テロ対策新法 議論 & 
社会保障審議会介護給付費分科会の案
内(厚生省) 

            第192号(2001/10/12)

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
今は10月12日(金)午前0時半。

12日朝8時から医療制度改革勉強会があるので、そろそろ眠らね
ばならないのですが、いくつか報告したいことがあるので簡単に
メールマガジンを書きます。

■今日のトピックは、
1)テロ対策法案について(大詰めを迎えてきました)、

2)介護報酬の見直しを議論する厚生労働省の介護給付分科会の
  メンバーが決まり、第一回会合の日程が決まりました(傍聴可)、

3)来週水曜17日の午後30分間、衆議院厚生労働委員会で坂口
  力大臣などに私が質問します、

4)来週、今住んでいる高輪の衆議院議員宿舎から青山の議員宿舎
  に引っ越します。

◆来週、引っ越すことになったので、もうこの高輪議員宿舎で過ご
す晩もあと少し。なごり惜しくメールマガジンを書いています。

■10月11日は、
・朝8時から私が代表、中村哲治議員が事務局長を務める民主党「介
 護保険をより良くするワーキングチーム」の勉強会。

 障害者団体の代表を招き、
「介護保険で後退した障害者福祉」というテーマの話を聞いた。

40歳〜64歳の特定疾患の障害者にとっては、介護保険で後退し
た面が多い。
1割自己負担の問題、
介護保険で借りられる福祉用具が画一的なもので、措置の時代のほ
うがよかったという点などなど非常に勉強になった。

厚生労働省からも担当課長をはじめ5人が参加してくださり、
民主党からは私、中村議員、今井澄議員、山本たかし議員、朝日俊
弘議員、松本剛明議員などが参加。

将来的には日本版ADA法(障害者の権利法)が必要だという議論
まで、中身の濃い議論ができた。

・10時から地元の陳情に対して、官庁から進捗状況を聞く。

・11時から今井澄議員、金田誠一議員、私の海野秘書と共に、
 医療制度改革チームの今後の進め方を議論。

この3人を中心にチームで民主党の医療制度改革案を練るのだ。

・12時から代議士会と本会議。

・1時から地元でまくチラシの原稿執筆。

・その後、八重洲ブックセンターで医療制度改革についての
 本を買い込む。

◆来週17日(水)午後に30分間、衆議院厚生労働委員会で坂口
大臣などに一般質問をすることに決定。民主党の持ち時間は2時間
半。質問者は5人。私は民主党を代表して介護保険と医療制度改革
を30分質問することに決まった。責任は重大だ。
他の議員は、狂牛病や雇用対策を質問。

・夕方以降は午後10時半まで、テロ対策法案について会議。


◆私は、国際協調により、テロの再発を防止するためにも、自衛隊
の海外派遣はやむを得ず、必要と考えます。

しかし、歯止めが必要です。海外派遣の基本見解の国会での事前承
認の義務付け、パキスタンに行かないこと、武器を輸送しないこと、
などが条件です。

そうでないと武力行使と一体化してしまいます。安易に危険な陸上
に派遣して、自衛隊の方々が戦闘にまきこまれ、ミスミス死なせる
ようなことになっては絶対なりません。


・午後11時に引越し先の青山議員宿舎の下見。
簡単に引越し理由を言います。

今住んでいる高輪議員宿舎はJR品川駅近く。家賃が5万円。
青山宿舎は家賃1万円あまり、国会まで近い。
要は、引越しによって節約できると考えた。

 しかし、家賃が安い分、高輪宿舎(3LDK)より青山宿舎(2DK)
は狭くて古い。
家賃が1万円だから文句を言えばバチがあたる。

また、この高輪宿舎はそうそうたるメンバーが住んでいる。山崎拓
さん、加藤紘一さん、野中さん、亀井静香さん、鈴木宗男さん、神
崎さん、土井たか子さん、首相になるまで小泉さんも。

