スウェーデンの障害者福祉と
音楽療法の実践者であり専門家

大滝 昌之  帰 国 講 演 会

テーマ「スウェーデンにおける障害者福祉のすべてを語る

日時  2000年日(火) 午後1時30分〜4時30分

会場  京都タワーホテル 飛雲の間  


【アピール】


 大滝昌之氏は日本で演劇活動を行った後、1969年、楽器一つ抱えてスウェーデンに入国。

 ストックホルム大学で学ぶかたわら、音楽活動を行う。

 1979年、ストックホルム市郊外にある知的障害者入所施設「ビヨーンクラ」に勤務。この施設で、音楽療法のシステム化にあたる。

 その後、福祉職専門コース、音楽セラピー専門コースを修得し、多くのデイセンターや教育機関などで音楽学習の指導に従事する。

 1988年、「エクトルブ・デイセンター」にロックグループ「EKO」を結 成。

 1991年、「デイセンター・EKO」を設立し所長に就任。1995年には日本においてネットワーク「クラブEKO」を設立。ワークショップや講演活動 も多数。


 大滝氏は、昨年(1998年)「デイセンター・EKO」を退職しました。日本と同様、経済不況によるリストラの嵐が福祉施設にも襲いかかったからです。 

 一方、初めに勤務した入所施設「ビヨーンクラ」は、昨年、(1999年)12月に閉鎖されました。これは、スウェーデンに残った最後の入所施設でした。

 経済不況の中にあっても、スウェーデンにはノーマライゼーション理念がしっ かり生きていました。人はすべて「平等」であり、すべての人が尊重されなければならない。その「当たり前」のことが「当たり前」のこととして今も生きているのです。


 大滝氏は、この30年間、スウェーデンにおける障害者福祉の推移をつぶさに見てきました。ただ見るのではなく、その真っ只中で、実践者として、専門家として、その表も裏も、しっかりと心と身体に焼き付けてきたのです。

 その大滝氏が少しの間日本に帰国することになりました。この滅多にない機会に促え、多くの人がその貴重な経験を共有できるように、京都セルプでの講演をお願いしました。

 我々にとって新鮮で衝撃的なスウェーデンの実際を、ぜひお聞きください!

大滝昌之氏プロフィール


1942年 札幌市に生まれる

1959年 北海道立札幌西高等学校卒業 
       働きながらアマチュア演劇活動を行う

1962年 プロ劇団「劇団サッポロ」に入団

1964年 上京66年「劇団 三期会」入団

1969年 片道切符で訪欧 スウェーデンに入国

1970年 ストックホルム大学IESスウェーデン語科に入学
      ストックホルム市内のクラブやライブハウスで音楽活動を行う

1979年 ストックホルム市郊外の知的障害のある人の入居施設「ビヨーンク       ラ」に勤務
      入居する人々(約150名)の音楽活動のシステム化に参加

1981年 援護局職員養成学校に入学
      ストックホルム音楽大学セラピー科に入学

1985年 国民教育公団学習サークルのリーダーとして、市内10ヶ所のデイ
       センターで音楽学習サークル指導活動に従事

1988年 「エクトルブ・デイセンター」にロック・グループ「EKO」を結成       県自治体南地区援護局の音楽セラピストとしての活動のほかに国      民教育公団ABFで音楽指導員として、発達に障害のある人々の      音楽サークルのリーダーたちへの指導活動を担当

1991年 ナツカ市にデイセンター「EKO」設立、以降97年12月まで所
      長を務める
      デイセンター「EKO」は、ナツカ市公営の「日常活動所」となる。
      92年、94年、96年、「EKO」日本公演ツアーを行う
      「クラブEKOフォーラム」として日本各地でのワークショップ・講演活      動を行う

1995年 日本において、ネットワーク「クラブEKO」を設立する

1998年 デイセンター「EKO」を退職、フリーとなる  


現在、ネットワーク「クラブEKO」、代表

著書:「EKO・こだまするもの」かど創房 1992年

翻訳:「さよなら施設」(オーケ・ヨハンソン著)ぶどう社 1997年

<参加申し込み・お問い合わせ先>


京都市左京区田中飛鳥井町40 飛鳥井ワークセンター内

京都社会就労センター協議会事務局

TEL 075−722−5991
FAX 075−722−5951


*申込締切日 1月28日(金)

*参加費等は、当日受付にご持参下さい


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