。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ やまのい和則の 「軽老の国」から「敬老の国」へ - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第96号(2001/01/31) 。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。 昨日、メールマガジンを発行したところですが、 通常国会召集の前夜、2ヶ月ぶりに泊まる高輪の議員宿舎から 1月30日の報告のメールマガジンを発行します。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 今日は、 1時から野党合同のKSD疑惑追求集会。 2時から民主党の両院議員総会、 3時から代議士会。 その後、雑誌の取材などだった。 ☆ ☆ ☆ この国会はKSD国会になりそうだ。 リクルート国会が昔あったが、疑惑追求である。 その主戦場は、 予算委員会と 厚生労働委員会(私の所属する)になりそうだ。 今日の議員総会でも 「疑惑追及もよいが、しっかりと政策議論もやらないとダメだ」 という声が、ある代議士からでた。 私も同感である。 疑惑追求も大事だが、同時に 景気をどう回復するのか、 4.7%の失業率(戦後最悪)をどう下げるのか、 福祉のどう向上させ、老後の不安をやわらげるのか、 教育の問題も重要だ。 このような政策議論を国会でしっかりせねばならない。 しかし、政権を交代させない限り、景気も上向かないのだから、 疑惑を徹底的に追求し、参議院選挙に勝利することも重要である。 この2つを両立できるように頑張りたい。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 今日2つ嬉しいことがあった。 1つは、たまたま衆議院議員会館で、知り合いの厚生省の幹部の 方と会ったこと。 「疑惑追求ばかりじゃダメだ。福祉の議論がしたい」と思って歩い ているとその方と出会った。 早速、走って近寄り、 「今年もお世話になります。特別養護老人ホームのユニットケアや 個室化を委員会で取り上げますので、よろしく!」と言った。 さらに、「私の知り合いが特別養護老人ホームを改築していて、 個室でユニット型(老人ホームの中を10人ずつくらいのユニット に分けたもの)にしようとしていますが、個室でユニット型にする と、介護保険の基準の介護職員:入居者=1:3では足りないので すが、1:2・5か1:2にユニット加算という形でなりませんか」 と尋ねた。 私は、福祉の向上のために国会に来たのだから、厚生省の知り合い と出会ったら、とにかく、必ず要望を伝えることにしている。 その幹部の方は、 「今すぐに人手を厚くするは難しいですが、ユニット型の老人ホー ムを突破口にして、よい意味で施設を解体することができればと 自分も考えている。 地域との交流も老人ホームにとっては大事。 ゆくゆくは、老人ホームはグループホームの集合体のようなイメー ジになってほしいし、また、地域にグループホームが分散するよう になってほしい」とのこと。 ☆ ☆ ☆ まあ、立ち話だったので簡単にしかやり取りできなかったが、 私もこのあたりの問題は専門なので、全力で取り組みたい。 政治家が役人さんに「お伺いする」というのはおかしいかもしれな いが、ある意味で、役人さんと政治家は時にはけんか(議論)をし、 時には、協力をするという関係だ。 このように、気軽に何でも、厚生省の幹部の方に聞けるのが、 議員の特権である。 さきほどの、ユニット型老人ホームの人手を増やす件も、特別養護 老人ホームで働く、私の知人からの陳情であったが、そのような 現場の声を、これからも厚生省にぶつけていきたい。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ もう1つの嬉しいことは、素晴らしい本に出会ったこと。 「『希望の島』への改革 〜分権型社会をつくる〜」 (神野直彦著、NHKブックス、870円、新刊)。 先日、会合で一緒だった横路代議士から 「山井君、この本はいい本だよ」と勧められ、今日、読んだ。 「競争社会から協力社会へ」 「福祉は現金給付から現物給付へ」 「愛とやさしさが大事」 「人間を大切にする社会を」 「人間の本能は競争よりも協力にある」などと、 21世紀の日本のビジョンを鋭く、温かく指摘した素晴らしい本で ある。 私が2年間留学していたスウェーデンのことも多く書いてあり、 共感する点が多かった。 特に、「競争社会から協力社会へ」というのは、まさに私の目指す 社会である。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 以上、長くなってはいけないので、今日はここまでにします。 今日から通常国会が始まります。また、報告します。 追伸(お詫び): 最近、「山井さんにメールを送ったのに返事が来ない」というお叱 りをいくつか頂いています。誠に申し訳ありません。 毎日多くのメールを頂くので、すべてのメールにお返事するのが 難しいのが現状です。 メールはすべて目を通させて頂きますが、お返事できない場合もあ ります。失礼かとは思いますが、ご了解下さいますようお願い申し 上げます。 やまのい和則 拝 |