今日は大阪で高齢社会をよくする女性の会の講演に招かれました。
私は介護保険のあらましを話しました。
私のあと、私の尊敬すべき外山先生の講演がありました。
外山先生は、日本の痴呆ケアと老人の住環境の第一人者です。
以下、その講演要旨です。
日本では介護サービス以前に、高齢者の住環境が悪い
しかし、介護保険の認定ではこのような住環境の違いは全く考慮されていない
施設に移る3つの苦しみ
1、居住継続を拒んだ原因に苦しむ
例/骨折、
2、自宅から離れることになる
海老がむき身で裸にされるようなもの
3、地域から離れる
以上の理由によって、施設に入ると元気がなくなる
やらせプログラム
きらめきの高齢者 地域で役割を持っている老人は、きらめいている。地域できらめいている老人も紙一重で、弱った老人に。骨折、脳卒中などで、元気老人が弱ってしまう。
会場からの質問
グループホーム
やまのいの感想
久し振りに外山先生の講演を聞いた。グループホーム入門の本の中でも外山先生と鳩山さんの対談が載っているので、是非お目通しください。外山先生は、日本に欠けていた「住環境」とをいう視点を老人福祉に植え付けられた偉大な先生です。
外山先生に刺激を受け、私もグループホームの普及に人生を賭けるようになった。
なお、外山先生の主な著書は、「クリッパンの老人たちースウェーデンの高齢者ケア」(ドメス出版)です。
「四人部屋のほうが寂しくなくてよい」という意見は大間違いということを外山先生から学んだ。
介護保険についてひとこと
介護保険は、選べるといっても、量がなければ選べない。
情報がなければ選べない。
その前提には、自治体のサービスの基盤整備と情報公開が必要。
山井 和則(やまのい・かずのり) 99/12/11