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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第67号(2000/11/14)

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メールマガジンの読者の皆さん。数日、ご無沙汰してすみません。

たくさん報告したいことがあるのですが、何よりも、とうとう待
ちに待った出番が来ました。

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今週の17日金曜日か、22日水曜日に、衆議院厚生委員会で
「介護保険について」の質問を50分ほどすることになりました。

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 今日、午後の、衆議院本会議場で、野中さんと亀井さん、古賀
さんがヒソヒソ話をし、また、渦中の加藤紘一さんが丹羽さんと
ヒソヒソ話をして、マスコミのカメラのフラッシュを浴びている
とき、私のところに民主党の先輩議員が来られ、
「山井君、一般質問の日程が決まりましたよ。質問できますか」
と打診がありました。
「もちろんです。是非ともお願いします」と即答しました。

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 このメールマガジンでも、何度も書いたように、この秋の臨時
国会では介護保険についての審議が、一回もなかったので、私は
何度も先輩議員に、
「介護保険を導入して、半年経って問題点も明らかになっている
のに、衆議院の厚生委員会で、介護保険を一回も、審議しないの
はけしからん! 介護保険が審議できる、一般質疑をやってもら
うように、自民党と交渉してください」と訴えてきました。

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 でも、17日になるのか、22日になるのか日程が決まるのが、
なんと16日の午後なのです。

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「山井君、17日の委員会開催が16日に決まっても準備は大丈
夫?」と聞かれましたが、
「準備は大丈夫です。当日言われても質問できます。この日のた
めに準備してきましたから」と私。

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 実際、厚生委員会が、いつ、急に開かれるかわからなかったの
で、私は昨日(13日)月曜日も朝から4時間、個室でユニット型
の老人保健施設を訪問し、午後は痴呆性高齢者向けグループホー
ムにも訪問し、準備はし始めていた。

 とにかく、早ければ金曜日に質問できるよう、準備にかかった。

本会議終了後3時半から海野政策秘書と打ち合わせした。

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明日15日水曜日には、8時から9時までの民主党厚生部会終了
後、東京の個室老人ホームを訪問。
午後から夕方にかけて、「身体拘束ゼロ」を実現している療養型
病床と、特別養護老人ホームを訪問するアポがとれた。

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身体拘束の問題と、個室やユニットケアの問題を調べるためだ。
残された日数は3日。
現場に行かねば、臨場感のある質問はできない。
現場の方の代弁を私はしたい。

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 また、12年前に実習させてもらった東京のある老人ホームに
電話した。
「厚生委員会で介護保険のことを質問することになったので、
今から行ってもいいですか。意見や要望を聞かせてください」と。

施設長さんは、はずむ声で
「来てください。こちらからお願いします。聞いてほしいことが
一杯あります」との嬉しい返事。

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 16時過ぎに国会事務所を飛び出し、17時半にその老人ホーム
に到着。
実は、私は27歳のとき、この老人ホームでの実習日記を、新聞
の懸賞論文に書き、一席をとり50万円の賞金をもらい、そのお
金で世界の老人ホームの実習に出かけたのだ。

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 「懐かしい!」とお互い連発。施設長さんと12年ぶりの再会。

挨拶もそこそこに、話を聞いたが、
「介護保険で特別養護老人ホームの経営は苦しくなった。
人も常勤を減らし、非常勤を減らさざる得なくなった。
デイサービスは採算が合わない。
ケアマネージャーも仕事量に比べて報酬が少なく、このままでは
ケアマネージャーが辞めてしまう」などという話を3時間聞いた。
また、介護スタッフやケアマネージャーさんの話も聞かせてもら
った。

 さらに、明日15日は晩8時から翌朝まで、ショートステイの
部屋にひと晩、泊まらせてもらうことになった。

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 導入された介護保険については、問題点を多く感じているが、
説得力ある質問にするには、現場に身を置きながら質問の内容を
練らないと机上の空論、自己満足になりかねない。

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 今までもこのメールマガジンで書いてきたが、4月に介護保険
が導入されて以来、国会では介護保険はほとんど議論されていな
い。

そして、今回の一般質疑で年内の介護保険の審議は最初で最後。

与野党含めて6時間の質疑だが、その中でも介護保険をとりあげ
るのは私以外に何人いるかわからない。

私だけかもしれない。そんなことを思うと、責任重大だ。

全国の介護保険関係者の思いを代弁せねば。

 特に、12月に来年度の予算編成が行われるので、今回の私の
質問でうまくいけば、多少、予算をつけられるかもしれない。

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 そこで、読者の皆さんにお願いがあります。
「介護保険ここがおかしい」
「介護保険ここをこう直してほしい」という意見や要望があれば、
お寄せください。

もちろん、それが。どれだけ質問に取り入れることができるかは
わかりませんが、参考にさせて頂きます。
今のところはおおまかには、下記のようなポイントを考えていま
す。

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* 身体拘束ゼロ作戦の徹底  

* 老人ホームの個室化、ユニット化

* 低所得者対策 (介護保険によって、生活保護増えている)

* 登録ホームヘルパーの労働条件の向上

* 介護報酬 3年後見直しでなく来年から
      ケアマネージャー(上限30件に)、デイサービス、
      グループホームあげる

* ケアマネージャー、ホームヘルパー、家族の代表を、介護保
  険 見直しの審議会委員にいれる
 
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なお、私の厚生委員会での質問(17日か22日かは不明)は、
私のホームページからビデオがすぐに見られるようにしますが、
当日、傍聴に来ることも可能ですので、ご希望の方はメールいた
だくか、私の国会事務所03-3508-7240にお電話ください

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 また、別件ですが、
16日木曜日午後6時半〜8時半まで、
「山井和則を応援する会」が会費1万円で、
山手線五反田駅徒歩すぐの「ユーポート」(電話03-3494-6473)
で開かれます。
70人程度の友人・知人が集って下さるアットホームな会です。

私が議員になっての5ヶ月を振り返って簡単に講演し、あとは食
事をしながら懇親という気軽な会です。
福祉関係の仲間が主催して下さいます。
会費が高いですが、参加ご希望の方は、これについても国会事務
所にお電話いただくか、私にメールをください。

 以上、取り急ぎご報告申し上げます。
           やまのい和則 拝

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