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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第7号(2000/04/02)

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メールマガジンの読者の皆さん。
今日は日曜日、おくつろぎのところお邪魔します。

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 まず、痴呆ケアのニュース。
昨日の記者会見で丹羽厚生大臣が、
「痴呆の研究センターを3箇所設立する」と発表。
「痴呆の介護保険での認定方法の研究」
「痴呆ケアの専門家の育成」などについて研究調査するという。

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私は思う。

1つには、介護保険での痴呆の認定は不十分。
これは、3年くらい前から、私たちは批判していた。
なのに今ごろやっと本格的に研究というのは遅すぎないか?

次に、「痴呆の認定の研究」よりも、「痴呆ケアのあり方の研究」
をしてほしい。そうすれば、おのずから「グループホームがいい」
という結論が出るのは当然なのに!

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 なお、痴呆ケアの専門家の育成については、函館のグループホ
ーム「愛の里」の林崎先生が力を入れておられる。
 先日、お目にかかったら
「愛の里では、グループホームケアの研修に、日本中からグルー
プホームのスタッフを受け入れている」とのこと。

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 話は変わるが、この「痴呆ケア」については、
「住環境が非常に重要」。
痴呆ケアの7割は「住環境で決まる」と言われるくらい。

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この点について2つ。
「痴呆を癒す建築」(鹿島出版会)という本は素晴らしい! 

 そして、この本を参考にして、私は
「痴呆ケアに適した住環境について」のレポートを書きました。

 私の福祉のホームページhttp://www.wao.or.jp/yamanoi/ に、そ
のレポートと、本の表紙の写真を、今日載せましたので、ご関心
ある方はお目通しください。

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今までの、
「日本の回廊式の施設が、痴呆性高齢者にとって、いかに悪いか」
がわかります。
今日はこれで失礼します。 
                          山井和則 拝

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