ロビーやエレベーター、近所のファミリーマートでこのような方々
と会うのだから驚く。大物議員の多くが高輪。理由は簡単。新しく
て広い。

 実は、私は庶民なので、こんな広いところに住んだことがなく、
感激していたのだ。でも、国会(仕事場)には遠い。
みんな国会との往復をどうしてるのかと思ったら、専属の運転手付
きの車(黒塗り)を持っている議員が多い。

 私は自慢ではないが、衆議院議員480人のうち、定期預金を含
めまったく資産のない議員4人のうちの一人で、自宅も賃貸マンシ
ョン。

私にとっては、やはり、高輪宿舎は分不相応であると感じた。
青山宿舎は、近くて安くて、通勤地獄に苦しむ方々からすれば夢の
ような宿舎だと思います。正直、申し訳ない気分です。

その分、仕事で社会還元するため頑張ります。

 さて、話は戻る。

■今日、厚生労働省から社会保障審議会介護給付費分科会の案内を
もらった。

これは非常に大事な会合。つまり、2003年4月の介護報酬の改
定に向かって、これから毎月議論をするメンバーなのだ。

 その資料は下記のとおり。

10月22日(月)にある第一回の会合は傍聴可能です。

さらに、そのメンバーがわかりました。

■第1回社会保障審議会介護給付費分科会の開催について

第1回社会保障審議会介護給付費分科会を次により開催いたします
ので、お知らせいたします.

日時 平成13年10月22日(月)午後4時から午後6時まで

場所 厚生労働省専用第18会議室(中央合同庁舎5号館17階)
   千代田区霞が関1-2-2

議題  1介護保険制度実施状況について
    2その他

傍聴者 若干名

募集要領
・傍聴の申し込みは、分科会の開催の都度に実施します。
・今回の傍聴申し込み締め切りは1O月18日(木)です。
・葉書又はファクシミリ(03-3595-4010)にて事務局までお申し込
 み<ださい。(お名前、所属、電話番号等連絡先をお知らせくだ
 さい。電話でのお申し込みはご遠慮<ださい。)
・希望者が多数の場合は、抽選を行い傍聴できない場合もあります、
 ご了承下さい。抽選の結果、傍聴できない方に対しては後日連絡
 差し上げます。傍聴可能な方には特段通知等いたしません。)

●分科会は原則公開とします。
・カメラ等の撮影については、頭取りとします。
・記者及び傍跨者については、次の「傍聴される方への注意事項」
 を厳守のうえ、会議を傍聴することができるものとします。

事務局:老健局老人保健課総務係・企画法令係
    TEL03-5253一1111(内3938・3948)


■傍聴される方への注意事項

会議の傍聴にあたり、次の留意事項を遵守して下さい。これらをお
守りいただけない場合は、退場していただくことがあります。

1.事務局の指定した場所以外の場所に立ち入ることはできません。
2.携帯電話ポケットベル等は、竃源を必ず切って傍聴してください。
3.写真撮影やヒデオカメラ、テープレコーダー等の使用はご遠慮下
 さい。
4.静粛を旨とし意見聴取の妨害なるような行為は謹んで下さい。
5.意見聴取における言論に対し賛否を表明し、又は拍手をすること
 はできません。
6.傍聴中、新聞又は書箱の類を閲覧することはご遠慮下さい。
7.傍聴中、飲食及び喫煙はご遠慮下さい。
8.傍聴中の入退室はやむを得ない場合を除き慎んで下さい。
9.銃器その他の危険なものを持っている方、酒気を帯びている方、
 その他秩序を乱す恐れがあると認められる方の傍聴はお断りいた
 します。
10.その他、分科会長及び事務局職員の指示に従うようお願いしま
 す。


