スウェーデングループホーム視察報告会と
臨時国会委に意見を聞く会


午後1時から「グループホームの勉強会」。
なんと83人もの人が来て下さった。
受付など、ボランティアの方々10人が手伝って下さった。有難い。

「どうすれば、痴呆性高齢者の身体拘束を、なくせるか」。
「日本のグループホームは、入居者が重度化すれば対応できない」
「社会福祉法人や、医療法人のグループホームには、建設補助
が出て、NPOのグループホームには、でないのはおかしい!」などの声が出た。


 また、グループホームの施設長さんからは、
「グループホームケアのスタッフ養成や、グループホームケアを指導できる、講師の養成が急務。
うちのグループホームは、介護福祉士を雇ったが、グループホームの何たるかを理解してもらえず、結局辞めてもらった。
特別養護老人ホームなどの、ベテランのスタッフも、グループホームには合わない。
グループホームでは、グループホームケアの本質を理解したスタッフの養成がもっとも急務」という発言が出た。


 1ヶ月前にグループホームをスタートさせた知人の話。

ここは、特別養護老人ホーム併設のグループホームで18人入居(つまり、9人入居のグループホームを2ユニットくっつけたグループホーム)。

しかし、まだ8人しか入居していない。

その理由として知人は、
「グループホームの利用者負担が月11〜12万。
特別養護老人ホームの自己負担が月6〜7万。

特別養護老人ホームの利用者の中にグループホームのほうが適している人がいるので、ご家族にお声がけするのですが、特別養護老人ホームより月に6万円ほど高いということで、今のところ、併設の特別養護老人ホームからグループホームに移った人は一人もいません。

山井さんの言うように、グループホームの利用者負担を特別養護老人ホーム並みにしないと、グループホームは苦しいですね」と。

 ケアは、特別養護老人ホームよりグループホームのほうが時間がゆったり流れていて、お年寄りも落ちついているとのこと。

「食事も特別養護老人ホームのようにお盆で持っていくのでなく、ランチョンマットの上に食器を置いて、できるだけ家庭に近い雰囲気にしています」という。

 8人中7人が、今まで、併設の特別養護老人ホームのショートステイなどを、利用していた人で、新規の人は一人だけだという。

しかし、いつまでも部屋を空けておくわけにはいかないので、今後はもっと入居者募集を積極的に行うとのことでした。


 午後3時からは、「臨時国会についての市民の声を聞く会」。

私が一方的に話すのでなく、参加者からの質問をもとに、対話形式で1時間半話し合った。
いくつか挙手で参加者の意見を聞いたが、民主党の審議拒否については、賛成が17人。反対が19人。
男性助産婦の導入は、賛成が23人。反対が9人であった。 

 定住外国人の参政権問題も、賛否両論が出たが、私は地方選挙においては参政権を認めるべきという持論を説明した。


アンケートによると、
「人数が多すぎず、いろんな問題の議論ができたので良かった」
「政治の裏話などが聞けてよかった」という声が多かった。
これからもこじんまりとしたこのような会を続けていきたい。


 政治家の仕事は、自分の意見を訴えることが半分。
逆に、市民の方々の声をしっかり聞き、国政に反映させることが
半分である。
「対話形式でも山井さんは、よくしゃべってましたよ!」と指摘
されドキッとし、反省。


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