。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆

   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第80号(2000/11/29)

    。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆

 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。

今夜(28日)は、民主党の一年生議員の、一足早い忘年会でした。

 恥ずかしいことなので、大きな声では言えないが、12月1日(金)
に臨時国会は、終わるので、永田町は忘年会ラッシュ。
毎晩、2つくらい忘年会が重なり、はしごすることも多いのです。

 こう書くと、「夜の会合が多く、国会議員はけしからん。しっか
り仕事しろ!」とお叱りを受けると思います。
でも、それぞれ一応大義名分はあり、それなりに中身のある忘年会
なのです。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

日中の、衆議院の本会議では、居眠りをしていて、夜の宴会のはし
ごでは、元気な議員もいます。

でも、政治の世界はわからない、そんな政治家のほうが、仕事がで
きたりします。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

まあ、これ以上書くと、「山井も永田町の論理に染まったか」と叱
られるのでやめます。
私は、私なりに、しっかりけじめをつけて、きっちり仕事をしたい。

でも、1つ言えるのは、永田町の特徴は、それだけ人間関係や
人脈がものを言う世界です。

 たとえば、私一人が福祉のことを訴えても、同志が必要です。

先輩議員の理解も必要です。
昼間は、勉強会や委員会などで、走り回っているので、どうしても
夜の会合で、情報交換や、議論の時間になるのです。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

 さて、そんな中で忘年会をウーロン茶で終わらせ、高輪の宿舎に
晩10時に帰宅。

 議員宿舎の一階ロビーには、新聞記者さんが40人ほど、ごった
返していました。

そろそろ内閣改造の取材なのでしょうか。
大物国会議員の帰りを、みんな待っているのです。

エレベーターに乗ろうとすると、そこでは、公明党の神崎代表が、
新聞記者10人くらいに囲まれ、取材を受けていました。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

今日、早く帰ったのは、毎月4000字で連載している、介護情報誌
「おはよう21」の連載「国会に福祉の風を!」の締め切り前日だ
ったからです。

しかし、筆が進まず明日に延期。
いまメールマガジンを書き出しました。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

 さて、前置きが長くなりましたが、1日を振り返ります。
朝8時から介護保険プロジェクトチーム(私が事務局長)の勉強会。

今日は、厚生省の介護保険担当者5人に、お越しいただき、介護保
険の見直し点などについてヒヤリング。
内容は、すでに新聞で報道されているような内容でしたが、詳しく
は説明できなくて申し訳ありません。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

 昼食は、事務所が同じ階にある、仙谷由人議員に地下食堂でサン
マ定食をおごってもらう。

財政再建問題について、レクチャーを聞きながら食事。

いまの自民党の経済政策では、国が持たないこと。そして、
「いまの自民党には知性と論理がない」
「財源の裏打ちのない政策は、政策とは言えない」と、
仙谷さんは力説された。

食事の後、ともに並んでトイレに入ったが、なんと仙谷さんは、
用を足しながらも寸陰(10秒くらいか?)を惜しんで、資料を
片手で読んでおられる。

こんな勤勉な方は見たことない。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

 午後は、衆議院の本会議。確定拠出型年金についての質疑など。

そのあと、いくつかの会合に出席し、晩は前述の忘年会。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

出席者は1年生議員20人。料亭ではなく、安い居酒屋。

ゲストは、民主党代表の鳩山由紀夫さん。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

出席者にビールをつぎ、気さくに話しかける鳩山さん。

 鳩山さんは、近寄りがたいイメージを、持たれているし、実は、
私もお会いするまで、冷たそうな方だと思っていた。

しかし、実際は、とても優しくて、たくましくて、頼れる方だ。

市民の方々一人一人を、とても大事にされ、そして、新米議員をも、
大事にして下さる、その姿には、本当に頭が下がります。

私は、見習わねばならない。

また、毎晩、それこそ会合の連続なのだろう。
この日も9時から次の会合に行かれた。

鳩山さんと、来年1月の民主党大会のあり方などを議論。

鳩山代表と親しくお話できる


 私はザウルスにデジカメをつけ、鳩山さんと二人で記念写真を撮
った。政治のホームページ(http://www.yamanoi.net/)に掲載します。
よかったら見てみて下さい。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

この忘年会では、多くの同僚議員から、
「地元にグループホームをつくりたいから、手伝ってほしい」

「地元の民主党参議院選挙・政策の柱の1つに、グループホームを
入れたい。」

「山井さん、キャッチコピーとグループホーム政策を書いてほしい」

などとの依頼があり、私は嬉しくて思わず握手を求めた。

民主党の1年生議員の中で、このように痴呆高齢者向けグループホ
ームへの、関心が高まるのは本当に嬉しいことだ。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

こういうグループホームの議論などが、ざっくばらんにできるのも
夕食会の良さだ。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

 帰宅後、母校の三浦俊良元学校長と、担任の虎頭祐正先生と電話
で話す。

このお二人の先生は、共にお坊さんで、高校時代にこの二人の先生
から、
「社会の雑巾(ぞうきん)になりなさい。社会の雑巾になって社会
をきれいにする生き方をしなさい」と教わった。

この教えが私を福祉の道に歩ませ、さらに、政治の道に歩ませた。
卒業後20年経った今日まで、ご指導頂けることにただただ感謝。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

 明日は、朝8時から民主党の厚生部会で男性助産婦導入の是非に
ついての議論など。私の苦手な議論だ。

そのあとは党大会についての会合を経て、午後はグループホームの
セミナーで講演。

       .:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:.

グループホームのセミナーは、シルバービジネスの方々を対象。
グループホームの開設や運営へのアドバイス。

「衆議院議員」ではなく、「やまのい高齢社会研究所所長」という
肩書きで、シルバービジネスや福祉法人やNPOの方々にグループ
ホームの講演をし、民間の厳しい風を受け、厳しい質問を浴びる中
で、生きた政策が磨かれるのだと思う。
国会だけで議論をしていると、感覚が鈍る気がする。

 以上、これで今日のメールマガジンは終わります。書きたいこと
は山ほどありますが、ここでやめておきます。
           やまのい和則 拝


戻る