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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第10号(2000/04/22)

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グループホームについての問い合わせ、多数!

 先月(3月末)、拙著「グループホームの基礎知識」を出版し
たため、連日、電話、メール、手紙で「痴呆性高齢者向けグルー
プホーム」についての問い合わせが、私のもとに来ます。

 「うちの近所のグループホームは、お年寄りをほったらかし。
こんなグループホームはおかしい!」という苦情が多いことです。

少し嫌な予感がします。
良いグループホームのニュースよりも、悪いグループホームのニ
ュースのほうが多いのです。

そして、その悪いグループホームを批判すると、「確かにもっと
多くのスタッフで「良いケア」をしたいが、それでは採算が成り
立たない」という答えが、必ず返ってくるのです。

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 私はかねてから、「介護保険での、グループホームの介護報酬
は25万2千円平均(月)なのが、低すぎる」と、厳しく批判し
てきました。
介護報酬が低いために、質の悪いグループホームが増えるのを、
私は恐れていたのです。

良心的なグループホームでは、良いスタッフで良いケアをすると、
経営が成り立ちにくい、という問題が明らかになってきました。

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 「グループホーム」について全国の方々と議論したいと思い、
いま、私は、グループホームのホームページを立ち上げるべく準
備しています。ご期待ください。

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 連日のように、前述のグループホーム、介護保険についての苦
情が私の元に寄せられます。その苦情のほとんどは、都道府県や
市町村レベルで解決がつく問題ではありません。

介護保険は、中央集権的な制度だとつくづく感じます。

 私は、介護保険やグループホームについて、現場の声を政治に
届けることができるよう、頑張りたいと思います。

6月25日に衆議院の選挙がありそうです。

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 現在、私の毎日は、近畿各地で介護保険やグループホームの勉
強会を行っています。もし、10人以上お集まりになられる機会
があれば、手弁当(ボランティア)で講師としてお伺いします。

とくに、私のグループホームについての講演は、世界や日本各地
のグループホームを、実際に実習し、研究してきたものを、スラ
イドで説明します。
一見の価値はあると思います。お気軽にお声がけください。 

               やまのい和則 拝

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