。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ やまのい和則の 「軽老の国」から「敬老の国」へ - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第108号(2001/03/06) 。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ 茶番劇とパーティ券 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。今は、3月6日の 午前1時半。 本当はもう寝ようかと思うのですが、昨日は、衆議院本会議で内閣 不信任案の提出、そして、否決でした。 相変わらずの茶番劇で、情けなくてメールマガジンに書くほどのこ とでもなのですが、でも、大きな節目であるので、少しメールマガ ジンを書きます。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 3月3日(土曜日) さて、3月3日土曜日は、京都で菅直人・伸子夫人を迎えて、 草志会(菅さんの後援会)の集まりが、京都ホテル400人参加で ありました。 主催は、草志会ですが、京都の呼びかけ人は、京都造形大学教授の 辻野功先生。私も大変お世話になり、尊敬している先生です。 菅さんの講演を聞いた後、懇親会。そして、トーク。 ☆ ☆ ☆ まず、菅さんの講演では、イギリスのブレア首相の 「ポジティブ・ウエルフェア」(積極的な福祉)が印象に残った。 「困った人、失業した人、失敗した人を救うセーフティーネット (安全網)ではなく、トランポリンが必要。トランポリンで、困っ た人が下に落ちてからも、もう一度跳ね上がって、もとの生活に戻 れる仕組みが必要」とのこと。 そのために、失業者への職業訓練などの大切さを訴えられた。 つまり、困った人を救うだけでなく、困った人を自立させる福祉だ。 ☆ ☆ ☆ さて、懇親会では、私の知り合い40人この会に参加していたの で、その方々と私は話をした。しかし、ここで問題が起こった。 私の支持者の方々からお叱りを受けたのだ。何のことかと言えば、 来たる3月25日(土曜日)午後5時半から行う、民主党京都府連 のパーティーのことだ。 場所は、京都駅前のリーガロイヤルホテル。 ゲストは、鳩山由紀夫代表。問題は、チケットの値段。1枚2万円。 私のノルマは100枚。1000人規模のパーティーで着席で食事。 ☆ ☆ ☆ このことについて、私の支持者の方々から、 「2万円のパーティーチケットなんか売り歩いていたら、今までの 自民党と同じじゃないの。何のための民主党かわからないじゃない の。そんなチケットを買って下さいと言うだけで、やまのいさん、 支持者が減るわよ!」と叱られた。 頭が痛い。正直言って、私も2万円のチケットを売るのは生まれ て初めてで、大の苦手。売るあてもない。 しかし、7月の参議院選挙に向かって民主党京都府連としてもお金 がいるから仕方がないのだ。平謝りに謝る。 昨年10月私がホテルで開いたパーティーは会費5000円。それでも 高いという声が出た。 ☆ ☆ ☆ その私の支持者は、なんとテーブルをまわってきた菅さんをつか まえて「直訴」したのだ。 「どうして民主党が2万円のパーティーなんかするのですか!」と。 さすがの菅さんも急に言われて何のことかわからず、しどろもどろ であった。 ☆ ☆ ☆ こんなところでお願いするのも何だが、もし、 「高いけれどパーティーに行ってやろう」 「鳩山さんの話が聞きたい」 「鳩山さんと握手がしたい」 「一度、政治のパーティーに行ってみたかった」 「民主党や松井孝治さんを応援したい」 「そのために2万円出しましょう!]という方がメールマガジンの 読者の中でおられたら、ご一報ください。非常に助かります。 それにしても2万円は高すぎる。 ☆ ☆ ☆ その後、民主党京都府連参議院第3総支部長の松井孝治さん、 菅さん、前原衆議院議員、福山参議院議員、私でトーク。 会うたびに松井さんの話は熱がこもってきている。とても良かった。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 3月4日(日曜日) 京都南部の環境議員の会に出席。そのあと、支持者宅を訪問し、 事務所でパーティー券売りなどについて打ち合わせ。 読者の皆さんも、「やまのいさんは、福祉のために、パーティー券 売りまでするのか?」と思われるかもしれないが、本当に政治活動 は大変だ。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 3月5日(月曜日) 朝6時に起きて、7時から8時まで久しぶりに上狛駅で地元の町 会議員さんと街頭演説。「当選おめでとう!」と声をかけて下さる 方もいて嬉しかった。でも、寒かった。 新幹線に飛び乗り、東京へ。12時40分から民主党の代議士会。 そこで、私のメールマガジンを読んでいるという民主党の女性スタ ッフに会い、感激。 ☆ ☆ ☆ いよいよ1時から本会議。 鳩山代表が不信任案の趣旨説明。 そのあと、各党の賛成・反対討論。そして、2時半ごろから採決。 一人一人が壇上に歩いていき、投票する。賛成の議員は白い札、 反対の議員は緑の札を壇上で職員さんに手渡す。 現在、衆議院議員は480人。今日の出席者は466人(病気の議員 が数人、そして、加藤紘一さんを初め加藤派数名が欠席)。 この投票には20分くらいかかる。 おもいろいのは、議場の席から見て、それぞれの議員が白か緑か どちらの札を壇上で職員さんに手渡すかがわかること。 ☆ ☆ ☆ ここからが圧巻。 野党が不信任案に白い賛成票を投じるのは当然だ。 問題は、自民党議員で、テレビなどで森退陣を訴えている若手議員 が、不信任案に賛成するかどうか。 みんなが注目する中、テレビで「森首相は辞めるべき!」と、 威勢良く訴えていた自民党の若手議員が次々と緑の札、反対票。 つまり、森首相を信任する票を投じると、雨あられのように、野党 席から野次が飛ぶ。 「腰抜け!」 「恥を知れ!」 「テレビの前だけいいカッコするな!」 「森首相を信任するなら、しっかり支えろよ! すぐに辞めさせる なよ!」。 ボロクソである。 さすがに、その自民党の議員たちは苦笑いしている。 私も前から2列目なので、野次ろうかと思ったが、あまりの野次 の集中砲火に、かわいそうになった。 自民党は「党議拘束」がかかって、すべての自民党の出席議員は、 「反対票」を投じねばならないように縛りがかかったのだ。 ☆ ☆ ☆ 本会議が終わって、議場を出ようとすると、某自民党議員が、 「もうここまで来たら、未来永劫に森首相を支えるぞ。もうやけく そだ!」とはき捨てるように言った。 いったい、どうなってるのだ。この世界は? とぼとぼ、議員会館へと歩いていると、先輩議員から叱られた。 「ダメだよ。やまのい。もっと野次らなきゃ」と。 議員会館240号室に戻り、海野政策秘書に嘆いた。 「まあ、小学校の学級会みたいなもんや。あほらしい」と。 彼は、「小学校の学級会のほうがまだマシだよ。学級会には、 『党議拘束』なんかないから、自分の意志で投票してるでしょう」 と言う。確かにそうだ。 ☆ ☆ ☆ そのあとは、議員会館の事務所で、来客を受けたり、たまった仕 事をこなし、10時半に議員会館を後にして、高輪宿舎に帰宅した。 ちょうど、古賀誠幹事長も帰宅し、新聞記者さんに囲まれていた。 以上、少し報告するのが情けない昨日の本会議でした。 やまのい和則 拝 ==================================== 読者数 1158 (2001/03/06 現在) |