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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第96号(2001/01/31)

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メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。

昨日、メールマガジンを発行したところですが、
通常国会召集の前夜、2ヶ月ぶりに泊まる高輪の議員宿舎から
1月30日の報告のメールマガジンを発行します。

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 今日は、
1時から野党合同のKSD疑惑追求集会。
2時から民主党の両院議員総会、
3時から代議士会。
その後、雑誌の取材などだった。

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 この国会はKSD国会になりそうだ。
リクルート国会が昔あったが、疑惑追求である。
その主戦場は、
予算委員会と
厚生労働委員会(私の所属する)になりそうだ。

今日の議員総会でも
「疑惑追及もよいが、しっかりと政策議論もやらないとダメだ」
という声が、ある代議士からでた。
私も同感である。

 疑惑追求も大事だが、同時に
景気をどう回復するのか、
4.7%の失業率(戦後最悪)をどう下げるのか、
福祉のどう向上させ、老後の不安をやわらげるのか、
教育の問題も重要だ。

このような政策議論を国会でしっかりせねばならない。

しかし、政権を交代させない限り、景気も上向かないのだから、
疑惑を徹底的に追求し、参議院選挙に勝利することも重要である。

 この2つを両立できるように頑張りたい。

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 今日2つ嬉しいことがあった。

1つは、たまたま衆議院議員会館で、知り合いの厚生省の幹部の
方と会ったこと。

「疑惑追求ばかりじゃダメだ。福祉の議論がしたい」と思って歩い
ているとその方と出会った。

早速、走って近寄り、
「今年もお世話になります。特別養護老人ホームのユニットケアや
個室化を委員会で取り上げますので、よろしく!」と言った。

さらに、「私の知り合いが特別養護老人ホームを改築していて、
個室でユニット型(老人ホームの中を10人ずつくらいのユニット
に分けたもの)にしようとしていますが、個室でユニット型にする
と、介護保険の基準の介護職員:入居者=1:3では足りないので
すが、1:2・5か1:2にユニット加算という形でなりませんか」
と尋ねた。

私は、福祉の向上のために国会に来たのだから、厚生省の知り合い
と出会ったら、とにかく、必ず要望を伝えることにしている。

 その幹部の方は、
「今すぐに人手を厚くするは難しいですが、ユニット型の老人ホー
ムを突破口にして、よい意味で施設を解体することができればと
自分も考えている。
地域との交流も老人ホームにとっては大事。
ゆくゆくは、老人ホームはグループホームの集合体のようなイメー
ジになってほしいし、また、地域にグループホームが分散するよう
になってほしい」とのこと。

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 まあ、立ち話だったので簡単にしかやり取りできなかったが、
私もこのあたりの問題は専門なので、全力で取り組みたい。

政治家が役人さんに「お伺いする」というのはおかしいかもしれな
いが、ある意味で、役人さんと政治家は時にはけんか(議論)をし、
時には、協力をするという関係だ。

このように、気軽に何でも、厚生省の幹部の方に聞けるのが、
議員の特権である。

さきほどの、ユニット型老人ホームの人手を増やす件も、特別養護
老人ホームで働く、私の知人からの陳情であったが、そのような
現場の声を、これからも厚生省にぶつけていきたい。

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 もう1つの嬉しいことは、素晴らしい本に出会ったこと。

「『希望の島』への改革 〜分権型社会をつくる〜」
(神野直彦著、NHKブックス、870円、新刊)。

先日、会合で一緒だった横路代議士から
「山井君、この本はいい本だよ」と勧められ、今日、読んだ。

「競争社会から協力社会へ」
「福祉は現金給付から現物給付へ」
「愛とやさしさが大事」
「人間を大切にする社会を」
「人間の本能は競争よりも協力にある」などと、
21世紀の日本のビジョンを鋭く、温かく指摘した素晴らしい本で
ある。

私が2年間留学していたスウェーデンのことも多く書いてあり、
共感する点が多かった。

特に、「競争社会から協力社会へ」というのは、まさに私の目指す
社会である。

☆      ☆      ☆      ☆      ☆

 以上、長くなってはいけないので、今日はここまでにします。
今日から通常国会が始まります。また、報告します。

追伸(お詫び):
最近、「山井さんにメールを送ったのに返事が来ない」というお叱
りをいくつか頂いています。誠に申し訳ありません。
毎日多くのメールを頂くので、すべてのメールにお返事するのが
難しいのが現状です。
メールはすべて目を通させて頂きますが、お返事できない場合もあ
ります。失礼かとは思いますが、ご了解下さいますようお願い申し
上げます。
           やまのい和則 拝

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