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   やまのい和則の
     「軽老の国」から「敬老の国」へ

     - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

            第60号(2000/10/27)

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 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
例によって今は京都に戻る新幹線の中。
10月26日(木)と27日(金)の2日間の報告をします。

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 まず、26日の朝日新聞朝刊の社説に、前日(25日)の精神医
療についての津島厚生大臣への私の質問が紹介された。
記事はホームページに掲載しています。詳しくは見てください。

 私が精神病院の写真を大臣に見せ、
「こういう狭くプライバシーもない環境に何年もいたら、元気に
なりますか。大臣ならいかがですか」と私が問うと、
大臣も正直に「精神的に打撃を受けると思います」と答弁。

すかさず私は、「それはおかしいでしょう。精神的に苦しんでい
る人たちが、心の病やストレスをやわらげるための治療のために
精神病院に入院するのに、その病院で精神的にさらに打撃を受け
たら、何のための病院かわからないじゃないですか」とたたみか
けた。(私のホームページから私の質問の録画が見られます。
ただし、1時間もあります)。

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 高輪の議員宿舎の前で、自民党の河野太郎議員(河野洋平議員
の息子さん)と出会った。
「いつも河野さんのメールマガジン楽しみに読んでますよ」とい
うと、「いやあ、書きたいことを書いてるんで、週に一回は執行
部に怒られてるんだよ」とのこと。

河野さんのメールマガジン「ごまめの歯ぎしり」はおすすめです。
内容は外交問題が多い。

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 26日は朝8時から、同和問題の学習会。
狭山事件の冤罪で苦しんでいる石川一雄さん夫妻と弁護士さんが
来られる。石川さんはもう62歳。
「生きているうちに無実になりたい」と思いを語られた。石川さ
んの奥さんも涙ながらに、「国会議員の皆さんの力が頼りです」
とおっしゃった。何とか力になりたい。

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 10時からは私が事務局長を務める介護保険プロジェクトチー
ムの会合に私の師匠である岡本祐三先生が講師として登場。

「福祉は投資である」という趣旨で、介護保険の現状にも触れて
いただいた。とてもいい内容だった。当日の資料が必要な人はご
一報ください。お送りします。

 この勉強会は、中川官房長官を追求し辞任に追いやった内閣
委員会と次官が重なっていたが、中川氏を追及した質問が終わり
次第、質問者であった仙谷由人議員も出席してくださった。

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 愛人問題という低次元な議論の裏では、
「介護サービスの充実によっていかに雇用を拡大し、景気回復に
つなげるか」という大事な政策勉強会もやっているのだが、
マスコミは愛人問題一色。

 12時から民主党の両院議員総会を経て、本会議。

残念ながら、参議院の非拘束名簿方式が決定。詳しくは書かない
が、いかにお金がかかり、ひどい制度であるかは来夏にわかる。

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 本会議終了後、のぞみに飛び乗り、京都の会合に出席。
参加者から、「えっ、山井さん、今日は国会ないの?」と驚いた
顔で言われる。
「今日もさっきまで国会に居ましたよ。明日も朝からあります。
でも、この会合のために帰ってきたんですよ」
その会合の出席者の一人が、このメールマガジンの読者で、
「みんな知らんのか。俺なんか山井君の日程は、みんなメールマ
ガジンで知ってるぞ。お前らも読め!」と自慢しておられた。
自宅に泊まる。

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27日(金曜日)
朝7時10分ののぞみで東京へ。
10時から厚生委員会の予定だったが、もめて開始にならない。
なぜもめているのかというと、来週の厚生委員会に森首相が答弁
に登場するという。
そこまではいいが、「そのため、森首相は時間が詰まってしまい、
党首討論(クエスションタイム)はなし」と自民党が主張。

 「そんなバカな話があるか。厚生委員会に出席することを、
党首討論を断るためのアリバイに使われては困る。そんな不純な
気持ちで厚生委員会に来てもらっては困る」と民主党は断る。

結局、それで1時間委員会の開始が遅れて、結局、森首相は厚生
委員会に来ないことになった。

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 京都から支持者の方々10人が国会見学に来て下さったので、
議員食堂でいっしょに昼食。

午後の委員会では、精神科医の水島広子議員が、私の続きで精神
医療について質問。

精神病院で手のかかる患者さんを閉じ込める保護室の劣悪さを批
判。また、精神病院の臭い(つまり、くさい!)についても批判。

「大臣は、精神病院を訪問されて、においについてはどう思われ
ましたか」と質問。
大臣は、「くさい」と言えずに、
「病院によっていろいろな臭いがありますなあ」と答弁。

思わず失笑が委員室にもれる。

そして、「保護室が必要な患者さんでも、そとから便器や用を足
している姿が丸見えの保護室を利用するのは気が引ける。さらに、
便器の水も自分で流せない(外から看護婦さんが流す)というの
はあまりにも非人間的ではないか」と質問。

福島厚生次官は、「保護室の鉄格子をはずして強化ガラスに代え
れば補助金が出るようになっていて、改善に取り組んでいる」と
答弁。
しかし、違うでしょう。
「鉄格子をはずしたら補助金」じゃなくて、「必ず鉄格子なんか
なくして、強化ガラスに代えることを義務にすべきでしょう」と
感じる。

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 常識で考えて、行動が落ち着かないからといって、精神病院で、
鉄格子があり、便器も丸見え、用を足したあとの水も自分では流
せない、という不潔で悲惨な独房に入れられて、症状は良くなる
だろうか? 

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 夕方、サントリーホールでの京都市の観光レセプションに出席。
舞妓さんの踊りや尺八の演奏を聞く。心安まるひととき。
そのあと、民主党の一年生議員の勉強会。そして、新幹線に飛び
乗って今である。

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 明日は、朝8時から正午まで民主党京都府連の会議。
議題は、来年の参議院選挙について。

午後は、晩まで、八幡、京田辺、相楽などの4ヶ所でミニ集会。

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 今回、厚生委員会で精神医療の問題に乗り組んだが、全国の多
くの方からメールが殺到した。

「よくぞ、この問題に取り組んでくれた。実は自分の家族も精神
病院に入院中で苦しんでいる」というような内容が多かった。
責任の重さを痛感。

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 ある先輩議員から頼まれた。
「おりいってお願いがある。ホームレスの問題について議員立法
をつくりたい。福祉の山井君の力を借りたい」と。
毎日、こんなのばかり。
深刻な問題が世の中にはつくづく多いと痛感。
でも、やらねばならない!精一杯取り組みます。
 いつも長いメールマガジンですみません。
           やまのい和則 拝


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