100 グリオ・雪2     


曇ったガラス窓の向こうでは、湿った雪が
羽毛のように舞い散っていた。
それをガラス越しに見ながら、
雄の大きなイグアナが思案に耽っていた。
・・・今晩のおかずはなんかいなあ。
キムチあったなあ。
白カビ青カビミックスチーズ昨日で
切れたか、あれうまいんや、残念。
するめ焼いてと。
くさいもんばっかりや。
酒は超熱燗でチーンしてと。
雪見酒や、待てんなあ。
なんやてグリオ何言いたいんや。
「なんちゅうことゆうんや、このアル中が。
儂はベジタリアンや。
わかっとんのか、ええ。」
・・・雄の大きな人間の間違いでした。
                 (2000.02.26)




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