。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ やまのい和則の 「軽老の国」から「敬老の国」へ - Yamanoi Kazunori Mail Magazine - 第104号(2001/02/23) 。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆ 総務委員会質問決定。予算委員会分科会質問予定。20〜23日の活 動報告。 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。国会も本格的に 動き出し、毎日走り回っています。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 前回のメールマガジンでも述べたように、昨年までは厚生委員会だ けだったのが、厚生労働委員会に省庁再編で拡大し、さらに、総務 委員会にも入り、忙しさは倍増です。 ☆ ☆ ☆ そして、27日火曜日に、総務委員会で片山虎之助大臣などに 50分間、初めて質問することが決定しました。 また、来週には厚生労働委員会か、予算委員会の厚生労働に関する 分科会で質問することになりそうです。 その準備でいま必死です。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ この3日間を簡単に振り返ります。 「福祉をやりたい!」という思いで、国会に来た私ですが、実際に は、もっと幅広く多くのテーマを担当せねばならないことを痛感し ています。 このメールマガジンは福祉関係者の読者の方が多いと思いますが、 「国会議員は、なかなか福祉だけやってるわけにはいかない」とい う現実を知っていただくためにもお目通し下さい。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 20日火曜日。 早朝、京都から東京に移動。 新聞社の取材「選挙制度の改正について」を30分受ける。 与党が、衆議院の選挙制度を、この国会で変えようとしている。 「私は、そんなご都合主義で選挙制度を変えるのは許せない」と。 ☆ ☆ ☆ 昼食をとりながら、菅直人幹事長、赤松国対委員長の話を1年生 議員20人で聞く。 菅さんは 「国会情勢がめまぐるしく動いている。待っていては国会の新しい 情報は得られない。自分で動いてつかめ。新聞で国会の動きを知っ ているようではダメだ。いち早く情報をとるのも政治家の資質」と 話された。 ☆ ☆ ☆ 1時から、衆議院本会議。 2時から3時まで、年金問題の法案勉強会。私はこの国会では、 確定給付型年金法案や、確定拠出型企業年金法案について、 厚生労働委員会で質問せねばならない。でも、年金は難しい! 3時半から、民主党の医療制度改革チームの打ち合わせ(私は事務 局長)。座長の今井澄参議院議員(医師)と私の海野秘書と チームの進め方を相談。5月までに医師会や健保連、看護協会 など関係団体にヒヤリングを重ね、民主党の医療制度改革の 案をつくる。 これも大仕事。今井議員から参考図書を2冊渡される。必死で 勉強しよう。 4時から7時までは、情報通信についての勉強会。 これは総務委員会の担当だ。 会合ごとにテーマが違うので頭を切り替える。 ☆ ☆ ☆ そのあとは、7時半からヤング・デモクラットという民主党を応援 する学生チームが主催の「国会議員と学生の交流ダンスパーティー」 に参加。学生が500人。議員は菅さんをはじめ20人。 (実は、私は大学時代週3回、ディスコに通うダンス好きであった)。 ただ今回は、学生の熱気に押されて、途中で早退した。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 21日水曜日。 朝8時から厚生労働部会。この国会に出てくる法案について議論。 そのあとニューヨークから私を訪ねて下さった加藤康之・典子夫妻と会う。 11時から、総務部会で地方財政について勉強。 午後1時から介護休業・育児休業法の改正について厚生労働省の 担当者から法案説明を私の部屋で受ける。 1時半から2時までは総務委員会。首相候補と言われる野中広務さ んもいるのでテレビカメラが来ていた。 3時からは農林年金の法案についての勉強会。 夕方からは政治学の教授を招いて夕食勉強会。 「「選挙区に公共事業を持ってきます」と公約して戦うのはもはや 「政治」ではない。「利益誘導政治」が日本をダメにした。 