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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第89号(2001/01/01)

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 メールマガジンの読者の皆さん、おはようございます。

元旦には、やはり21世紀初のメールマガジンを発行せねばと思い、
パソコンに向かっています。

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 今は、1月1日の朝10時半。
深夜から5ヶ所の会合に出席し、多少、酔いもまわっています。

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 多少、内部事情を話すと、元旦は私の事務所も休みですが、正月
は飲酒がつきものなので、一部、タクシーを使って移動しました。

会合が終わって、年賀状を読み、新聞を読み、これから実家に行き、
両親に挨拶に行きます。

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 いくつもの会合に行くと勉強になります。ある会合での話。
「民主党はしっかりしてもらわな困るで!」と、女性の方からお叱
りを受けました。

新年早々、お酒を飲みながら説教を受けるのは大変だが、でも本音
で語って頂けるので勉強になりました。

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 また、ある知り合いの方は、体調を壊されていました。
「入院されたのですか?」と聞くと、
「入院したらリストラに会い、一家が路頭に迷うので、歯をくいし
ばって休まず、治療している」とのこと。

この方は、昨年リストラに会い、関係会社に移っていたので、もう
そこでは、病気で休むことは許されないのです。
雇用の厳しさを痛感しました。

その方の話では、
「妻や親を大事にしないと病気になる。恩を忘れると病気になる」
とのこと。

私のとっても耳が痛い話。気をつけねばと反省。

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 また、毎年お目にかかる老夫婦の方が、今年は奥さんだけの参加。

「ご主人は?」と恐る恐る聞くと、
「昨年手術をして4回入院。今も入院中。
お医者さんももう無理だと言っています。
毎日お見舞いに行っていますが、主人は35キロにまで体重が減り
ました。毎日泣いて泣いて暮らしています。
見舞いに行くと、『もう来んでいい』と主人は言いますが、帰える
ときには、手を握って『帰らんといてくれ』と言います」とのこと。

「主人が死んだら私は一人ぼっち」と話を聞く。私も涙をこらえる。

 そのご主人はまだ75歳。
昨年の新年会ではご主人はお元気で、私に介護保険の質問をたくさ
んされ、介護保険の資料を差し上げたのに。
1年間の長さを痛感。できればお見舞いに行きたい。

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 また、姑さんを長年介護され、看取ったお嫁さんの話も聞く。

「介護保険などで社会的な介護がこれから大事になる。
私も娘には介護して欲しくはないけれど、でも、介護は娘に手を握
られて死にたい」と話をされた。

新年の宴会。
身につまされる話ばかり。

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 新聞を見ると、読売新聞の社説に
「不況の根本原因の1つは、社会保障が未整備だから、老後の不安
が原因で消費がにぶる」と書いてある。

「その通り。福祉を充実させないと景気も回復しない」とうなずき
ながら読む。

また、仲間の水島広子議員が、官僚へのアンケート調査で2010年
の首相候補の一人に名前があがっている。

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 朝日新聞では、
「20世紀の岩波新書100冊」に私の
「体験ルポ 世界の高齢者福祉」や、私の尊敬する岡本祐三先生の
「高齢者医療と福祉」が入っている。

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 電子メールの年賀状も20通くらい来ている。
そういう時代になったんだなあと思う。

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 やはり、今一番深刻なのは、雇用(失業)、介護、医療の問題だ
なと、正月の午前中だけでも痛感。
社会の役に立てる仕事をしたいと決意を新たにしました。 

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 今年もまた、メールマガジンを通じて、世の中を良くする運動の
輪を広げましょう。
よろしくお願い申し上げます。合掌
           やまのい和則 拝

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