やまのい和則の
「軽老の国」から「敬老の国」へ
第113号(2001/03/21)
1週間の活動報告
メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。ご無沙汰して申し
訳ありません。
先週は、15日木曜日に総務委員会で恩給法案について30分質問、
16日金曜日にNHK予算について15分質問。
そんなことで睡眠時間が短く、新幹線の中でも寝ていたので、
メールマガジンの発行が遅くなり申し訳ありません。
いま、21日水曜日午前の新幹線で東京に向かっています。
2時半からは民主党若手有志の勉強会で、講師は小沢一郎さんです。
それに先立ち1時45分からは、厚生労働省の担当者とグループ
ホームについて議論です。
さて、過去1週間のことを報告せねばならないのですが、まず、
今日の朝から報告します。
21日(水曜日)
7時から8時まで城陽市のある駅で街頭演説とチラシまき。
民主党の城陽市会議員さん3人と、やまのい事務所スタッフの須永
君と宮地君。そして、ボランティアさん二人。
ボランティアの山下さんは大学一年生で、2月、3月とやまのい事
務所にボランティアに来てくれている。今日は、彼女にとって初め
ての駅前でのチラシまきで、朝5時起きで駆けつけてくれた。
チラシの内容は、表面が松井孝治さん(民主党京都参議院第3総
支部長)の記事、裏が玉置議員と私の記事だ。おかげさまで500枚
まけた。
ただ、「もう少しきれいな印刷のチラシをつくれ」と言われた。
実際、お金がないのでチラシは、やまのい事務所の輪転機で印刷し
ている。夜遅くまでかかり、スタッフとボランティアさんが印刷し、
折ってくれているのだ。
政治活動には何でもお金がかかる。チラシも印刷所に出せばお金
がかかる。
さて、街頭演説をしていると駅前の自転車置き場のおじいさんが、
じっと聞いて下さったので、チラシを持って挨拶に行った。
8時に演説を終えて、再び、駅前の自転車置き場のおじいさんに
挨拶に行った。
「どうも朝からお騒がせしました」と事務所をのぞきこみ挨拶する
と、なんと事務所の中にかわいいトラ猫がいるではないか。
私はネコが大好きなのだ。思わず、ドアを開けて、ネコに近づき、
「トラ猫、元気か?」と声をかけた。ネコは私に見向きもせず、
一生懸命、エサを食べていた。朝食中であった。
しかし、次の瞬間、私は自分の目を疑った。
な、なんとトラ猫がガツガツ食べているカツオぶしご飯の敷き物に
なっているのは、他でもない私のチラシなのだ。そう、ほんの20
分前に私がおじいさんに渡したチラシが、猫の朝食の「お皿」がわ
りになっているのだ。
おまけに、チラシを広げた形になっているので、ちょうどチラシの
「厚生労働委員会と総務委員会で活動中 衆議院議員 山井和則」
と書いた見出しと私の顔写真の上に、カツオ節ご飯がおかれ、それ
を猫が食べているのだ。
もちろん、猫は私のチラシなんか、読めるはずもない。
自転車置き場のおじいさんも、猫のお皿となったチラシが私に
見つかって、さすがにオロオロされていた。
それにしても、おじいさん、頼みまっせ。チラシの内容がたいし
たことないことはわかるけど、猫のお皿がわりがあんまりだ。
私の妻にこの話をすると、「大好きなネコの役に立ったんだった
んだから、本望じゃないの」と笑われた。
さて、こんなことを書いているから山井のメールマガジンは長す
ぎるとお叱りを受ける。過去1週間の報告をします。
13日火曜日
朝9時から医療制度改革の会議。そのあと、総務委員会。
午後は、年金法案についての打ち合わせ。
14日水曜日
朝から民主党の厚生労働部会、患者の権利法(医療情報の公開な
ど)の議員立法の勉強会。
昼食は、アメリカのクリントン政権のブレーンと方と共に、
熊谷弘議員、仙谷由人議員、山口議員と私のメンバーで食べた。
午後は、厚生委員会。
夕方からは、京セラの稲盛和夫会長を招いての1年生議員の勉強会。
情報通信政策についての話は一切なく、「人間の生き方」について
の話。
「足るを知ることが大事」
「日本一国だけの繁栄を考える時代は終わった。謙虚さ、自分を殺
すことが大事。自己犠牲の気持ちが必要。傲慢になってはいけない」
などという話。私の前の席の鎌田さゆり議員は、感激のあまりハン
カチで涙をぬぐいながら聞いていた。
15日木曜日。
朝8時から、総務部門会議。電気通信事業法、IT革命のe-JAPAN
構想について総務省の話を聞く。
2005年までに日本を世界最先端のIT立国にするという内容。
私は担当者に質問。
