。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ やまのい和則の 「軽老の国」から「敬老の国」へ - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第89号(2001/01/01) 。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ メールマガジンの読者の皆さん、おはようございます。 元旦には、やはり21世紀初のメールマガジンを発行せねばと思い、 パソコンに向かっています。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 今は、1月1日の朝10時半。 深夜から5ヶ所の会合に出席し、多少、酔いもまわっています。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 多少、内部事情を話すと、元旦は私の事務所も休みですが、正月 は飲酒がつきものなので、一部、タクシーを使って移動しました。 会合が終わって、年賀状を読み、新聞を読み、これから実家に行き、 両親に挨拶に行きます。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ いくつもの会合に行くと勉強になります。ある会合での話。 「民主党はしっかりしてもらわな困るで!」と、女性の方からお叱 りを受けました。 新年早々、お酒を飲みながら説教を受けるのは大変だが、でも本音 で語って頂けるので勉強になりました。 ☆ ☆ ☆ また、ある知り合いの方は、体調を壊されていました。 「入院されたのですか?」と聞くと、 「入院したらリストラに会い、一家が路頭に迷うので、歯をくいし ばって休まず、治療している」とのこと。 この方は、昨年リストラに会い、関係会社に移っていたので、もう そこでは、病気で休むことは許されないのです。 雇用の厳しさを痛感しました。 その方の話では、 「妻や親を大事にしないと病気になる。恩を忘れると病気になる」 とのこと。 私のとっても耳が痛い話。気をつけねばと反省。 ☆ ☆ ☆ また、毎年お目にかかる老夫婦の方が、今年は奥さんだけの参加。 「ご主人は?」と恐る恐る聞くと、 「昨年手術をして4回入院。今も入院中。 お医者さんももう無理だと言っています。 毎日お見舞いに行っていますが、主人は35キロにまで体重が減り ました。毎日泣いて泣いて暮らしています。 見舞いに行くと、『もう来んでいい』と主人は言いますが、帰える ときには、手を握って『帰らんといてくれ』と言います」とのこと。 「主人が死んだら私は一人ぼっち」と話を聞く。私も涙をこらえる。 そのご主人はまだ75歳。 昨年の新年会ではご主人はお元気で、私に介護保険の質問をたくさ んされ、介護保険の資料を差し上げたのに。 1年間の長さを痛感。できればお見舞いに行きたい。 ☆ ☆ ☆ また、姑さんを長年介護され、看取ったお嫁さんの話も聞く。 「介護保険などで社会的な介護がこれから大事になる。 私も娘には介護して欲しくはないけれど、でも、介護は娘に手を握 られて死にたい」と話をされた。 新年の宴会。 身につまされる話ばかり。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 新聞を見ると、読売新聞の社説に 「不況の根本原因の1つは、社会保障が未整備だから、老後の不安 が原因で消費がにぶる」と書いてある。 「その通り。福祉を充実させないと景気も回復しない」とうなずき ながら読む。 また、仲間の水島広子議員が、官僚へのアンケート調査で2010年 の首相候補の一人に名前があがっている。 ☆ ☆ ☆ 朝日新聞では、 「20世紀の岩波新書100冊」に私の 「体験ルポ 世界の高齢者福祉」や、私の尊敬する岡本祐三先生の 「高齢者医療と福祉」が入っている。 ☆ ☆ ☆ 電子メールの年賀状も20通くらい来ている。 そういう時代になったんだなあと思う。 ☆ ☆ ☆ やはり、今一番深刻なのは、雇用(失業)、介護、医療の問題だ なと、正月の午前中だけでも痛感。 社会の役に立てる仕事をしたいと決意を新たにしました。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 今年もまた、メールマガジンを通じて、世の中を良くする運動の 輪を広げましょう。 よろしくお願い申し上げます。合掌 やまのい和則 拝 |