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やまのい和則の
「軽老の国」から「敬老の国」へ
- Yamanoi Kazunori Mail Magazine -
第110号（2001/03/11）
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活動報告
メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。今は札幌です。
電車の窓からは雪の町が見えます。民主党北海道主催の介護保険シ
ンポの基調講演とパネリストで来ています。ここ2,3日の報告をし
ます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
3月8日木曜日。
午前中は、総務省の担当者からのヒヤリング。
13日火曜日、10時43分から30分間、総務委員会で恩給法案につ
いて片山総務大臣に質問するからだ。
今日1日で恩給について勉強し、明日にはもう質問内容を総務省に
連絡せねばならない。
午後は、衆議院本会議。同僚の牧義夫議員が教育改革について
代表質問。
4時から5時までは、総務委員会での仲間である中村哲治議員から、
情報通信政策についてレクチャーを受ける。
初歩的なことから教えてもらう。彼は28歳。ITに強い、正義感あ
ふれ、はっきりズケズケものを言う。
彼のメールマガジン「国会からの手紙」（登録者4400、私のメール
マガジンは1100）は、政界ナンバー１。彼は私の尊敬する同僚で、
福祉は私が彼に教え、ITは彼が私に教えるという関係だ。
中村さんのメールマガジンは、彼のホームページ
http://www.tetsu-chan.com/index.htm から申しこめます。
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6時半からは、鳩山代表を囲んでの1年生議員の夕食会。
1年生議員40数人と鳩山代表が夕食をするなら、大きな夕食会だ
と思ったが、なんと1年生議員を４グループに分けて4回夕食会を
しているという。
場所は、落ち着いた居酒屋。1年生議員9人と鳩山代表。
鳩山代表は、ひれ酒を3杯、私も同じ。
政権交代のあかつきには、「地方分権に力を一番入れたい。しかし、
『分権』とひとことで言っても一般の方々にはピンと来ないので、
具体的に分権すれば、教育や福祉がどう変わるかを訴える必要があ
る」と鳩山さん。
また、「後継首相は、民主党のほうから誰がよい、とは軽々に言わ
ないことが大事とのこと」。
「鳩山代表、偉そうだと言われてもいいので、もっと堂々として
ください。首相候補なんですから」とある議員が言った。
鳩山さんは、「よく同じようなアドバイスを受けるけれど、自分は
あくまでも謙虚にいきたい。政治家になったら急にふんぞりかえっ
て偉そうにして批判されるケースが多いので、自分は、『実るほど、
頭を垂れる稲穂かな』ではないが、頭は低くしたい」とのこと。
☆ ☆ ☆
基本的には、鳩山さんが聞き役。鳩山さんは、テレビでは冷たそう
なイメージがあるが、実際には親しみやすい、気さくな方だ。
帰り際に、「もし地元から知り合いが国会見学に来られたら、
遠慮なく声をかけてほしい。記念写真や時間が許せば一緒に昼食も
食べさせてもらうので」と言って下さった。
本当に、民主党代表の仕事は大変だ。国の将来のことだけでなく、
1年生議員の面倒も見なければならない。
なお、このときの写真をデジカメで撮り、ホームページに載せま
した。どんな雰囲気か関心ある人はホームページ
（ http://www.yamanoi.net
の政治/国政に福祉の風を！の最新情報
から）を見てください。
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3月9日金曜日
朝10時から11時まで、国会事務所で、介護保険について厚生省
介護保険課の担当者からのヒヤリング。
正直言って、久しぶりに介護保険の話を聞いた。
介護保険がスタートして8〜10ヶ月たったことによる、さまざま
な自治体での施行後調査の資料や、厚生労働省の介護保険に対する
最新の取り組みを説明してもらった。
たとえば、介護保険で利用するサービスが増えたこと。
減った人の場合は、「サービスがそれほど必要ないから」
「1割の自己負担が高いから」などが原因。
私は、この1割負担の問題は深刻だと主張した。
実際、中高所得者はサービス利用が大幅に伸び、低所得者ににぶい。
☆ ☆ ☆
「この資料、参考になります」と私は喜んだが、まだ厚生省のホー
ムページには載っていないとのこと。
この重要なデータは順次、私の福祉のホームページに載せます。
ただ、スキャナーで取り込むので日数がかかると思いますので、
ホームページに載せた時点でまた連絡します。
多少分厚いですが、メールで住所をお教え頂ければ、今日もらった
資料のコピーをお送りします。
また、グループホームについての厚生労働省の最新資料（単独型
への建設補助などや、建設補助をもらえるNPO法人の規定などに
ついて）は、私のホームページ（http://www.yamanoi.net からお入
りのうえ、痴呆ケアの切り札/グループホームの最新情報からご覧
下さい）に本日中に載せます。
☆ ☆ ☆
11時過ぎからは、総務省の「質問とり」。
来週、火曜日の恩給法案についてだ。
おおまかな質問項目は後日報告します。恩給は日本国籍の人にしか
でない。在日韓国人の方々への対応も質問する予定だ。
☆ ☆ ☆
12時から40分間、厚生省の老人福祉計画課や介護保険課の担当
者と痴呆性高齢者向けグループホームについて議論。
「グループホームには夜勤が必要。夜勤を認めて、介護報酬をあげ
ないと、質のよいグループホームは増えない。また、営利企業のグ
ループホームにも建設補助を出さないと、市町村が営利企業のグル
ープホームをチェックできない」と私の持論を展開。
担当の方々は、「ウーン・・・」うなっておられた。
☆ ☆ ☆
午後は1時から、衆議院の本会議。
同僚の井上和雄議員が、「高齢者住宅の整備法案」について国土交
通大臣の扇千景さんに質問。実は、この質問づくりには私も手伝っ
た。
「高齢者の住まいについては、厚生労働省も力を入れているが、
きっちり連携がとれていない。単に国土交通省が予算をとるために、
『高齢者』を利用しているだけではないか」などという点を、井上
議員は質問。
☆ ☆ ☆
この日、森首相はひな壇ではなく、本会議場の自分の席に座って
いた。井上議員や扇大臣の演説そっちのけで、自民党の議員さんた
ちは入れ替わり立ち替わり森首相のところに行ってひそひそ話をし
ていた。
☆ ☆ ☆
2時52分の新幹線で大阪へ。新幹線の中で、この国会での情報
通信関連法案について、にわか勉強。
6時半から、国会の現状や、福祉や情報通信について講演。
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3月10日土曜日
朝、京都事務所で久しぶりに打ち合わせ。松井孝治さんのポスタ
ー貼りや3月25日の鳩山代表を招いた民主党パーティーのチケッ
ト売り、今後の福祉の勉強会などについて打ち合わせ。
私が京都を留守にしている間、本当に京都事務所のスタッフには地
道な仕事をしてもらっている。
明日には、スタッフの伊藤伸君も海外研修旅行から帰国するので、
事務所は少し楽になるはず。
☆ ☆ ☆
正直言って、私は「福祉の勉強会」などを次々に企画したいのだ
が、なかなか衆議院議員という立場では、福祉ばかりやっているわ
けにはいかないのが苦しいところ。
では、これから介護シンポに参加します。
やまのい和則 拝
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2001年3月11日現在 読者数 1167
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