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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第104号(2001/02/23)

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総務委員会質問決定。予算委員会分科会質問予定。20〜23日の活
動報告。

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。国会も本格的に
動き出し、毎日走り回っています。

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前回のメールマガジンでも述べたように、昨年までは厚生委員会だ
けだったのが、厚生労働委員会に省庁再編で拡大し、さらに、総務
委員会にも入り、忙しさは倍増です。

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 そして、27日火曜日に、総務委員会で片山虎之助大臣などに
50分間、初めて質問することが決定しました。

また、来週には厚生労働委員会か、予算委員会の厚生労働に関する
分科会で質問することになりそうです。
その準備でいま必死です。

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 この3日間を簡単に振り返ります。
「福祉をやりたい!」という思いで、国会に来た私ですが、実際に
は、もっと幅広く多くのテーマを担当せねばならないことを痛感し
ています。

このメールマガジンは福祉関係者の読者の方が多いと思いますが、
「国会議員は、なかなか福祉だけやってるわけにはいかない」とい
う現実を知っていただくためにもお目通し下さい。

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 20日火曜日。
 早朝、京都から東京に移動。
新聞社の取材「選挙制度の改正について」を30分受ける。
与党が、衆議院の選挙制度を、この国会で変えようとしている。
「私は、そんなご都合主義で選挙制度を変えるのは許せない」と。

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 昼食をとりながら、菅直人幹事長、赤松国対委員長の話を1年生
議員20人で聞く。
菅さんは
「国会情勢がめまぐるしく動いている。待っていては国会の新しい
情報は得られない。自分で動いてつかめ。新聞で国会の動きを知っ
ているようではダメだ。いち早く情報をとるのも政治家の資質」と
話された。

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1時から、衆議院本会議。
2時から3時まで、年金問題の法案勉強会。私はこの国会では、
  確定給付型年金法案や、確定拠出型企業年金法案について、
  厚生労働委員会で質問せねばならない。でも、年金は難しい!

3時半から、民主党の医療制度改革チームの打ち合わせ(私は事務
  局長)。座長の今井澄参議院議員(医師)と私の海野秘書と
  チームの進め方を相談。5月までに医師会や健保連、看護協会
  など関係団体にヒヤリングを重ね、民主党の医療制度改革の
  案をつくる。
  これも大仕事。今井議員から参考図書を2冊渡される。必死で
  勉強しよう。

4時から7時までは、情報通信についての勉強会。
  これは総務委員会の担当だ。

会合ごとにテーマが違うので頭を切り替える。

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そのあとは、7時半からヤング・デモクラットという民主党を応援
する学生チームが主催の「国会議員と学生の交流ダンスパーティー」
に参加。学生が500人。議員は菅さんをはじめ20人。
(実は、私は大学時代週3回、ディスコに通うダンス好きであった)。

 ただ今回は、学生の熱気に押されて、途中で早退した。

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 21日水曜日。
 朝8時から厚生労働部会。この国会に出てくる法案について議論。
そのあとニューヨークから私を訪ねて下さった加藤康之・典子夫妻と会う。
11時から、総務部会で地方財政について勉強。

午後1時から介護休業・育児休業法の改正について厚生労働省の
  担当者から法案説明を私の部屋で受ける。
1時半から2時までは総務委員会。首相候補と言われる野中広務さ
  んもいるのでテレビカメラが来ていた。
3時からは農林年金の法案についての勉強会。

 夕方からは政治学の教授を招いて夕食勉強会。
「「選挙区に公共事業を持ってきます」と公約して戦うのはもはや
「政治」ではない。「利益誘導政治」が日本をダメにした。

それに対して戦っている民主党には敬意を表する」と。

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 22日木曜日。
朝8時から総務部会。IT革命、情報通信についての勉強会。
9時からは、総務委員会。今日から大臣への質問が始まった。
 (本会議と昼食をはさんで夕方5時まで)。 

