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介護保険法案の審議を傍聴

介護保険法案の質問作りにやまのい参加
 1997年4月2日(月)、国会の厚生委員会で行われた介護保険法案の審議を傍聴しました。
 民主党からは家西悟衆院議員 (薬害エイズ訴訟原告団)が質問。議員席は約40(しかし半分は空席)、答弁側の厚生官僚が10。その中央には小泉厚生大臣が座っていました。
 朝10時から質議が始まりましたが、居眠りをする議員、新聞を読む議員の姿も目立ち、緊張感がありません。廊下で厚生省の知り合いの官僚に会いました。「介護保険法案は通りますか?」。その答えは、「わからない。もはや法案は内容より、与野党の取引の材料になってしまった。この国の政治家は日本の未来のことなんか考えてやしない。」
セレモニーのような委員会
 福祉の現実を知っている議員からの質問の時は官僚も緊張しています。しかし、初歩的な質問に対しては、官僚もそれなりにしか答えません。「前向きに検討します」とさらりと官僚にかわされてしまいます。具体的な事例をしっかりと訴え、「いつまでにどう変えるか」を具体的に引き出す質問をしなければ、委員会も単なるセレモニーになってしまいます。
 足が不自由な家西悟議員が障害を持つ立場から、「介護保険が若年障害者に適用されないのはおかしい」と力強く訴えました。また、石下えい子議員(東京、大学教員)は女性の立場から是正すべき点を訴えました。当事者の訴えは説得力が違います。
 介護を担っている家族の8割以上が女性なのに、質問した委員15人の内女性はわずか3人。
審議せず朝刊読む議員に強い怒り
 介護保険が2000年から導入されても課題は山積。その問題について常に厚生官僚にぶつけていく必要があります。福祉をライフワークとする政治家が本当に必要だと思いました。厚生官僚は「福祉のプロ」です。質問する側の政治家が、素人ではとうてい太刀打ちできません。小学生が大学生に質問するようなものです。
 私が座っていた傍聴席の最前列から議員席まではわずか2メートル。しかし、この2メートルが長い道のり。審議中にも関わらず、のんきにその日の朝刊を読んでいる議員を見ながら、「関心ないんやったら、俺に変わってくれ」と思わず叫びそうになってしまいます。
 2050年には3人に1人が高齢者。「年金・医療・介護」はますます重要な政治課題になります。近い将来に必ず、実のある議論をしたいと心に誓いました。

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