ場を迎えます。

 最後まで、メールマガジンにお付き合い下さり、有難うございました。
           やまのい和則 拝


■<案内1>
 民主党「介護保険をより良くするワーキングチーム」勉強会

 11月15日(木)朝8時ー9時 
   衆議院第一議員会館の第4会議室にて
 テーマ:
   老人保健施設の現状と今後のあり方について
       ー介護報酬の要望などー

 老人保健施設協議会から講師をお迎えし、厚生労働省の担当者にも4人お越し頂き、民主党議員と共に、議論します。

 *傍聴歓迎ですので、希望者は11月14日(水)の夕方までに
  私の国会事務所(電話03−3508−7240)まで、その
  旨お電話ください。


■<案内2>
  やまのい和則と語る会
    〜国政報告と皆さんの意見を聞く会〜

 日 時 2001年11月18日(日)午後3時30分〜5時30分
 場 所 京都府立城南勤労者福祉会館 2F 視聴覚教室
(〒611-0043 宇治市伊勢田町新中ノ荒21-8 TEL 0774-46-0780 )
 近鉄伊勢田駅(京都駅から近鉄奈良線で普通で30分)から西へ徒歩10分。
 http://www.yamanoi.net/kai/01/1118.htm←詳細

 内容は、臨時国会の報告。
 特に、医療制度改革やヤコブ病に関する私の国会質問の報告や、介護保険に関する最新情報。
 前半は私、山井が話し、後半は参加者の方々と質疑応答。
 交通の便の悪い会場ですが、ざっくばらんな会です。
 初めての方もお気軽に、是非、是非、お越しください。
 入場無料、予約不要。
 駐車場もあります。

 詳しくは、京都事務所(電話0774-54-0703、担当:伊藤由美・伊藤伸)にお問い合わせ下さい。


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