17日厚生労働委員会にて 質問決定 

            第194号(2001/10/16)

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
今は10月15日(月)の晩の11時50分。これから水曜日の国
会質問の原稿を書くので、簡単にメールマガジンを書きます。

■10月14日(日)
*午後1時 八幡市シルバー人材センター20周年記念式典出席。

*午後2時半から国政報告会(30人参加)
*続いて、4時半から6時まで、福祉学習会(50人参加)。

前者はテロ対策がメイン、
後者は個室特別養護老人ホームやグループホームについて議論。

多くの方々にご参加いただき、私も大変勉強になりました。
貴重な日曜のまる1日をつぶして会場準備や受付をお手伝いくださ
った10人のボランティアさんにも感謝感激です。


■10月15日(月)
*新田辺駅で朝7時からチラシまきと街頭演説。

一緒にチラシを配ってくれた宮地俊之君は、
「チラシがほしいと自分のほうから手を伸ばして下さる方が30人
くらいおられ、嬉しかった」。

確かに6年前からこの駅で夏も冬もチラシを配りつづけている。
知り合いが増えるのは本当に嬉しい。
 

*9時から民主党の京都南部の会議。

*11時からは、知り合いの女性の介護の相談に乗る。

来年1月からの
「訪問通所サービスと短期入所サービスの利用が一元化」について。

一元化されると自宅で介護が続けられなくなる、という悲壮な相談
であった。

今までは、短期入所サービス(ショートステイ)は、介護保険の
在宅の限度額の枠外だった。それが来年1月から枠内になるので、
現在、限度枠一杯に在宅サービスを利用し、それ以外にショートス
テイを利用している人は、来年1月から実質的に利用限度額が減る
のだ。

この問題は、多くの家族の方やケアマネージャーさんから
「何とかしてほしい」と指摘を受けている。

その問題も、国会質問で取り上げたいと思う。

*その後、新幹線で東京へ。

*明日17日(水)
午後1時半〜2時の30分間、私の質問の時間が決定。

衆議院厚生労働委員会で、坂口力大臣などに質問。
私は介護保険と医療制度改革について質問する。
介護報酬、
痴呆性高齢者向けグループホーム、
前述の一元化問題、
全室個室のユニット型の新型特別養護老人ホームの整備について、
さらに、医療制度改革については9月25日厚生労働省が発表した
改革案についてである。

ご関心のある方は、傍聴できますので、16日(今日)中に国会事
務所(電話03−3508−7240)にその旨、お電話ください。

また、インターネットでもリアルタイムで質問の映像が見られます。
http://www.yamanoi.net/
→左のメッセージ欄「衆議院HP」→衆議院審議中継→日本語→
今日の審議中継(18日以降はビデオライブラリー)→
厚生労働委員会→中継画面。

*7時まで質問の準備。
政策秘書の海野君と伊藤伸君と議論しながら、パソコンに要点を書
き込む。


■一般質疑と法案質疑

 ここで少し説明すると、水曜日の私の質問は「一般質疑」。
これは、厚生労働行政に関係することなら何でも自由に質問できる。

「法案質疑」では、法案に関することしか原則として質問できない。

最近は法案が多いので、「一般質疑」は、通常国会や臨時国会が始
まった冒頭にしかなく、あとはほとんど法案質疑になってしまう。

◆私にとっては5月18日、小泉内閣が誕生し、坂口大臣が再任し
た時に、一般質問をして以来、ちょうど5ヶ月ぶりです。
もう年内はこれが最後かもしれない。だから、私の専門の介護保険
について質問したい。

また、私は民主党の「医療制度改革チーム」の事務局長なので、
民主党を代表して医療制度改革について質問をすることになった。


◆自分で言うのも何だが、今回の一般質疑では介護保険に関する問
題は、はおそらく私以外には、取り上げる議員はいないと思う。

10月からの「介護保険料の満額徴収で負担が重いので、低所得者
対策」を取り上げる議員は一人くらいいるかもしれないが、そのほ
か介護保険について質問するのは私一人だろう。