「構想は素晴らしいが、そもそも何故日本はこんなIT化が遅れた
のか、この90年代何をしていたのか?」と。担当者も困っておら
れた。
私としては、自民党はのバラマキ公共事業の政治が、日本を時代か
ら取り残させたと言いたかった。
9時半からは、伊藤元重東大教授の「市場主義経済」の勉強会。
その後、総務部会でNHK海老沢会長などからヒヤリング。
午後は、衆議院本会議。
3時40分からは、恩給法案について片山虎之助総務大臣に30分
質問。恩給法案には民主党も賛成などの大きな議論はないが、私は、
「同じ戦争を戦った在日韓国人などが国籍の違いによって恩給を受
けられないのはおかしい」などという点を指摘した。
また、総務委員会だが、厚生労働省の担当局長に来てもらい、
「在日韓国人の高齢者への介護サービスの充実、具体的には、在日
韓国人の高齢者向けのグループホームや、ハングル語が話せるホー
ムヘルパーの必要性」などについても質問した。
どんな質問でも、介護問題や福祉にひきつけて、私は質問をした
いと思う。
実は、1つ嬉しいことがあった。というのは、この通常国会では、
高齢者介護に関する法案がないので、私の専門の介護問題について
質問ができないと私は落ち込んでいた。
しかし、聞くところによると、慣例では、法案に多少関係する聞き
方ならば、他のテーマの質問も質問時間の半分以内のメドでしてよ
いとのこと。
私も、この通常国会で、これから毎週のように質問の機会があるの
で、介護問題を取り上げたい。実際、介護保険がスタートして1年
なのに、国会で何の議論もしないのはおかしい!
総務委員会のあと、金曜日のNHK予算についての総務委員会で
の質問について担当者と打ち合わせ。
16日金曜日
朝9時から総務委員会と厚生労働委員会が重なった。
私は2つの委員をしているので、両方の委員会室を行ったり来たり。
12時半から13時20分までの衆議院本会議を経て、13時35分から
15分間、総務委員会でNHK予算について質問。
NHKのディレクターや記者の労働条件は過酷。
女性ディレクターも結婚や子育てとの両立が大変。
管理職に女性が2,4%しかいない。
役員には女性ゼロ。
新入社員も女性が2割では少ない。3割にすべきだ。
国の基準の障害者雇用率1,8%も満たしていない(1,72%)。
「あすの福祉」などの素晴らしい福祉の番組をつくりながら、自分
の法人は障害者雇用率を満たさないのは言行不一致ではないか。
などと質問。
NHKの海老沢会長は、
「女性の採用は3割に増やす方向で検討したい、女性役員も検討す
る、障害者雇用も増やす」と前向きな答弁であった。
この私の質問を聞きに、京都から私の支持者が来て下さった。
NHKの福祉や女性への取り組みに厳しく注文をつける私の質問を
聞いて、その方は、
「政治活動を始めて5年。国会で福祉の問題をこのように質問する
までに、どれほど大変だったか」と振り返り、涙された。
確かにそうだ。
当たり前の福祉の要望を国会で堂々と訴えるために、どれほど多く
の方々に支えて私がここまで来れたかと思うと、本当にお世話にな
った方に頭が下がる。
みんなの「福祉を良くしてほしい」という熱い思いがこもった私の
議席である。
なお、議事録は後日、ホームページに載せます。
さらに、この日の国会議員15人のNHK予算の審議の模様は、
4月14日土曜日午後にダイジェスト版がNHKテレビで放映され
ます。放映時間決定されましたら、追ってお知らせします。
また、私のホームページ・政治(国政に福祉の風を!)からこの質
問の映像が見られます。
2月27日の質問の議事録は、政治(福祉の風を!)に掲載しまし
たので、ご覧ください。
17日土曜日
朝一番で京都に帰り、2時間午前中に参議院選挙の会議を行い、
午後の新幹線せ再び埼玉へ。ある大学の卒業パーティー。
18日日曜日
再び朝一番で京都へ。町会議員選挙の事務所開き。そのあと、
久しぶりに支持者への挨拶回り。
19日月曜日
朝7時から大久保駅で玉置議員とともに街頭演説。チラシまき。
午後は、民主党京都府連で参議院選挙の会議。晩は、市会議員さん
の勉強会に参加。
20日火曜日
朝から町会議員選挙の出陣式。
午後は、私の事務所で支持者の方々と今後の活動の打ち合わせ。
以上、手短にこの1週間を振り返りました。新幹線が東京に着く
ので、このあたりで終わります。
やまのい和則 拝
(2001/03/22現在 読者数 1202 )
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