やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

            第158号(2001/06/19)

 このメールマガジンは痴呆性高齢者向けグループホームの素晴ら
しいシンポジウムを案内します。私の福祉のメールマガジンとグル
ープホームのメールマガジンで同じ内容で流します。

◆さて、少し前置き。
 私の知り合いが、痴呆性高齢者向けグループホームを、スタート
させた。特別養護老人ホームから、グループホームに向きそうな痴
呆性高齢者を選び、その特別養護老人ホームと同じ社会福祉法人が
グループホームをスタートさせたのだ。

 そのグループホームは今、夜間のボランティアを募集している。

痴呆性高齢者は8人。夜勤も一人いる。しかし、入居当初は特に、
入居者も落ち着かず、夜間の徘徊が予想されるので夜勤一人では対
応できないので、ボランティアを募集しているのだ。

 しかし、厚生労働省は、「痴呆性高齢者向けグループホームは、
宿直で対応できる。夜勤は必要ない」という前提の、介護報酬しか
出していないのだ。

しかし、前述のグループホームのように、夜勤一人でも足りないく
らいなのだ。この現実と制度のギャップを1日も早く何とかしてほ
しい。

 たとえば、東京都には、グループホームはまだ19か所。介護報
酬が低いからだ。かたや、特別養護老人ホームの待機は2,3年待ち。
何とかならないものか。

 このような私の憤りを書いた上で、下記の素晴らしいシンポを案
内したい(残念ながら、私は参加できません)。
           やまのい和則 拝

■グループホーム ケアサービス 質 の 確保への挑戦 

 介護保険制度開始直前の 平成12年3月時点で、全国で250ヶ
所程度だった痴呆性高齢者のグループホームは、平成13年5月末
現在では、約1100ヶ所超えるまで急増している。

 このようにグループホームが全国各地に増えるに伴ない、ケアサ
ービスの質を求める声が各方面から高まっている。

 厚生労働省では、グループホームの質の確保と利用者が選択する
際の利便性を高める目的に平成13年度からサービスの自己評価を
行い、また平成14年度からサーブすの第三者評価を義務つけてい
る。

・グループホームが社会的信頼を得られる評価とは?
・グループホームの実質的な質の確保・向上を得るためにはどのよ
 うな評価の方法があるか?
・グループホームにおいて積極的、かつ取り組みがいのある評価は
 どんなものか?
を全国GH協会が行った評価事業の結果をもとに、今後のグループ
ホームにおける質の評価のあり方についてシンポジュウムで共に考
えましょう。

◆日 時 平成13年7月15日(日)
      10時30分〜16時30分(終了予定)
◆会 場 御茶ノ水スクエア C館施設 3階ホール
     東京都千代田区神田駿河台1-6
     TEL 03-3294-7645
◆定 員 200名(先着順)
◆参加費 一人3000円(資料代)
◆注:事前の申し込みは頂いておりませんので、直接会場に
     お越しください。なお、当日会場が、満席になった場
     合は、ご入場の制限をさせて頂くことが予想されます。
 ご参加の場合は、できるだけ早い時間にお越しください。

◆主催
特定非営利活動法人 全国痴呆性高齢者グループホーム協会

■プログラム (2部構成)
◆(1部)講演 グループホームの基礎的理解と現状(仮)
   林崎 光弘 氏
   (老人グループホームシルバービレッジ函館あいの里)

◆(2部)講演
グループホームのケアサービスの質評価の円滑な実施に向けて(仮)
  山崎 史郎 氏(厚生労働省老健局計画科課長)
◎ビデオ上映   質の評価の進め方、活かしかた
◎パネルディスカッション
 グループホームのケアサービスの質の評価(予定)
・コーディネーター  橋本 泰子氏(大正大学教授)
・パネラー  グループホーム当事者 自治体関係者 
       評価実施関係者 厚生労働省担当者
◎講演 グループホームの評価の展望(仮)
  永田 久美子氏(高齢者痴呆介護研究・研修センター)

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