《24時間ホルダー心電図》
ホルダー心電図は小型軽量の装置を身につけて日常生活中の長時間心電図を記録する検査です。
不整脈の検査のひとつとしても使われます。
・不整脈の数がどれくらい出ているのか?
・どんな不整脈が出ているのか?
・症状と関係のある心電図の変化はあるのか?
などがわかります
検査方法
検査は胸に5か所、電極のシールを張り付け、お腹の付近に小さな装置とつなぎ、一日過ごしてもらいます。
もし気になる症状があった時は、その時間をメモしていただきます。
痛みのない検査ですので、安心して受けていただけます。
良くある質問
Q1.24時間ということは入院することになるのですか?
A.入院の必要はありません。でも、2日続けて来院していただかなくてはいけません。1日目は装置をつけてそのまま帰っていただきます。装置をつけるのは10分ほどで終わります。翌日、前日と同じくらいの時間に来院していただき、装置を外し、記録された24時間分の心電図をプリントアウトします。この作業に20~30分ほどかかりますが、お待ちいただければ、検査の結果がでます。
Q2.普通の心電図とどう違うのですか?
A. 普通の心電図は10秒程度の心電図しか記録しませんがホルダー心電図では長い時間心電図が記録できるので、来院時には出ない症状、動悸や胸痛、また自覚症状がなくても出ている不整脈等の変化を記録することができます。
Q3.装置をつけたら日常生活はできませんか?仕事は休まないといけないのでしょうか?
A. いつのどおり生活していただいてかまいません。お仕事もいつの通りにしてください。いつのも生活の中での心電図の変化を調べる検査なので安静にする必要はありません。むしろ、症状が起こった時の心電図の変化を知りたい場合、症状を誘発するようなことをしていただくこともあります。
Q4.お風呂はだめですよね?
A.装置が防水になっていますので、シャワーも可能です。だたし、装置はつけたままシャワーをしてもらいます。
Q5.ホルダー心電図をつけてもつけてる間に症状が出なければ検査は無駄になってしまうのではありませんか?
A.症状は常に病気を正確に表現しているわけではありません。症状がなくても重要な病気があることがあります。