今日は、福島県田村郡三春町に講演に行った。
私の松下政経塾の一年の後輩の、玄葉光一郎衆議院議員の新春の集いに招かれたのだった。
会合に先立ち、三春町の伊藤寛町長や福祉課長さん、助役さん、町会議長さん、社会福祉協議会の役員さんと会食。
伊藤町長いわく、
「数年前までは、役場で福祉課へ異動というと、左遷のようなイ
メージがあった。ショックを受ける職員に、私は山井さんの“体験ルポ世界の高齢者福祉”と“日本の高齢者福祉”をセットで読ませた。すると、数日後、その職員の目の輝きが違って、“頑張ります!”とやる気まんまんになった。それからも福祉課長にはみんな山井さんの著書を読ませている」とのこと。
嬉しい限り。
また、会場に一時間前に下見に行くと、一人の女性が「山井さんですか?」と声をかけてきた。「はい、そうですよ」と言うと、彼女は、「私、山井さんの“体験ルポ世界の高齢者福祉”を7年前に読みました」とのこと。これも感激。
福島県では、ほとんどの市町村が広域で介護保険に対応しているが、伊藤町長は、三春町単独で要介護認定を行っている。
そして、町を6つの地区に分け、それぞれに
ケアマネージャーを配置し、ケアマネージャーが訪問調査も行い、介護認定審査会にその訪問調査をしたケアマネージャーも同席する。
非常に進んだ取り組みをしていて感激。伊藤町長は、
「介護保険により、今まで介護サービスの利用を遠慮していた方が、気軽に利用できるようになるのが嬉しい」と語る。
素晴らしい町長さんにお目にかかり感激。
写真は伊藤町長と私
また、玄葉衆議院議員の新春の集いには300人が詰め掛け、大盛況。
玄葉君の講演は12年ぶりに行くが、さすが衆議院議員を二期やっているだけあって、素晴らしい新年の集い。がんばってほしい。奥さんも毎日、精力的に内助の功を発揮されておられるそうです。。
山井和則 2000年2月11日
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