やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

            第145号(2001/05/30)

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
相変わらず小泉首相の支持率は高いですね。29日は、衆議院本会
議で、小泉首相の教育改革論を聞きました。
「自分のことを半分、社会のための貢献が半分。これを両立できる
人間を育てたい」とのことでした。なるほど。

 さて、ここ2日間の報告をします。

■5月28日月曜日
朝7時から近鉄高の原駅でチラシまきと街頭演説。
ここは、奈良県と京都府の境。通勤する方々が非常に多い。

とても、懐かしい。半年振りくらいだろうか。京都にいる毎週月曜
朝に駅を回っているのですが、京都南部にはたくさん駅があるので
す。

私はマイクでしゃべったり、チラシを配ったり。町会議員の村上吉
彦議員、松岡保議員、山崎音一議員そして、スタッフの宮地俊之君、
玉置事務所の大野君とともに。

松井こうじさんのチラシと、私の国会報告のチラシを重ねて配る。
ほとんどマイクで話していたが、15分くらいチラシを配っている
間だけでも7人の方が、「久しぶりですねえ」「頑張ってください」
などと声をかけて下さる。とても嬉しい。

◆私の願いは、朝チラシを受け取って下さった方々が、このメール
マガジンに登録して下さることだ。私の今の悩みのひとつは、通信
費である。

私のメールマガジンの読者の皆さんは、「山井は、いろんな活動を
忙しく毎日しているなあ」と感じて下さっていると思うが、私のメ
ールマガジンを読んでいない方々にとっては、「山井は、当選して
から、京都であまり見かけないが、いったい何をやっているのか?」
と思っている方も多いと思う。

本当は、このメールマガジンを整理して毎月「やまのいニュース」
のチラシにして、郵便やFAXで知り合いに送りたい。しかし、そ
の郵便代、FAX代がバカにならないのです。何百、何千単位です
から。だから、財政難から「やまのいニュース」もなかなか発行で
きません。

そんな中で、100人くらいのボランティアの方々が、この5月に松
井こうじさんのニュースと私のニュースを近所に配って下さいまし
た。本当に有難いです。かれこれ6年も私のニュースを近所に配っ
て下さっている方もいて、いくらお礼を言っても足りません。

私は祈るような気持ちで、一人でも多くの私の知り合いがこのメー
ルマガジンを読んで下さることを願っています。実際、50、60歳
代の私の支持者の方で、「山井さんのメールマガジンを読むために、
パソコンを習い始めた」と言って下さる方もおられます。

私がメールマガジンに力を入れる理由のひとつを書かせて頂きまし
た。メールマガジンは最もお金のかからない政治広報活動なのです。

◆29日の日経新聞の夕刊を見て驚きました。小泉首相もメールマ
ガジンを発行されるそうですが、そのシステム構築にかかった費用
がなんと1億円。私のメールマガジンとは読者の桁が違うでしょう
が、それでも、私のメールマガジンはほとんどお金をかけずスター
トしているのに、大きな違いです。

◆さて、高の原駅前での演説のあとは、京都事務所に打ち合わせ。
その後、新幹線で東京へ。

◆メールマガジンの読者で、政治家志望の大学生と東京駅で待ち合
わせて会う。初めて出会ったが意気投合した。頑張って欲しい。

◆その大学生と共に、2時から「特別養護老人ホームの完全個室化
を実現する市民の会」のシンポに参加。

400人の会場は超満員。この種の会合は、私の知り合いだらけで嬉
しい。

主なパネラーや登場人物は、沖藤典子さん、樋口恵子さん、外山義
さん、池田省三さん、本間郁子さん、など、そうそうたるメンバー。
私の尊敬する方ばかりだ。

詳しくは、後日、ホームページで簡単な内容を報告しますが、万感
胸に迫るものがあった。

いよいよ特別養護老人ホームの個室化・ユニット化に大きく動き出
したという感じだ。この運動は大きなうねりとなるだろう。

私も拙著「体験ルポ 世界の高齢者福祉」(岩波新書、1991年)以
来、10年以上、特別養護老人ホームの個室化を訴え続けてきたが、
ようやく待ちに待ったときが来た。それにしてもいかに時間がかか
ることか。この個室化問題は、このメールマガジンで今後も議論し
たい。