全国で200万人以上が介護保険サービスを利用し、その現場で
数十万人が働いている。その声を今、私がしっかり代弁せねばなら
ないと思うと、真剣にならざるを得ない。

 また、医療制度改革についても、民主党は、業界団体の声に、
最も左右されず、患者さん、国民の声をストレートに言える政党だ。

だから、責任は重大だ。


●質問へのお願い

・介護報酬の見直しについて、
・痴呆性高齢者向けグループホームについて、
・全室個室の新型特別養護老人ホームについて、
・訪問通所サービスと短期入所サービスの一元化について、
・さらに、厚生労働省の医療制度改革案について

のご意見を是非、お聞かせください。

質問原稿作成の参考にさせて頂きます。


◆実は、「一元化問題」に問題があると感じ、私が調査するように
なったのも、このメールマガジンの読者の方から頂いた

「このままでは大変なことになる。何とかしてほしい」

という切実なメールがきっかけでした。

メールマガジンさまさまです。


*午後7時からは民主党の両院議員懇談会。

テロ対策法案についての民主党の意見をまとめる。
1時間半、賛否両論があったが、最終的には
「国会の事前承認はゆずれない」という線で鳩山代表に一任。

*その後、また国会事務所で国会質問の準備。

◆テレビで「鳩山・小泉会談決裂」と報道。

小泉さんのコメントを聞いていると、そもそも民主党とは妥協する
気が最初からなかったようだ。


■明日16日は11時から再び、民主党の両院議員総会。

党議拘束をかけて民主党は反対にまわることになりそうだ。
ただ、造反して「賛成」する人もでるかもしれない。

◆簡単にこの問題について感想を言えば、小泉首相周辺は、
「国会の事前承認」まで譲歩できるとして、民主党と交渉していた。

しかし、最後になって、民主党の賛成を得れば与党の枠組みが壊れ
ると危機感を持った自民党が、「国会の事前承認」を認めなかった。

結局、小泉首相も与党を重視せざるを得ず、
「国会の事前承認はできない」と態度を変えざるを得なくなったよ
うだ。


 いま、同僚議員から聞いた電話によれば、党首会談は、自民党と
民主党の代表、幹事長、政調会長が行った。

実際には自民党はほとんど山崎幹事長が発言。
小泉首相は「何とかよろしく頼む」と短く二度発言しただけだった
という。小泉さんも申し訳ないと思っていたのだろう。

 「与党の合意は変えられない」という山崎幹事長に、

菅さんが「話が違うじゃないか。それならなぜ党首会談をそちらか
ら呼びかけてきたんだ」と怒鳴ったそうだ。

確かに、「国会の事前承認までは譲るから」という話で
「党首会談で決着しよう」という誘いだったのに、最後になって
「やっぱり、与党は譲れません」では、党首会談の意味がない。


 まあ、以上は私の推測も入っていますので、間違っていたら申し
訳ありません。

ただ、人類の命、国民の命のかかった重要な法案もこのような感じ
で議論されているという舞台裏です。

*11時半まで国会事務所で海野君と引き続き質問の準備。
そして、いま宿舎に戻ってきました。このあと1時間くらい質問の
原稿づくりをします。
 
■16日(火)は、
*11時から両院議員総会。
*午後、衆議院本会議でテロ対策法案が与党賛成多数で成立予定。
*その後、厚生労働省の介護保険や医療制度改革の担当者と質問の
 事前通告。
*夕方6時からは、羽田孜元首相のご母堂様のお通夜。
*その後、また晩遅くまで質問の原稿書きです。

 このあとまた、質問原稿を書きますので、今日のメールマガジン
はこれで終わります。
           やまのい和則 拝

■メルマガ送信先募集中!
一人でも多くの方に私のメルマガを読んで頂き、
      政治と福祉を変える輪を広げたいと願っています。
お知り合いをご紹介下さい。
メールアドレスを、「メルマガ福祉 希望」と書いて
 kyoto@yamanoi.net まで送って下されば、こちらで新規登録
させて頂きします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆やまのい和則の「軽老の国」から「敬老の国」へ☆
    (2001/10/16現在 読者数 1824)

前へ 目次へ戻る 次へ