それに対して戦っている民主党には敬意を表する」と。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 22日木曜日。 朝8時から総務部会。IT革命、情報通信についての勉強会。 9時からは、総務委員会。今日から大臣への質問が始まった。 (本会議と昼食をはさんで夕方5時まで)。 ☆ ☆ ☆ 昼食時に、「ひきこもり問題」についての超党派の勉強会。 全国に60万人いる深刻なひきこもり。5年から20年間に及ぶ。 そのうち2割は、親とも顔を合わさず、メモで意思疎通。 8割は、家族以外とは会わない。 世界的にも日本だけの、特異な病。 ベトナム戦争の帰還兵に似た症状だという。 「人が嫌い」「人が信用できない」「学校と家族を憎む」。 多くの患者さんが、いじめや虐待を受けた経験を持つという。 深刻な問題だ。家族の会の会長さんの話を議員20人とともに聞く。 民主党からは石毛議員、水島議員。自民党からは私の隣に小渕 優子議員がいた。私も必死に取り組みたい。 ひきこもりは原因不明。 「怠け者」というのは誤解。 「相談できる精神科医や、行政の窓口がほしい」 「ひきこもりの人たちが共同生活できる中間施設の建設が最終目標」 などの要望書をもらう。 厚生省の担当者は、「3年かけて原因を調査し、対策を講ずる」 と回答。 家族の方々から「いまは必死。家庭も崩壊した。3年も待てない。 できることから早急にやってほしい」との声があがった。 さらに、学校での、いじめも関係しているので、厚生労働省と文部 科学省の連携が必要だ。 「ひきこもり」は家族を含め全国で3〜400万人が苦しんでいる。 でも、ほとんどの家庭が隠している。 「家庭の努力では限界がある。 親が接するのも限界がある。 第三者の専門家の関与がないと一生ひきこもりは続く。 行政の支援が早急に必要」とのことであった。 このような切実は問題は、介護と同様に家庭だけでの対応には限界 がある。私も精一杯とりくみたい。 ☆ ☆ ☆ そのあと、鳩山代表の話を聞く1年生議員の昼食会。 近畿ブロックの民主党議員の昼食会をはしご。 1時から衆議院本会議。地方税法改正、地方交付税法改正などにつ いて、民主党の玄葉議員が片山総務大臣に質問。 そのあと医療関係団体から歯科医療についての陳情を10分受け、 再び、総務委員会。 ☆ ☆ ☆ 「来週、火曜日に50分質問してください」と、先輩の荒井聡議員 から指令を受ける。あと四日で準備をせねばならない。 6時から、社会保障についての夕食勉強会。 大学教授や銀行、証券会社の方々などと。 9時に国会事務所に帰り、海野政策秘書と、総務委員会での質問の 打ち合わせ。 ☆ ☆ ☆ こう振り返ると、日々、勉強、勉強。大学受験以来の勉強。 正直、「福祉にかける時間が少なくなってつらい」という思いはあ ります。しかし、政治家である以上、「福祉以外は知らない」とい うのでは弱いので、地方自治、財政、情報通信、医療、年金なども 必死で勉強しています。 また、幸運なことに予算委員会の分科会で、厚生労働関係の質問 を30分来週できそうだ。先輩議員が声をかけてくださったのだ。 「1年生議員でもいいのですか?」と聞くと「オーケー」とのこと。 予算委員会の分科会で質問できるのは光栄なことだ。 ただ、来週のいつ質問かは、前日か前前日までわからない。 27日までは、総務委員会の質問の準備に重点を置きながら、 予算委員会での質問の準備も行う。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 総務委員会での質問は 27日 火曜日 午後2時10分〜3時まで(本会議が入れば、1〜2 時間遅くなる可能性もある)。50分間。 50分間は長い。テーマは、地方財政計画や地方税法改正、地方交 付税法改正について。 私は、介護保険や福祉の視点から地方自治や地方財政について切り 込みたい。 ☆ ☆ ☆ 同時に、予算委員会での厚生労働の質問の準備も今晩からかかる。 早速、地方自治の本を5冊買い、地方分権や地方財政の資料をいま 読み込んでいる。 ☆ ☆ ☆ もし、27日火曜日、総務委員会に傍聴したい方がおられたら、 メールか電話(国会事務所0335087240。又は、京都事務 所0774540703)までご一報ください。歓迎です。 では、再び質問の準備に戻ります。2月23日午前1時 やまのい和則 拝 =============================================== 読者数 1142 (01/02/23現在) |