◆夕方から、神奈川県で介護保険について講演。その後の懇親会が
長引き、帰りは日付が変わり1時半になってしまった。


■5月29日火曜日
9時から衆議院の総務委員会と厚生労働委員会。両方あるので、大
変だ。
(1)厚生労働委員会はハンセン病問題の集中審議。
(2)総務委員会は、電気通信事業法。

私は、行ったり来たりだが、31日に電気通信事業法について私は25
分間質問(午後2時40分から3時05分まで)するので、総務委員
会の議論も必死で聞いた。

◆ハンセン病判決についての国会決議は、自民党が「反省や謝罪」
という文言は入れない、と強硬に反対し、暗礁に乗り上げている。
情けない。

◆12時40分まで総務委員会。

12時40分から代議士会。12時52分に代議士会が終わる。
食堂に駆け込み8分で昼食を食べる。

1時の衆議院本会議開会ベルと同時に、お箸をおき、本会議場に駆
け込む。昼食は、いつもこんな感じ。10分間でも、昼食時間がと
れたらラッキーという感じ。

◆話はそれるが、先週、健康診断の結果がわかった。コレステロー
ルが高い。「肉よりかしわ、かしわより魚を食べなさい」と医師か
ら言われた。また、胃が下がり、胃下垂(いかすい)になる傾向が
ある。「食生活が不規則。落ち着いて食事をしなさい」とのこと。

でも、朝も急いで食べ、昼は10分くらい。晩は、毎晩のようにい
ろんな会合の立食パーティー。じっと座ってゆっくり食べていない
んだから、仕方がない。でも、何とか落ち着いて食事をするように
しないとダメだと反省。

■13時からの衆議院本会議では、冒頭に述べたような教育改革の
議論。

15時半から、再び厚生労働委員会。確定拠出企業年金の審議。

17時から、民主党本部で、道路特定財源の一般財源化や郵政事業
の民営化について全議員集会。さまざまな議論が飛び交う。

18時からある労働組合の参議院選挙の決起集会。最近は、毎日の
ように、決起集会がある。

19時半から、お弁当を食べながら、国会事務所で政策秘書の海野
君と、31日の総務委員会での電気通信事業法の改正法案の質問の
準備。初めての分野なので、必死に勉強。

◆さらに、明日のネクストキャビネットにかける民主党の「介護保
険導入後1年 見直しへの10の提言」の最終チェック。

今まで介護保険ワーキングチームで13回会合を重ね、民主党の厚
生労働部会でも承認してもらった内容を、明日、民主党の政策の最
高決定機関「ネクストキャビネット」の会議にかけるのだ。ここを
無事通れば、私たちが考えた政策が晴れて民主党の政策となり、参
議院選挙政策ともなり、記者会見で発表することになる。

ネクストキャビネットでは、鳩山さん、菅さん、岡田政調会長など
も出席。必ずしも福祉に関心の高い議員ばかりでもないし、少しで
も具体的に「***を良くする」と書くと、すぐに「財源はどうす
るのか? お金のかかることはダメだ」などと言われかねないので、
なかなか大変だ。

今の政界は、与野党を問わず、歳出削減ムードだ。

とにかく、30日15時から17時までのネクストキャビネットを無
事通過することを祈っている。私と金田誠一議員が「介護保険の見
直しへの提言」を提案する。

無事通過すれば、このメールマガジンで、「介護保険見直しへの10
の提言」を報告します。

◆要点は、
低所得者対策、
個室の特別養護老人ホームの増設、
ケアマネージャーの充実、
良質のグループホームの増設、
介護労働者の労働条件の向上
などが柱です。 

22時半に国会事務所を出て、さきほど宿舎に戻る。

 では、今日はこれで終わります。
           やまのい和則 拝

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