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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第101号(2001/02/07)

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 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
2月5日、6日、国会ではと野党の代表質問。
この二日間の報告をします。

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 昨日(5日)月曜は、早朝に京都を出て、日帰り。
国会では午後、衆議院本会議が開かれ、、鳩山代表などの代表質問
でした。
国会での論戦がスタートです。

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 まず、朝10時からは国会事務所で新聞社の取材を受ける。
「インターネットと公職選挙法」について。

私は、選挙年齢の18歳への引き下げと、選挙期間中のメールマガジン
やホームページの解禁を主張しました。

前者については、私の事務所には、政治に関心のある大学1年生が
ボランティアに来ていますが、その学生たちが選挙期間中になると
選挙運動も手伝えず、投票にも行けないのです。これが問題です。

また、選挙期間中のホームページやメールマガジンの解禁について
は、相手候補の誹謗中傷などは禁止するなど、一定のルールが必要
だと話しました。

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 11時からは、生活保護のワーカーさんから精神病院の現状に
ついて話を聞きました。

精神病院に入院中のお年寄りに面会に行くと、「転院したい」
「家に帰りたい」「退院したいなどと言われることがあるという。

しかし、地域に精神障害者を受け入れる民間アパートもほとんど
なく、グループホームなどもなく、さらに、長期に入院させてくれ
る精神病院も少なく、実際には、そのお年寄りをなだめて、
その精神病院に居続けてもらうことが多いそうです。

 残念ながら、精神障害者のグループホームも地域から反対運動も
ある。
日本のこのような風土を変えていかねばならない。

 また、半年から年に1回、生活保護の入院患者に面会に行くが、
病室ではない別室で30分くらい話を聞くだけで、そこで行われて
いる医療行為などが適切かどうかなどはチェックもできないとのこ
とです。

社会で一番弱い立場にいる人の人権をどう守るか。私の政治の大き
なテーマです。

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 1時からは、本会議で代表質問。

4人が35分ずつ。それに森首相など大臣が答弁。

民主党からは鳩山代表と上田清司議員が質問。鳩山代表は、
「腐敗と汚職の自民党には、日本は国は任せられない」などと主張
しました。
迫力ある素晴らしい質問でした。
詳しくは、新聞で報道されていますので、多くは書きませんが、
敢えて次に与党の代表質問についても触れます。

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 自民党の代表質問は、古賀誠幹事長。

初めてじっくり古賀幹事長の話を聞きました。
地味なおとなしい雰囲気。オーソドックスな質問でした。

また、公明党は神崎代表が代表質問。
雇用の確保、若者の失業率の問題、さらには、アメリカのADA法、
障害者差別撤廃法などに触れ、「日本でも一日も早く障害者の差別
をなくさねばならない」と訴えられました。

政党は違うが、思わず拍手。
左前の席に座っている山花郁夫議員も私のほうを振り向いて、
「いいこと言ってるんでですよね」と言う。

やはり、雇用や福祉の問題については、民主党の若手議員も関心が
高いので、民主党からもこの代表質問には拍手が多かった。

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 本会議が終わって、前原衆議院議員とともに新幹線に飛び乗り、
京都で会合に出席。

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 2月6日火曜日朝、新幹線でまた東京へ。
今日午前中は、
介護保険についての新聞社からの取材、
NPO支援策についての民主党での打ち合わせ、
午後は、衆議院本会議での代表質問。

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 2つ介護保険関係の質問があった。

1つは自由党の山岡議員の質問。
「介護保険料の徴収で負担が増え、景気回復の足を引っ張った」
という質問に対して、

森首相は、「介護保険のおかげで介護サービスが増え、内需拡大に
役立っている。景気回復の足は引っ張っていない」との答弁。

 聞き漏らしそうな短い答弁だが、大きな意味のある答弁。

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つまり、介護保険料をアップさせ、介護サービスを充実させること
は、内需を拡大させ、景気回復にも寄与するということである。

「福祉充実と景気回復は両立する」(これはかねてからの私の持論
でもある)という大きな意味を持つ答弁だ。

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 また、共産党の石井議員は、
「介護保険の自己負担が高いので、介護サービスの利用を我慢して
いる高齢者が多い」と質問。

これに対して森首相は、
「自己負担が高いという理由での、介護サービスの利用手控えはな
い」と答弁。

「それは違う!」と私は思わず、叫びそうになった。

自己負担の高さが利用の手控えのすべての理由ではないが、理由の
ひとつであることは確かだろう。

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 それにしても、自由党や共産党が介護保険について代表質問で
触れ、公明党が障害者福祉に触れているのだから、民主党も介護保
険か障害者福祉を代表質問で取り上げるべきであったと思った。

これは、私の怠慢でもあると反省した。

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 夕方以降は、1年生議員の政策勉強会。

 もう1つ付け加えると、今日の昼、民主党の厚生労働委員の打ち
合わせがあった。

この国会での厚生労働委員会の日程を議論したが、1つ気になるこ
とがあった。

それは、与党は、またこの国会で衆議院の選挙制度改革法案を決め
ようとしているらしい。

昨年の臨時国会が、与党の強引な参議院の選挙制度改革で大混乱し
たのは記憶に新しい。

また、自分たちの有利なように衆議院を中選挙区制に改革しようと
いう法案が出される気配である。

また、そんなことで国会は大混乱し、福祉の議論はそっちのけにな
ってしまうのだろうか。そうならないことを祈る。

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 いつも長くなり本当に申し訳ありませんが、
メールマガジンの読者の皆さんに、政治の現実を知って頂きたい、
そして、共に政治と福祉を良くしたいという思いを込めて書いてい
ます。最後まで読んで下さり有難うございます。 
           やまのい和則 拝

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