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 昼食時に、「ひきこもり問題」についての超党派の勉強会。
全国に60万人いる深刻なひきこもり。5年から20年間に及ぶ。
そのうち2割は、親とも顔を合わさず、メモで意思疎通。
8割は、家族以外とは会わない。
世界的にも日本だけの、特異な病。
ベトナム戦争の帰還兵に似た症状だという。
「人が嫌い」「人が信用できない」「学校と家族を憎む」。
多くの患者さんが、いじめや虐待を受けた経験を持つという。
深刻な問題だ。家族の会の会長さんの話を議員20人とともに聞く。

民主党からは石毛議員、水島議員。自民党からは私の隣に小渕
優子議員がいた。私も必死に取り組みたい。

 ひきこもりは原因不明。
「怠け者」というのは誤解。
「相談できる精神科医や、行政の窓口がほしい」
「ひきこもりの人たちが共同生活できる中間施設の建設が最終目標」
などの要望書をもらう。

 厚生省の担当者は、「3年かけて原因を調査し、対策を講ずる」
と回答。

家族の方々から「いまは必死。家庭も崩壊した。3年も待てない。
できることから早急にやってほしい」との声があがった。

さらに、学校での、いじめも関係しているので、厚生労働省と文部
科学省の連携が必要だ。

「ひきこもり」は家族を含め全国で3〜400万人が苦しんでいる。
でも、ほとんどの家庭が隠している。

「家庭の努力では限界がある。
親が接するのも限界がある。
第三者の専門家の関与がないと一生ひきこもりは続く。
行政の支援が早急に必要」とのことであった。

このような切実は問題は、介護と同様に家庭だけでの対応には限界
がある。私も精一杯とりくみたい。

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 そのあと、鳩山代表の話を聞く1年生議員の昼食会。
近畿ブロックの民主党議員の昼食会をはしご。
1時から衆議院本会議。地方税法改正、地方交付税法改正などにつ
  いて、民主党の玄葉議員が片山総務大臣に質問。

 そのあと医療関係団体から歯科医療についての陳情を10分受け、
再び、総務委員会。

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「来週、火曜日に50分質問してください」と、先輩の荒井聡議員
から指令を受ける。あと四日で準備をせねばならない。

6時から、社会保障についての夕食勉強会。
  大学教授や銀行、証券会社の方々などと。
9時に国会事務所に帰り、海野政策秘書と、総務委員会での質問の
  打ち合わせ。

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 こう振り返ると、日々、勉強、勉強。大学受験以来の勉強。

正直、「福祉にかける時間が少なくなってつらい」という思いはあ
ります。しかし、政治家である以上、「福祉以外は知らない」とい
うのでは弱いので、地方自治、財政、情報通信、医療、年金なども
必死で勉強しています。

 また、幸運なことに予算委員会の分科会で、厚生労働関係の質問
を30分来週できそうだ。先輩議員が声をかけてくださったのだ。

「1年生議員でもいいのですか?」と聞くと「オーケー」とのこと。

予算委員会の分科会で質問できるのは光栄なことだ。

ただ、来週のいつ質問かは、前日か前前日までわからない。

27日までは、総務委員会の質問の準備に重点を置きながら、
予算委員会での質問の準備も行う。

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 総務委員会での質問は
27日 火曜日 午後2時10分〜3時まで(本会議が入れば、1〜2
時間遅くなる可能性もある)。50分間。
50分間は長い。テーマは、地方財政計画や地方税法改正、地方交
付税法改正について。

私は、介護保険や福祉の視点から地方自治や地方財政について切り
込みたい。

      ☆      ☆      ☆      

 同時に、予算委員会での厚生労働の質問の準備も今晩からかかる。
早速、地方自治の本を5冊買い、地方分権や地方財政の資料をいま
読み込んでいる。
      ☆      ☆      ☆      

 もし、27日火曜日、総務委員会に傍聴したい方がおられたら、
メールか電話(国会事務所0335087240。又は、京都事務
所0774540703)までご一報ください。歓迎です。

 では、再び質問の準備に戻ります。2月23日午前1時   
           やまのい和則 拝
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