■社会保障審議会介護給付費分科会委員名簿(案)
   氏 名     現 職
・青 柳   俊    日本医師会常任理事
・井 形  昭 弘  あいち健康の森健康科学総合センター長
・岡    邦 恭  日本歯科医師会副会長
・喜 多  洋 三  全国市長会介慶保険対策特別委員会委員長
         (大阪府守口市長)
・木 下  毅    介護療養型医療施設連絡協講会会長
・木 村  隆 次  目本薬剤師会常務理事
・※京 極 高宣  日本社会事業大学学長
・見 坊  和 雄  全国老人クラブ連合会副会長
・笹 森  貞 子  呆け老人をかかえる家族の会東京都支部代表
・下 村   健  健康保険組合達合会副会長
・澄 田  信 義  島根県知事
・田 中   滋  慶応義塾大学教授
・田 中  雅 子  日本介護福祉士会会長
・※中 村 博 彦  全国老人福祉施設協議会会長
・※西 尾  勝  国際基督教大学教授
・橋 本  泰 子  大正大学教授
・※樋 口 恵 子 高齢社会をよくする女性の会代表
・堀 江   侃  神奈川県国民健康保険団体連合会理事長
        (伊勢原市長)
・村 上  忠 行  日本労働組合総連合会副事務局長
・矢 野  弘 典  日本経営者団体連盟常務理事
・山 口  昇   全国老人保健施設協会会長
・山 崎  摩 耶  日本看護協会常任理事
・※山 本 文 男 全国町村会会長(福岡県添田町長)
※は社会保障審議会の委員

 これは、厚生労働省の下記のホームページにも出ています。
厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/
私のHP  http://www.yamanoi.net/kai/01/011022.htm

◆私はこのメンバーを見て、ショックを受けました。

というのは、私は国会の質問では、分科会のメンバーに
「介護家族、ホームヘルパー、ケアマネージャー、グループホーム
関係者」を入れてほしいと要望してきたからです。

 確かに私の尊敬する素晴らしい先生方も入っておられます。

でも、私は言いたい。
「ケアマネージャーが入ってない。ホームヘルパーも入ってない。
グループホーム関係者も入ってない」と。

●まず、介護報酬引き上げの最大のポイントはケアマネージャーで
しょう。
なのに、介護保険の要のケアマネージャーさんが入っていないので
はないか。

●次に、ホームヘルプの家事援助の介護報酬も大きな問題。
しかし、ヘルパーはいない。

●おまけに、夜勤問題を含め、グループホームの介護報酬も引き上
げが必要。
しかし、グループホーム関係者は入っていない。特別養護老人ホー
ム・老人保健施設・療養型病床の代表は入っているのに、グループ
ホームはなし。

●ただ、介護家族の代表で笹森さんが入られたことは痴呆ケアや家
族の声の代弁者としてよいと思う。

●また、これから介護保険の見直しの最大のポイントは、
いかに在宅サービスを利用しやすくして、流れを「施設から在宅へ」
もっていくことです。

でも、デイサービス、ショートステイ、ホームヘルプ、ケアマネー
ジャーというような在宅サービスの代弁者がほとんどいないのでは
ないですか!?

 ショックです。


■再度ご案内します。

10月14日(日)に
京都府城陽市の文化パルク城陽で

午後2時半〜4時
「山井和則と語る会 〜国政報告会」、

午後4時半〜6時
「福祉学習会 〜グループホームや個室特別養護老人ホームなどに
ついて〜」を行いますので、ふるってご参加ください。

場所など、詳しくは、ホームページをご覧下さい。
http://member.nifty.ne.jp/yamanoi/news/01/0107/1014.htm 

 これから引越しの荷造りですので、このあたりでメールマガジン終わります。
                  やまのい和則 拝
 
追伸:
私の国会事務所に、毎週木曜ボランティアで手伝いに来てくれてい
る増田洋紀君が、自分のホームページで私のPRをしてくれていま
す。よかったら下記のホームページを見てみてください。彼もメー
ルマガジンの読者で、それが縁で私の手伝いをしてくれるようにな
りました。
http://homepage2.nifty.com/hirom-1129/politics/yamanoi/index.htm

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☆やまのい和則の「軽老の国」から「敬老の国」へ☆
    (2001/10/12現在 読者数 1808)

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